約束を確実に守る方法(誓約書づくり)

 

約束を守る方法_誓約書を作る

 

問題: 約束を守らない

 

今回、問題として注目するのが「約束を守らない」ことです。人間は普通、有限実行であると、または、言葉と行動の間に一貫性があると「信頼できる人」とみなされます。そう思われるためには、約束を守ることが重要です。

 

しかしながら、どうにも「やる気の上下」に左右されてしまうのが人間というもの。これを解決するためのレシピを考えてみましょう。

 

問題の分析1. 約束を忘れてしまう

 

まず一番多いのが「うっかり忘れていた」パターンではないでしょうか?「あ、そんな約束したな」という経験が、誰にでもあるはずです。「代わりに仕事をしてあげる」や「カラオケに行こう」などです。

 

約束を忘れがちな人に一番多いのが、記憶を頼り過ぎることです。なぜか「忘れはしないだろう」と過信しているのです。私にも、そんなところがありました。そして、約束を忘れない人ほど「忘れそうだから、ちゃんとメモしておこう」と考えています。

 

問題の分析2. 「約束を破れる状態」である

 

このサイトで繰り返し発しているフレーズですが、人は「できるかぎり楽をしようとする」生き物です。そればっかりはしかたがないことです。そう作られているのですから、どうしようもありません。

 

「約束はあるものの、まぁ、破っても問題はない」という状況であれば、人間は、十中八九、約束を護りません。ですので、これを抑制するための仕組みをつくりましょう。注目したいのが、外からの強制力です。約束を「守らないと酷い目に遭う」という状況を作りましょう。

 

解決策: 誓約書を作る

 

以上の「メモ」と「強制力」という点を踏まえたレシピがこちら。「誓約」です。誓約書を作ることで、約束を守るようにします。「私が○○をしなかった場合には、○○という罰を受けます」と宣言するのです。

 

手順1. まずメモを取る

 

「○○をする」という宣言をするたびに、その日時をメモするようにしましょう。ここで重要なプラスのポイントとして、期限を明確化します。ただ、ToDoリストに「にんじんを買う」、「資料を印刷する」と書くだけではダメです。必ず期限を決めます。

 

そして、メモする場所はカレンダーです。その場にメモ帳しかないのであれば、メモしないよりは、それを使った方がいいです。しかし、理想は、カレンダーを使うこと。そうすれば、時系列ですべきことが把握できます。

 

手順2. 難しいなら誓約書を作る

 

特に「気合いがいる」、「継続的な努力が求められる」約束であれば、誓約書を作ります。そこには必ず、罰の内容を明記します。相手に決めてもらう必要はありません。大事なのは「自発的に、背水の陣へ」と歩みを進めることです。

 

相手にこの誓約書を見せるのも効果的です。いや、むしろ必須でしょう。自分一人で誓約書を持っているだけでは、怠けにより「まぁ、いいか」と言えてしまいます。そうならないように「もし、これが履行できなかったら、あなたに○○円を支払います」というように、約束の相手を巻き込むのがベストです。

 

さいごに

 

今回は確実に約束を守るためのレシピをご紹介しました。まずは、メモからです。これは、考えなくてもできるまでになるべきです。最初は、小さなメモ帳を持ち歩くことからはじめてもいいかもしれません。私は、TickTickという、カレンダーとToDoが一体になったアプリを使っています。スマホからでもPCからでも素早くアクセスして編集できるのが大事なポイントです。

 

そして、より長期的なコミットメントが求められる約束には、誓約書を用意します。誓約書の内容を、約束をする相手に見せることも、お忘れ無く。

 

その他のレシピはこちら

     

    約束を確実に守る方法(誓約書づくり)