モロッコ在住がモロッコの気候を5つのポイントで教えます(不思議なモロッコの気候)

モロッコの気候

Image: Ksar Ighanda

 

モロッコ在住がモロッコの気候を大公開

 

モロッコに在住しているからこそ分かるモロッコの気候があります。

そして、モロッコの友達が大勢いるからこそ得られる貴重な情報というものもあります。

 

それを全て、皆さんに大公開致します!

 

1. モロッコの気候は日本と比べて…?

 

モロッコの中でも場所によって気候の違いはありますが…モロッコの気候を日本と比べると、基本的にこのようなことが言えます。夏と冬が長く、春と秋が短い。夏は暑く、これを乗り越えると、いきなり冬になります。「あ、暑い日々がやっと終わるのか」と思ったのも束の間。「夜が一気に冷えるようになったな」と感じるのです!

私の生活の拠点は主に、カサブランカ、ラバト、マラケシュあたりですが、これが私の感じるモロッコの気候です。モロッコにいればいるほど、日本の四季の素晴らしさを感じます。春、夏、秋、冬がはっきりしていると、時の移り変わりを身近に感じられますからね。

 

2. モロッコ内陸部の気候は?

 

モロッコの内陸部の気候はどうでしょうか?例えばマラケシュの気候は、カラッとしています。私のイメージは「基本的に日差しがギラギラしてカラッと暑い」です。モロッコ全体にも言えることですが、日本に比べてモロッコは一年中湿度が低く、そのような意味で快適です。

夏は非常に暑いですが「汗がダラダラ出るような気持ちの悪い暑さ」ではないので、水分補給を怠らない限り、問題無く過ごすことができます。内陸部の中でもアトラスでは気候が大きく異なります。アトラスとはモロッコが誇る巨大な山脈です。標高が上がるので当然、温度が下がり、夏は心地よく、冬はすごい寒さとなります!

 

3. モロッコ沿岸部の気候は?

 

さあ、続いてはモロッコの沿岸部の気候を見ていきましょう。海から近い場所では風が強い傾向にあります。例えばエッサウィラはとても風が強いことで有名です。サーフィンをするにはもってこいですね。海沿いを歩くと、ものすごい風でまともに進めません。カサブランカも海沿いの町ですが、風はそこまで強くありません。

ですが、このような沿岸の町であれば、基本的に、夏でも風が通るので、涼しくなる傾向にあります。日本の夏を想像してみて下さい。例えば、東京の夏場はむしむしして、コンクリートからは日が照り返し、生き地獄のようですね。モロッコ沿岸部の町の気温はそれよりも随分と快適です。

 

4. モロッコから考える地球温暖化

 

日本にいると地球温暖化というキーワードはいつテレビをつけていても耳にしますね。モロッコでも温暖化は深刻な問題です。私がモロッコと関わりはじめてから今までは数年間しか経過していないので、モロッコで生まれ育ったモロッコ人、複数人に話を聞いてみました。皆が声を揃えて言います。ここ数年間で暑さが増したと。

モロッコは特に水不足の問題に直面しています。以前よりも降水量が低下しているのです。たしかに、私がモロッコに住んでいる中で、雨はあまり経験した記憶がありません。たまに降ってもすぐに止むパターンがほとんどです。実際、モロッコでは夏に全然雨が降りません。最近珍しく雨が一日中続いた日がありました。それが10月の半ばです。モロッコで雨が降るのは秋と冬です(10月〜3月頃にモロッコを旅行する場合には、雨具の用意をする方がいいでしょう)。ただし、サハラ砂漠には…言うまでもなく「雨が降る時期」などというものが存在しません。

さらにこんな恐ろしい話もあります。モロッコでは温暖化の影響で、さらに気候が変わることが予想されています。「雨が降る時期」と「雨が降らない時期」がどんどんと二極化し…今後、集中的に危険な量の大雨に襲われる可能性すらあるとのこと。温暖化がモロッコの気候に与える影響には、常にアンテナを張っておきたいものです。

 

5. 「気候」の視点から見る…モロッコ旅行で一番厄介な時期とは?

 

モロッコ旅行をお考えの場合には、10月の気候には注意して下さい。夏が終わり…急に冬が始まります。一応「秋」にあたるのですが、それでも、気温の変化は激しく対応がとっても難しいのです。一日の中で大きく気温が上下することさえあります。例えば、朝は涼しく、昼間はかなり暑い。そして、夜は一気に冷え込む!そんなパターンをよく経験します。

服装選びが大変ですね。正直、半袖だけでは厳しいですし、かといって長袖だけでは昼間の暑さでカラカラになってしまいます。解決策はこうです。半袖シャツと、上に羽織るものを持参しましょう。例えば女性であればどのみち、モスクに入る際に半袖から露出する腕を覆う何かが必要となりますからね。 下は長ズボンがおすすめです(日中の暑さは…半ズボンが必要なほどではありません)。暑さに強く、寒さが苦手な人であれば、「長袖シャツ+さらに上に羽織るもの」の組み合わせでもいいかもしれません。