モロッコの挨拶【意外すぎるモロッコ人の挨拶のしかたとは?】

モロッコ人の挨拶

Image: Muslim Voices

 

モロッコ人は面白い挨拶をします。

正直「意外」です。

ここモロッコで生活をしているので、当然毎日挨拶をするのですが、今でも不思議な気持ちになることがあります!

 

モロッコ人の不思議な挨拶

 

モロッコ人の挨拶といったら、どのようなやり方を想像するでしょうか?

イスラム教の国らしく、「威厳たっぷりに握手」でしょうか?半分正解です。

モロッコでの挨拶は大き2つに分けることができます。

 

モロッコの挨拶①:ハグして頬にキス

 

意外ですね。

モロッコ人の多くが、挨拶としてハグとキスをします。

ただし誤解をしてはいけません。キスは「がっつりしたキス」ではないのです。

 

フランス人を想像して下さい。フランスでは挨拶の時に頬と頬をあわせて「頬でキスを」します。これと同じことがモロッコでも行なわれているのです。

モロッコがフランスの植民地だった影響です。

 

具体的には、お互いの右頬→左頬同士を優しく接触させます。その時に、口で軽く「チュ」と音を出しましょう。実際に口でキスはしませんが、「チュ、チュ」と音を出しながら二回頬をあわせる訳ですね(左右1回づつ)。

 

その時に言う言葉の定番がこちらです。大きく分けて2パターンあります。

 

サヴァ?=元気?/元気ですか?

 

これはフランス語です。モロッコでは広くフランス語が使われています。お互いに「サヴァ?」と言って構いません。「元気ですよ」という時はただイントネーションを変えて(語尾を上げずに)「サヴァ」となります。

 

ラバス?=元気?/元気ですか?

 

今度はアラビア語です。「ラバス?」と言いましょう。フランスの文化であるキスを交わしながら、アラビア語で挨拶…不思議ですね。(※ 敬虔なイスラム教徒の場合は頬にキスをするのではく握手などの挨拶です!)

「ラバス?」と聞かれたら「ベヘール」と返しましょう。これで「元気でやっていますよ」という意味になります。

さらに、もう一個「ハンドゥラ」を付け加えたら完璧です。まとめると、「ラバス?→ベヘル→ハンドゥラ」となります。

 

あわせてチェック!

二人の女性がもの凄い勢いで「ラバス?→ベヘル→ハンドゥラ」を呪文のように唱える光景は、毎回面白いです!(お互いが相手の状態を気にしないで、定形文として言う時があり、笑ってしまいます…)

 

モロッコの挨拶②:握手…または接触一切なし

 

こちらはイスラム教色が強い挨拶の方法です。イスラム教徒の人は(というよりも、深くこれを信仰している人は)必ず、こちらの挨拶になります。

男女間では、握手することもありません。体が触れ合ってはいけませんからね。

この場合に言う挨拶は、「アッサラーム・アライクム→ラバス?→ベヘル→ハンドゥラ」です。かなり長い一連の挨拶ですね。

ただ慣れれば呪文のように口から出てくるようになります!

 

あわせてチェック!

アッサラーム・アライクムは、一日を通してどの時間帯にでも使える便利な挨拶の表現です。直訳すれば、「あなたのもとに平静を」というような意味になりますが、それが転じて「こんにちは」として使われています。アッサラーム・アライクムと言われたら、左右を入れ替えて、アライクム・アッサラームと返しましょう。

 

モロッコではどちらの挨拶をすればいいの?

 

では、色々とある挨拶の中からどれを選べばいいのでしょうか?

目安はあります。相手が明らかにイスラム教徒である伝統的な服装であれば、握手をして(男女間ではしない)②の挨拶をするのが無難でしょう。

逆にもう少しカジュアルな服装(例えばシャツやジーンズ)であれば、①で大抵通用します。

ただし、キスをする行為なので相手がそれを許容しているか伺いながら、ゆっくり行なうのがいいでしょう!