【超意外?】9割の日本人が知らないガーナの有名なもの4選【世界中で有名】

ガーナの有名なもの4選【世界中で有名】

 

ガーナでの滞在歴を数えてみると合計で1年を超えた@Shunya_Ohiraです。

ガーナには、日本人が知らない有名なものがたくさん!

以下をご覧下さい!

 

ガーナの有名な音楽を聴きながら!

 

まずはこちらの動画をご覧下さい。ガーナらしさ溢れる音楽です。

 

 

イイ感じのリズムですね!…この動画の中で流れている音楽の種類については、後半で説明しましょう!

 

ガーナで有名なもの1. カカオ

 

ガーナの有名なもの4選【世界中で有名】

写真:ガーナのカカオ農場を訪れた時

 

まずはガーナと言えばカカオです。ガーナ経済を支える大きな大きな産業です。皆さんはカカオの正体をご存知ですか?カカオはチョコレートの原料の一つです。カカオの木からとれる木の実が、いわゆるカカオです。これの中の実が、乾燥などのあらゆる工程を経てチョコレートになるのです。私自身、ガーナでカカオ関係の仕事をしていたことがありますし、友達のガーナ人の家にもカカオの木があります。大学ではカカオ農園や、それをとりまく経済を研究テーマとして扱いました。

よくメディアなどで「ガーナの子供たちはカカオ農園で強制労働をさせられて…」という話を耳にしますが、私は正直そんなイメージはありません。大げさだと思います。もちろん中には、強制的に働かされている子供もいるでしょう。しかし、例えば日本の例を考えて下さい。「実家が果物屋だったので、親を手伝っていました」という人を見て、「児童労働に悩んでいたのですね〜」とは思わないですよね。それと同じことが、ガーナのカカオ農園にも言えるのではないでしょうか。さらに、ガーナのカカオ農園は基本的に世襲制です。親から子に分割するかたちで土地が渡されます。これに対して、お隣の国、コートジボワールでは、大規模なプランテーション農園が目立ちます。そのようなかたちで、子供が多く仕事にかりだされているのであれば、私は大いに納得できます。

 

ガーナの有名なもの4選【世界中で有名】

写真:怪しげな液体を飲む私

 

もう一つ、真実をお伝えします。「ガーナでチョコの命が生まれるのに、ガーナの子供はチョコの味を知らないのだ!」という少し大げさな報道も耳にしました。これは本当とは言えません。チョコは売っていますし、買おうと思ったら買えます。ただ、私のまわりにいるガーナ人の中で、チョコを好んで食べている人は…1人もいません。単純に、味などが好きじゃないのではないでしょうか。さらにガーナの炎天下、道端でチョコを売ることは想像したくもありませんね。ドロドロです。そのような状況も相まって、チョコが生活に浸透していないのではないかと考えています。「ああ、チョコが食べられないなんてかわいそう!」と大げさに感情移入をする必要はありませんよ!「日本人なのに、フグを食べたことがナインデスカ?」と外国の人に言われるのと同じ雰囲気かもしれませんね。

 

ガーナで有名なもの2. 奴隷貿易

 

ガーナの有名なもの4選【世界中で有名】

Image: BBC

 

悲しい過去です。ガーナ沿岸部は、かつて奴隷貿易が活発に行なわれる場所として知られていました。例えば、私が大学生時代にガーナのケープコースト大学(海沿いの地域)主催のプログラムにインターンシップとして参加したのですが、その大学のすぐ近くには、エルミナ・キャッスル(エルミナ城:Elmina Castle)というお城があります。これは、過去、ポルトガルによって建てられた奴隷貿易用の、いわゆるゲートです(注:もともとは交易用だったのですが、後に奴隷貿易に使われています)。ここを通って、多くの奴隷がガーナから海外へと運ばれていったのでした。考えるだけで鳥肌がたちます。ここには何度も行きました。正直、今訪れても「とっても重苦しい空気」がまとわりついています。奴隷の人々が“出荷”前に閉じ込められていた牢獄に入ることもできます。真っ暗で、空気がひんやりしていて、正直、つらいです。こんなに空気の重い場所はなかなかありません。

奴隷という血も涙もない悪しき歴史を忘れてはいけません。ヨーロッパ諸国がやらかした悪行は、本当に酷いものです。大事なメッセージを持った場所がガーナの海沿いに存在しているのでした。

 

ガーナで有名なもの3. 黄金の王国

 

ガーナの有名なもの4選【世界中で有名】

Image: Enter Ghana

 

「金」は好きですか?ガーナは黄金の国です。…いや、正確にはかつて黄金の王国として栄えていました。ガーナの過去の名前を知っていますか?ゴールドコースト(Gold Coast)です。これの意味は「黄金の海岸」。この名前に勝るとも劣らない、膨大な数の黄金が、かつでのガーナでは採れたのです。今のガーナ中部にはアシャンティ・リージョンという地域があります。このエリアはもともと、アシャンティ王国という黄金の国だったのです。今でも、ガーナのアシャンティ出身の人々には、その頃から続く確固たる誇りが受け継がれています。

さらに、ガーナでは現在でも金の採掘が進められています。外国資本として金の採掘を行なう大手が、南アフリカの企業アングロ・ゴールド・アシャンティ(AngloGold Ashanti)です。私の友人は一時期、ここの環境対策部門(金採掘が環境に与える影響を調査する人)で働いていました。ただで昼食が食べられるなどで(私も便乗してご馳走してもらいました…!)福利厚生は整っている印象でした。このようにガーナ人が雇われ、現地での雇用に繋がっているのならいいのですが…中国の企業は、中国人を大量に社員としてガーナまでつれてくるので…正直、ガーナ人からは非常に印象が悪いです。「海外進出する際のマナーは大事だな」と勉強になるいい事例です。

 

ガーナで有名なもの4. ヒップライフ

 

ガーナの有名なもの4選【世界中で有名】

Image: NewYork Times

 

最後はもうちょっと軽くてノリノリな話題です!ガーナの音楽、それがヒップライフHiplife)!ガーナ独自の伝統的なリズム感とヒップホップが混ざって生まれました。レゲエなどの要素もイイ感じに取り入れられています。ヒップライフを聞いたことがないというあなた!ちょっと遅れているかもしれませんよ。実際、イギリスやアメリカなどでも、ヒップライフは着実に知名度を上げているのです。

 

さらにガーナの有名アーティストをご紹介!

 

もう一つおまけの一曲を。

こちらはガーナで絶大な人気を誇るSarkodieというアーティストです。私がガーナに滞在していた時にも、あまりにも人気なので数枚CDを買って日本に帰った程です…。早口がマシンガン級ですごい!

 

 

 

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