空港で5000円の罰金も?ベナン旅行の治安を制する5つの要点(ベナン治安ガイド)

 

空港で5000円の罰金も?ベナン旅行の治安を制する5つの要点(ベナン治安ガイド)

Image: BBC

 

Useful source: GOV.UK, Wikitravel

 

1. 食べ物の衛生面には要注意!

 

外食をする際には気をつけましょう。とくに屋台です。どのような衛生状態にあるのか、気を配るのがいいでしょう。特に、生物には要注意です。例えば、サラダ。生野菜は、十分に洗われていない可能性があるので、選ばないのが懸命です。

さらに、食材を買う際にも同じことが言えます。例えば、肉屋では生肉がそのまま吊るされていたりします。それが、屋外であることもしばしば。外に吊るされたまま、どれくらいの時間が経過しているかもわかりません。

 

2. ベナンの大都市は息苦しい?

 

アフリカ各地では、環境への配慮が遅れている傾向にあります。西アフリカのあらゆる国に言えることですが、ここベナンも例外ではありません。とくに、これが顕著なのは首都などの大きくて、人が密集している場所です。

ベナンのほとんどの地域と比べて、突出して大気汚染が深刻な場所があります。それが、コトヌー。憲法上では、ベナンの首都はポルトノボとされていますが、実質、ベナン最大の都市として機能しているのはコトヌーです。人が密集し、その分、道路を行き交う車の量も触えます。

コトヌーの道路を、車の窓を開けて走ってみると、わかるでしょう。車の排気ガスの色にはびっくりです。いかにも、真っ黒で、「環境に悪いな」と思わざるを得ません。

健康への害を考えると、決して軽視できない事態です。

 

3. 空港から飛び立つあなたを狙う危険とは?

 

ベナンからコトヌー空港を使って帰国する人はたくさんいるでしょう。アフリカの国境越えを陸路でするのは難易度が高く、やはり私たち日本人がもっとも使うと思われる入国と出国の手段は飛行機です。

そんな飛行機利用時に危険が潜んでいます。それは飛行機の中ではありません。事件は…空港で起きているのです。コトヌーの空港から飛行機に乗る際、まずはチェックインカウンターでチェックインを行いますね。この時に、警察がやってきて、あなたのビザにケチをつけることがあります。

「あなたのビザの期限は切れていますね」という具合です。実際、ビザを確認すると、切れていません。なぜこの警察官はこんなことを言うのでしょうか?答えは簡単です。賄賂が欲しいだけ。賄賂を渡せば、「まあ、いいでしょう」という風に、諦めてくれます。

おかしい話ですね。私たちのビザは全く期限切れになっていないのですから。時間はかかるかもしれませんが、賄賂を払わない方法をおすすめします。フランス語を話せないと、うまく説明できないものです。しかし、臆することはありません。本当にビザの期限が切れていたらダメですが、そうでない場合には、相手は「悪いことをしているという自覚」を持ってやっているわけです。

なので、ただ、頑固に、お金は払わないという姿勢を貫きましょう。15分もすれば、諦めてくれるでしょう。この行為は、観光客だけに限ったことではなく、現地人もターゲットになります。警察が賄賂をとるために何を理由としてでっちあげるかは重要ではないのです。なにもビザである必要はありません。

必ず警察に詰め寄られる訳ではありませんが、解決策として、早めに空港でチェックインをするようにしましょう。

 

4. まだまだ飛行機には乗れないの?

 

先ほどの警察だけが脅威とは限りません。まだまだ厄介な事態は考えられます。例えば、チェックインを終えて、飛行機に乗るまでの道のりで、何度も「チェック」をされることがあります。通常であれば、一度や二度、荷物の検査があるのは納得できます。

しかし、それ以上となると普通ではありません。そんな状況が十分に考えられるので、心の準備はしておきましょう。パスポート検査や、航空券の検査といった名目で、無駄なチェックが何度も行われます。

その際に、典型的な例として、またしても賄賂を要求されます。払えば、すぐに通してもらえる。払わないと、無駄に長引く。どちらを選ぶかはあなた次第です。やはり、ここでも言えるのは…「早めに空港には到着」しておきましょう。

度重なる謎のチェックに翻弄され、合計で5500円以上も賄賂を払わされた観光客もいるほどです。

 

5. 強盗に襲われないためには?

 

命にも関わる大事な情報です。基本的に、夜は出歩かないようにしましょう。ベナンは非常に、生活水準の低い国です。現地の多くの人にとって、私たち日本人観光客はお金持ちに見えてしまうものです。

高価なものは身につけないのが懸命です。想像してみてください。目の前に、自分の人生を大きく変えるほどの大金が現れたら。ある人に魔がした瞬間…あなたに危険が降りかかります。

持ち物は盗まれるだけなら、まだいい方です。一番危ないのは、強盗をするために、傷つけられたり、殺されたりすることですね。万が一、夜中や、人気のないところ、はたまた、人混みの中でものを盗まれても、その犯人を追わないことです。持ち物であれば、あとからなんとかなります。盗られたものは帰ってきませんが、いい勉強だと思えばいいのです。

命は決して帰ってきません。まずは、強盗に襲われやすい格好をしないこと。次に、夜中に一人出歩かないこと。そして、盗まれた時には、自分の身を守ることに徹して、深追いしないこと。これを守るようにしてください。

襲われてから「治安が悪い」と言っても何も変わりません。ベナンの治安は状況によって、非常に危険にもなりうるのだと理解しておきましょう。

 

 

 

空港で5000円の罰金も?ベナン旅行の治安を制する5つの要点(ベナン治安ガイド)