危険？9割の日本人が知らないレソト旅行の治安を7章で解説

レソトの観光は盛んで、観光業は発展していますが、人々は素朴でフレンドリー。流れるときはゆっくりで、リラックスしたい旅行者のための素敵な休暇先となっています。

しかし、油断は禁物！

レソトはもともと、大陸の他の地域からの急襲や政治的混乱と暴力に対抗するために山岳地帯につくられた国です。実際、この国には貧困が深く根づいており、人口のほぼ半分が貧困線以下の水準で暮らしています。都市中心部の治安はどんどんと危険な方向へ向かっていますが、レソトの田舎の景色には癒されます！

レソトの治安1. ワールドカップのせいで治安が悪くなった？

とっても興味深い話があります。2010年のFIFAワールドカップで南アフリカの治安が強化されたのですが…レソトではこれのせいで犯罪が増加しました。国境の警備が強化されて、裕福な南アフリカを狙っていた犯罪者たちが…国境を越えられなくなって、レソト国内にとどまるようになったのです。

さらに、多くのレソトの男性は、以前は、南アフリカの鉱夫として「なかなかの収入」を得ていました。しかし、鉱山の仕事がなくなるにつれて、この人たちは大群でレソトへ帰国し、市内中心部に定住しました。不十分な雇用と所得は…絶望を生み、犯罪へと繋がります。残念ながら、そんな中で、観光客は「簡単にお金をゲットできるカモ」として目立ってしまうのです。

レソトの治安2. 「派手じゃない格好」で観光をすること

レソト観光のときには、できるだけ、「いかにもお金持ち」という派手な格好は避けましょう。さらに可能であれば、一人だけで外出しないことをオススメします。また、たくさんの荷物を持っている場合には、強盗やスリに狙われる可能性が増えるので、タクシーを使うべきでしょう。

夜の一人歩きは是非とも避けたい

日が暮れてからは、外を歩き回らず、少なくとも明るくて人がいる通りを離れてはいけません。マセルのホテルが密集する界隈とビジネス地区の間は、強盗が頻発することで有名です。失業率の高さは、大半の都市での男性グループによる路上の徘徊を意味します。もちろん、そのような全ての人が犯罪者であるわけではありませんが、潜在的な危険はあります。

大金は持ち歩かないこと！

対策として、普段から大金を持ち歩かないようにしましょう。日本円を大量に持ち込んで両替するのも危ないので、一番いいのは、現地のATMから現金を引き出すこと。例えば、海外のATMからでも現地のお金を引き出すことのできるキャッシュカードがかなり便利です。

レソトの治安3. レソトの給料日には警戒しよう

夜間や週末は最も危険な時です。しかし、昼間の盗難もどんどんと増えていますので、決して安全だと油断はしないでください。レソト市内ではいつも警戒を忘れないようにしましょう。

月の最後の金曜日はレソトの給料日で、特に注意が必要です！アルコールを原因とした口論やけんかは、このタイミングに発生しがちなのですね…。路上にいる人が増え、ポケットにお金が増えれば、当然、泥棒の活動も活発になります。

レソトの治安4. マセルでは銃の犯罪が増加中

Image: AFP

ほとんどの強盗ではナイフが使われていますが、特にマセルでは「銃」犯罪が増えています！万が一、標的にされたなら、絶対に抵抗をしないでください。泥棒は、暴力で望むものを取り上げます。とにかく「素早く静かに荷物を手渡す」こと！バッグや大きなカメラを持っている場合、渡すのではなく、少し放るようにして捨てることをお勧めします。これの方が、犯罪者の意識をそらして、逃げる時間を稼げます。

カメラを隠すにはスマートなバックパックが便利

一眼レフをレソトに持って行って、綺麗な写真を撮影したい！そう考える人はたくさんいます。でも治安や盗難が気になる…と言うジレンマがありますね。わたしは、海外でそんなときには、必ず、カメラをうまく隠せるバックパックを使用しています。

例えば、[eafl id=”13887″ name=”エレコム off toco バックパック” text=”エレコム off toco バックパック”]は、背負ったまま側面からスムーズにカメラを出し入れできるので、大事なカメラを手で持ち歩いて（見せびらかして）しまうことを防げます！

レソトの治安5. 大麻の栽培で有名な場所もあるの？

Image: Adamson and Ratta

レソトの観光の中心は、気持ちのいい山道や景色に向けられるはずです。ハイキング、乗馬、サイクリングツアーは大きな魅力なので、旅行者は静かな農村部でほとんどの時間を過ごすことになります。

大麻の密輸業者が潜む

しかし残念なことに、このような農村地帯は、マリファナ、つまり大麻（アフリカーンス語で「Dagga」と呼ばれる）の栽培にも使用されています。これの密輸人は山岳地帯を利用して南アフリカに入り、販売して生計を立てています。東部の「Drakensberg/ドラケンスバーグ（Googleマップで確認）」という地域は、大麻の密輸業者や家畜の盗難で有名なので、注意が必要です。

レソトの治安6. レソトに南アフリカから入国？

レソトのモショエショエ1世国際空港は、南アフリカのヨハネスブルグから飛行機で出発するときの唯一の目的地。残念ながら、ヨハネスブルグの空港では、手荷物の盗難が大きな問題となっています。特に、レソトに就航するような小規模な航空会社の中には要注意なものも。

レソトへ陸路で入国する場合でも、荷物にしっかりと鍵をかけるか、ラッピングサービス（ぐるぐる巻きにする方法）を利用することをお勧めします。盗難防止は言うまでもなく、電子機器や、少し壊れやすいものについては、この方法で損傷の可能性を下げることができます。荷物の中身の写真を撮ったり、旅行の前に持ち物を記録しておくのも得策です。スリは、レソトの混雑したバスでよく見られるので、旅行中はバッグにできるだけ簡易の鍵をつけて、注意してください。

バックパックやリュックサックに相性抜群の鍵がこちら

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南アフリカ〜レソトの飛行機

南アフリカからレソトに飛行機で移動するときには、ある程度有名な航空会社を選ぶのが得策です。例えば、ヤジキタでは、簡単に信頼度の高い航空会社の中から、お得なチケットを見つけることができるので便利です。

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レソトの治安7. レソト旅行で運転は定番だった？

レソトで旅人を待ち受けるのは、時間に不正確で予測不能な交通手段と険しい地形。だからこそ、多くの観光客が四輪駆動の自動車を借りて、旅を楽しんでいます。これにより、レソトの「マニアックなミニバス（「Kombi」と呼ばれる）」を使いこなす必要は無くなります。ただし、その場合には、レンタカーを守るために十分な注意が必要です。

首都マセルでは車の盗難が頻発

車両の盗難は特にマセルでは日常茶飯事。車のロックを解除したままにしておくと、すぐに車を盗まれてしまう可能性があります。窓ガラスを割って侵入するタイプの窃盗も一般的ですので、駐車するときには、目立つ場所を選んでください。明るくて、人がたくさん通る場所ですね。レソトの田園地帯で、そのような場所を探すのは少し難しいかもしれないので、そもそも「泥棒を誘惑」するのを避けるために、車内に高価なものは置いていかないようにしましょう。