【ガーナ人とは】共に暮らし、食べ、遊び、仕事して思うこと

 

ガーナ人は不思議でいて、とっても放っておけない雰囲気の人々です。なんともいえないガーナ人の魅力を、ガーナでの実体験をもとにお伝えします!

 

不思議なガーナ人?

 

ガーナ人は不思議なのか

 

ガーナ人は絶妙に面白い人たちです。

それでは項目毎に、彼らの「ユニークさ」を見ていきましょう!

 

ガーナ人はうるさい?

まずは、ガーナ人の「うるささ」です。魅力を語るといったわりには、最初からマイナス面のような気もしますが…最後までご覧下さい。

ガーナ人はよくも悪くもうるさいです!基本的に声が大きく、身振り手振りも非常にオーバーリアクションに見えてしまいます。

 

乗り合いバスに乗るときに…

 

ガーナにはトロトロという乗り合いバスがあります。町中を自由自在に走り回っているのですが、これを利用する時に、ガーナ人の「うるささ」を感じることができます。

トロトロには道順があり、それを示すために、中に乗っている係員が、大声で行き先を叫びます。道で待っている人は、これを聞いて、経路を把握できるのですね。

 

交通渋滞のときに…

 

ガーナの首都アクラは、世界でも有数の「渋滞都市」です。通勤ラッシュや、帰宅ラッシュの時間帯には、驚くほど車が流れません。

そんな時に、クラクションが「プーー!!プー!!」と鳴り響くのは日常茶飯事。

さらに、「横入りした」だの、「ぶつかってきた」などという理由で、運転手同士で怒号が飛び交います。

怒鳴り声ではあるのですが、慣れれば決して怖いものではありません。むしろ、感情を素直に発散しているという程度でしょうか…。

 

サッカーを観戦するときに…

 

ガーナは知る人ぞ知るサッカー大国です。サッカー好きなら、ガーナがアフリカ屈指の実力国であることは、けっこう有名な事実でしょう。

この国で特に人気なのは、プレミアリーグです。二大巨頭は、チェルシーとマンチェスター・ユナイテッド!

両者の試合ともなると、青いユニフォームを着たサポーターと、赤いユニフォームを着たサポーターのぶつかり合いが見られます。(とはいえ、乱闘は全く目にしませんが)

パスやシュートをミスした時には「エイッ!」という甲高い声が。

ガーナ人特有の驚いた時や、不満を表す時の声で、これが面白い!ぜひとも、ガーナを訪れ際には、聞いて欲しいものです!

 

ガーナ人は宗教好き?

 

ガーナ人は宗教が好きなのか

 

「宗教好き/キリスト教好き」という表現が、多くのガーナ人に当てはまるのではないでしょうか。

私がガーナでの時間を過ごす時には、主に首都アクラが拠点となります。知り合いもアクラ在住の人がほとんどです。

私の経験からいうと、彼らの多くは宗教を心の底から愛しています。

当然、宗教は人の心のよりどころとなるものなので、素晴らしいことなのですが、その愛情には驚くことが多々あります!

ガーナには土着の宗教、キリスト教、イスラム教といった宗教がありますが、ここではアクラで出会える、典型的なキリスト教徒を例に出しましょう。

 

徹底的に教会に尽くすこと!

 

私の知り合いの中には、教会の運営に、文字通り「身を捧げている」ガーナ人が大勢います。

教会で「アッシャー/usher」(案内役)を務める人もいれば、毎週日曜日には必ず教会に足を運ぶという人も…さらに、もっと頻繁に教会に通う人もいます。

 

キリスト教が人生を救う

 

そのような人たちの心の中にあるのは、絶対的なキリスト教への信頼です。

教会に通ったり、これの運営に貢献することで、素晴らしき人生が保証されるという意識が強く感じられます。

 

少し視野が狭い可能性も?

 

ここからは特に私の個人的意見が大きいのですが、時に、キリスト教を強く信奉するガーナ人が「何かを見失っているかもしれない」と感じることがあります。

宗教を信じて、「これを心のよりどころに」という気持ちはよくわかるのです。しかし、ある問題の解決のために、「イエスに祈る」選択肢しか持ってない人に出会うことがあるのです。

これは少しもったいない気がしますね。

ビジネスやキャリアといった点で、大きな野望と強い意識を持っている人は非常にたくさんいるのですが、「さあ、この障害をどう乗り越えようか」というタイミングで、神に祈るのみとなってしまったことがありました。

とはいえ、宗教を心の底から真っすぐに信じられるガーナ人の心は、尊敬しています!

 

日本人とガーナ人を比べてみると?

 

ガーナの青年がカメラの方を見ている

 

日本人とガーナ人を比較してみると、面白い発見がたくさん!

 

ガーナ人は世間話好き?

 

ガーナの屋台

 

ガーナ人にはお喋りが大好きな国民性があります。

もちろんシャイな人もいますが、ガーナ人の大勢が立ち話が大好き!特にこちらが日本人であることの物珍しさも相まって、知らない人によく話しかけられます。

 

あなたは中国人?

 

中国人に間違われる

 

日本人は大抵、中国人に間違えられます。

 

葛藤がありますが…もう仕方ない事実です!

中国人の存在感は圧倒的ですから、イメージが定着しやすいこと自体は当然でしょう。しかし、それにしても中国人に間違われます。

そんな会話から、「ガーナで何をしているのか?」「ガーナは好きか?」と話題が展開していきます。

この親しみ易さは、私たち日本人が見習いたい点ですね。

 

ビジネスをしませんか?

 

話をしていると、この話題になることがよくあります。特に少年や青年世代との会話で、よくビジネスを提案されます。

彼らは出世することや、成功することへの情熱を燃やしています。日本人の私と会ったことがチャンスと見られているのでしょう。

これも、個人的に見習いたい点です。私も「もっとチャンスに正直にならないといけない」と感じますね。

 

ガーナ人はゴミをポイ?

 

プラスチックなどのごみが打ち上げられている

 

ガーナでゴミの問題は深刻です!

ガーナの乗り合いバス「トロトロ」に乗っていると、よく、窓から食べ物のごみをポイと放り投げる人を目撃します。

 

全く気にしていなかった!

 

これについて、多くのガーナ人に話を聞きましたが、ゴミを捨てる人は「全く、気にしていない」という現状です。

「ゴミが環境に与える影響が…」なんて、全くどうでもいいということですね。

 

海外文化のパッケージが?

 

野菜や果物の切れ端やかすを外に投げるだけでは、問題ないのですが。捨てられるものの多くはビニール袋やおかしの包装などです。

海外から入ってくる材質と生活スタイルのバランスは明らかにとれていませんね。

当然、ガーナ国内でもプラスチック容器やビニール袋の製造は行われています。学校などから、環境への意識を変えることが必要とされています。