私のモロッコ現地サハラ砂漠ツアーが2916円オフになった真相(格安現地ツアーを見つける方法)

 

私のモロッコ現地サハラ砂漠ツアーが2916円オフになった真相(格安現地ツアーを見つける方法)

 

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ちょうど先日、モロッコ現地で対面にてサハラ砂漠ツアーの予約を行ってきました。一応、在モロッコ歴は数年ある私ですら面倒だったので、初モロッコ旅行の人は大変かもしれません。

 

ボーナス:記事の最後では、私が実際に利用させてもらった、超心優しい人たちのツアー会社をご紹介しています。まず、騙されることはないでしょう。確実な選択肢です。もし万が一、何かあったら一声ください。それくらい、彼らは誠実な仕事をしていました。

 

今回は、こんな人を対象に、お役立ち情報をご紹介します。

 

  • 初めてモロッコを旅行する
  • サハラ砂漠のツアーに参加したい
  • とりあえず定番の砂漠ルートがいい
  • 現地の言葉は全然わからない(フランス語、アラビア語モロッコ語方言)

 

*「サハラ」は「砂漠」を意味します。なのでサハラ砂漠は、すごい厳密な言い方をすれば、砂漠砂漠です。日本語ですので、まあ、今回は気にしないでいきましょう。いざ、砂漠砂漠へ!

 

関連記事:モロッコ,サハラ砂漠ツアーでやってはいけない7の過ち(準備や持ち物)

 

1. 少なくとも3つのツアー会社を覗こう

 

モロッコ現地でサハラ砂漠ツアーを探し交渉する
逆に覗かれたとき(ローカルな店でサンドイッチを注文し待機中)

 

 

これは必須です。例えば、ここでは、マラケシュで現地ツアー会社を探す場合の話をしましょう。マラケシュには山ほどツアー会社があります。例えば、ジャマ・エル・フナ広場の近くを歩くだけで、1日4-5箇所は余裕で見つかるでしょう。あまりにも多いと大変なので、3つのツアー会社に料金とルートを聞くことをオススメします。

 

ただし、どうしても忙しいという人は2つは聞いてください。一箇所しか聞かないで、即決はもったいない。絶対に避けましょう。全ての条件を聞いて、一番いいものを選びましょう。

 

2. ツアー会社は人柄が大事?

 

「おいおい、何を言っているんだい、この半分モロッコ人、半分日本人のような中途半端な男は」と思われても仕方がありません。しかし、どうか、騙されたと思って、お聞きください。人柄が大事です。ツアー会社の受付にいる人(大抵が、受け付け係+ボス)は実際に、あなたのツアーに同行するわけではありません。

 

しかし、そこにいる人の感じが悪ければ、かなりの確率でツアーの中身も劣悪です。事前の説明と実際の行程が違うことすらありますし、ツアー会社の受付で、相手の人柄をちゃんとチェックするようにしてください。私が前回、かなり優しい受付の人たちに出会い、そのツアーに参加したところ、大正解でした。

 

3. 何日間のツアーに参加するのか決めよう

 

ここから、話はもっと具体的になります。まずは、何日間のサハラ砂漠ツアーに参加するのか、明確にしましょう。オススメは、2泊3日のプランです。1日目の朝早くにマラケシュを出発して、3日目の夜にマラケシュの同じ場所に帰ってきます。できる限り、3日間は捻出したいものですね。

 

2泊3日のツアーであれば、1泊目は、砂漠より手前(トドラ渓谷のあたり)で泊まり、2日目はサハラ砂漠の中にある簡易テント(簡易と言っても、かなりしっかりとしたつくり)で泊まるのが相場です。マラケシュのツアー会社であれば、ほぼ、簡単な英語が通じると思いますが、もしフランス語で言いたければ、トロワ ジュール(3日間)と伝えましょう。

 

ちなみに、2泊3日で、他の人たちとの混合(通常、15人ほど)でツアーに参加すると、目的地はメルズーガ(Merzouga)です。他にも、ザゴラ(Zagora)から砂漠にアクセスすることもできますが、通常、完全プライベートのハイヤーであったり、変則的なツアーになります。

 

メルズーガの場所

 

 

ザゴラの場所

 

 

4. やりたいことがツアーに組み込まれているのかチェック

 

モロッコ現地の格安サハラ砂漠ツアーを比較した結果の口コミ

 

ツアー会社のおっちゃん(大抵は男性)を目の前にして、話を聞いているだけではダメです。こちらから、積極的に、何がツアーに盛り込まれているのかチェックしましょう。とにかく、一つ一つを挙げて、それに対してOKをもらってください。念には念を入れておきましょう。

 

とはいえ、日本語のみで太刀打ちできる場所ではありませんので、こちらにフランス語でフレーズを用意しておきます。これをスマホの画面で見せるだけでコミュニケーションが取れちゃうという夢のようなシステムに仕上げました。2泊3日のプランであれば、ほぼ間違いなく、これの全てを巡ることになると思います。

 

  • ワルザザート:Ouarzazate
  • アイット=ベン=ハドゥの集落:Aït Benhaddou
  • トドラ渓谷:Todgha Gorge
  • ダデス渓谷:Gorge Dades
  • メルズーガ(砂漠の玄関口となる場所):Merzouga
  • サハラ砂漠でラクダに乗る体験:Une balade à dos de dromadaire au sahara
  • サハラ砂漠のテントに泊まる体験:Nuit en bivouac au sahara

 

5. いざお値段の交渉へ…「一旦帰ります」が合言葉

 

モロッコ人は、まあ強いです。これまで、何年も日常的に交渉を続けてきた結果、そう思います。しかし、負けてはなりません。一番効果的な作戦をご紹介しましょう。どんな値段を言われても、「とりあえず、帰って考えますよ」と伝えること。これだけで、勝手に、どんどんと値段を下げて、引き止めようとしてきます。私たちは最初から、複数のツアー会社を見て回るつもりなので、心配いりません。本音を言っているのです。

 

  • 帰って考えます=Je vais aller y penser(ジュ ヴェ アレ イ パンセ)

 

そして、ツアー会社を後にする時に、最後に提示された値段も覚えておきましょう。これが彼らのベストプライスです。是非とも、交渉は、時間に余裕を持って挑戦してください。理想は、数日先の予約について交渉することです。

 

「明日出発だから急いで、今日中に探さないと」という気持ちでは、完全に不利です。例えば、マラケシュに着いて、ツアー会社を探して…そこからエッサウィラなどに向かい、また帰ってきた時に、改めてマラケシュから砂漠ツアーに参加するような余裕があるといいですね。

 

実際、交渉次第で何千円も安くなる

 

交渉次第で安くなるの?と疑問をお持ちの方もいるでしょう。上手くやれば、日本円にして数千円安くなることがあります。例えば、私が実際に交渉した時には、本来の値段(紙に書いてある値段)が900〜ディルハムだったのが、650ディルハムにまでなりました。250ディルハムの得ですので、(2018年5月10日現在のレートで)2,916円オフとなります。

 

6. で…どのツアー会社を選んだの?

 

肝心のツアー会社の話です。私が利用したのは、マラケシュのジャマ・エル・フナ広場からそう離れていない所にあります。

 

▼下にある画像が領収書です。650ディルハムと書いてありますね。ツアー会社の受付でデポジットとして150ディルハムを払い、残りの500ディルハムをツアー当日に、ツアー担当者(私の宿泊していたリヤドに泊まりに来た人)に払いました。

 

モロッコ現地の格安サハラ砂漠ツアーを比較した結果の口コミ

 

▲名前がモハメッドとなっているのは、私のモロッコでの愛称を使ったためです。

 

もし、ここで値段交渉をすることがあれば…「日本人のモハメッドからの紹介で」…と言うと効果的かもしれません。

 

▼下にあるのがツアー会社の場所です。

 

通りの名前:Derb Dabachi

 

ジャマ・エル・フナ広場から向かうとなると、通りの左側に位置しています。

 

モロッコ現地の格安サハラ砂漠ツアーを比較した結果の口コミ

 

Googleマップで開く場合はこちらからどうぞ。

 

▼外見はこんな感じです。

 

モロッコ現地の格安サハラ砂漠ツアーを比較した結果の口コミ
お世話になったツアー会社の外見

 

7. ツアーの価格設定のカラクリ

 

そんな訳で、900ディルハム以上の値段が650ディルハムにまで値下がったわけですが、この価格の裏側を考えてみましょう。そもそも、このツアー会社は、あくまでも、店頭で参加者を集めるためだけにあります。そして、実際に、バスやガイドを手配する会社は別にあります

 

その証拠に、私は、彼らに手付金(デポジット)として150ディルハムを払いました。残りの500ディルハムは、ツアーを運営する会社にツアー当日に払いました。なので、このツアー会社(正確には、ツアー参加者募集会社でしょうか)は私の紹介をすることで、150ディルハムの利益をあげたことになります。

 

この会社に限ったことではなく、全体がこのようなシステムで機能しています。他の店に行っても同じことが言えます。肝心なのは、その「ツアー参加者募集会社」が「どれだけ、自らの利益を削ってまで値引きしてくれるか」なのですね。

 

では、問題です。

 

650ディルハムまで値段が下がりましたが、これを500ディルハムにすることはできるでしょうか?答えは、基本的にNOです。500まで下げてしまうと、「ツアー参加者募集会社」の利益がゼロになってしまいます。それどころか、650ディルハムにまで下げてくれただけで、かなり太っ腹だということがわかります。

 

8. 大人数の方が割引してもらえるかも

 

実際、私は、一人で挑戦してここまで安くしてもらえましたが…できることなら、大勢でまとめて質問する方が、安くしてもらえる傾向にあります。これはあらゆるビジネスで言えることです。例えば、コストコ(Costoco)で買い物をすると、まとめて多めに買うことで、数量あたりの値段が安くなりますよね。それと同じことです。

 

ですので、先ほどの“2-3のツアー会社を比較する”、“一旦帰りますという言葉を使う”ことに加えて、複数人でまとめて値引き交渉をするのは非常に効果的です。2-3人、またそれ以上であれば、もしかしたら、1人あたり600ディルハムなどに値下げしてもらえるかもしれません。

 

9. 必ず650ディルハムになるとは限らないので…

 

注意点です。私が実際に利用したツアー会社(「ツアー参加者募集会社」)は非常に良心的で、いい人ばかりでした。私が650ディルハムにまで値下げしてもらえたことは事実です。しかし、これから、この記事を見た日本人が押し寄せて、皆が、「同じように650ディルハムにまで値下げしてくれ」と詰め寄っても…ちょっとかわいそうです。

 

もちろん、記事での紹介許可はもらっていますが…それでも、事業の継続という観点から、みなさんに同じだけの割引が適用されるとは限らないということは、あらかじめご了承ください。

 

私もできるだけサポートをしたいと思いますので…例えば、2-3人で旅行をしようとしている場合には、(私としてもそれだけいた方が交渉しやすいので…)@Shunya_Ohiraまでご連絡ください。私から、彼らの方に直接連絡を入れてみます。

 

補足:ネットからの予約には手数料がかかる

 

 

ちなみに、ネットから予約をしてみることもお考えでしょうか?実際、ネットから予約ができることにはメリットとデメリットがあります。

 

  • メリット:早めにツアー参加の確証が持てる
  • デメリット:オンラインならではの手数料がかかる

 

このメリットとデメリットを考慮しましょう。もちろん、「絶対に参加できる」という安心感も捨てがたいものです。そんな訳で、私が、彼らのツアー会社に連絡をして、あなたがモロッコに向けて出発する前に、事前に交渉と予約をしておくことができれば、現地で適当に会社を選ぶよりも値段は下げられつつ、予約という安心感も得られるので、悪い選択肢ではないかもしれません。

 

私は完全にボランティアで行なっていますので、全ての交渉を成功させることができるか、わかりません。空きがないかもしれませんし、また、単純に、相手方の経営上の理由から割引を適用できないかもしれませんし。ただ、できる限りのサポートはする!というのがYOSO-Walk、そして何より私の方針ですので、お気軽にお声掛けください。

 

10. 同じツアーに参加した人に値段を聞いてみたら驚愕

 

できるだけ皆さんに、裏の事情まで公開したい。そんな思いから、同じサハラ砂漠ツアーに参加した人たちにも聞き込みをしてみました。ご参考までに、国籍の内訳はこんな具合です。

 

  • イタリア人 x 3
  • フランス人(途中から参加)x 1
  • 中国人(途中から参加)x 1
  • モロッコ人(どうやらツアー会社の関係者で…便乗して参加?)x 1
  • アメリカ人 x 1
  • イギリス人 x 2
  • スウェーデン人 x 1
  • オランダ人 x 6
  • タイ人(帰りの移動だけ同じバスで移動)x 1
  • ドイツ人(帰りの移動だけ同じバスで移動)x 2
  • 私(一応…日本人)

 

うち、オンラインで予約したイタリア人女性は驚きの100ユーロ超えでした。日本円で言うと、約13,000円です。私の650ディルハムは、7,600円です。その差は、5,400円。強烈な違いですね。しかし、ツアーで回る場所は全く一緒。

 

ただし、一個注意点があります。今回のツアーで、全体が2つのグループに別れて、ホテルは別々の場所になりました。私の泊まった部屋は、かなりシンプルでしたが、もう一方のグループの部屋には暖房などが完備されていたようです。つまり、ホテルのランクの違いがあったことは明らかです。

 

ですので、最初からあまりにも値段が違うツアーを選べば、それだけの違いは期待できるということかもしれません。「それならいっぱい払おうかしら」と思うか「でも、それだけで5400円の差は大きいな」と思うかは、あなた次第です。

 

 

 

モロッコ関係の記事一覧は下に続きます…!

 

簡単にモロッコのホテルが見つかる地図を導入しました

こちらの地図はカサブランカでも旅行の見所が集中している、海沿いのハサン二世モスク周辺を中心にしています。スクロールして、カサブランカのその他の場所、そして、モロッコ全土のホテル(「Booking.com」や「Airbnb」など)をラクラク探すことができます。ズームアウトしてモロッコ全体を見るには地図右下の「ー」ボタンを押してください。

 

 

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