貧乏旅行で事故?「西サハラのリアルな治安」を3章で解説(西サハラとは?)

 

貧乏旅行で痛感!「西サハラのリアルな治安」を3章で解説(西サハラとは?)

 

西サハラを貧乏旅行して感じる治安とは?

 

それでは実際に西サハラを貧乏旅行した経験から、西サハラの本当の治安をお伝えします。

 

1. 西サハラは…国なの?

 

貧乏旅行で痛感!「西サハラのリアルな治安」を3章で解説(西サハラとは?)

 

西サハラへは、南の方にある国モーリタニアから入国しました。国境には…なんと大きくモロッコの国旗が飾られています。そうです、実質、西サハラはモロッコが管理しているのです!周りは見渡す限りサハラ砂漠です。そのど真ん中に道路があり…そして巨大なゲートがあります。もちろん、そこで入国管理をしているのも、モロッコ人。面白いですね。それでは、早速入国手続きに挑戦しましょう。

実は、私は西サハラへの入国を一人で行なった訳ではありません。知り合いがいた訳でもないのですが…一番安い旅行手段として、乗り合いタクシーを利用したので、同乗者がいました。複数人のセネガル人です。セネガルはモーリタニアよりももっと南に位置する国で、彼らは、セネガル→モーリタニア→西サハラというように北上してきたとのこと。

国境での西サハラ(実質モロッコ)入国は、簡単でした…少なくとも私にとっては。ゲートでパスポートと入国カードを提出するのですが、通る人は皆、この内容を記入するプロに仕事を依頼するので、賄賂なのか、それとも正式な料金なのか分かりませんが、少しのお金を払います。そのプロは、見た目は20代くらいで、アルバイト感覚でやっているのかもしれません。見た目はシャツで、完全に一般人です。そのあたりはグレーなのでしょうね。

私は、すんなりとパスポートチェックを終えて、通過することができましたが、同乗していたセネガル人たちは、手こずっています。なんと…高額の賄賂を請求されたのです。助けてあげたかったのですが、私には、貧乏旅行をしていたこともあり、まともな手持ちがない状況です。ようやくゲートを通過できた時には、セネガル人の皆が完全に「テンションがた落ち」で…なんとも声をかけられないのでした。

国籍により、ここまで扱いが違うのですね。日本人として素晴らしい待遇(または…普通の待遇?)をしてもらってありがたいのですが、なんだか申し訳ない気持ちにもなり…複雑です。彼らからすると、西サハラ国境の治安や要注意度は、きわめて高いでしょう。逆に日本人の目から見ると、非常にスムーズで問題のない国境です。…ここまでは。

 

2. 砂漠で地獄のひととき…?

 

貧乏旅行で痛感!「西サハラのリアルな治安」を3章で解説(西サハラとは?)

 

日本人の皆さん。西サハラの国境を甘くみないで下さい。ここから、地獄のような時間が始まります。なんと、全員が国境の審査を通過したというのに…先に進めないのです。その理由はタクシーにあります。さきほど、乗り合いタクシーでここまで来たという話をしましたね。そうです。そのタクシーが問題でした。

というのも、西サハラの国境では、車の検査をとっても綿密に行なうのです。乗り合いタクシーももちろん例外ではなく、検査されるということで、私たちはひたすらに待ちました。ふと目をやると、向こうの方には、車の行列ができています。しかもそのメンバーはというと…巨大なトラック、巨大なトラック、超巨大なトラック…という具合です。

この瞬間に地獄を確信しました。もう一度言いますが、ここはサハラ砂漠です。わずかに日陰があるかと思えば、待っている人たちで混み合っているので、涼しい場所を見つけることができません。ひたすら、タクシーを待ちます。数時間待ったところで、ようやくGOサインがでました。「待つ」ことが誰よりも苦手な私(あなたも?)にとっては地獄です。

ここで一つ、面白い点に気がつきますね。なぜ、ここまで念入りに車のチェックをしているのでしょうか?なぜ、セネガル人に厳しいのでしょうか?理由は簡単です。セネガルなどのアフリカ諸国の人々が、西サハラやモロッコを経由して、スペインの方まで移動する、いわゆる「ヨーロッパへの脱出ルート」になっているのです。もちろん合法で行く人もいますが、全員がそうだとは限りません。スペインからしても、「モロッコにはちゃんとこのルートの取り締まりをしてもらわないと困る」のですね。

このような背景があり、超細かいチェックと、セネガル人への厳しい風当たりがあったのです。一見、日本人として通過するだけでは、安全で何も問題がない(待ち時間を除けば)ように感じられそうですが、そうではありません。西サハラの国境は「違法」という言葉と隣合わせで、そのような意味で、「あまり穏やかでない」場所だと言えるでしょう。

 

3. 西サハラの「中身」の治安は…?

 

貧乏旅行で痛感!「西サハラのリアルな治安」を3章で解説(西サハラとは?)

 

ではでは、こんな国境を越えて足を踏み入れる先には…何があるのでしょうか?一体、治安はどうなのでしょうか?実際に、私が訪れた町は、西サハラ最大の都市ダフラ(発音は、むしろ“ダクラ”)」です。では、ダフラの治安をご紹介します。

ダフラに到着したのは夕暮れ時です。「これは…アブないかもしれない!到着時間を考えていなかった!」と思い、なんとか町を歩き、宿を探します。外を歩いていると、不思議なことに気付きます。暗い時間なのに…たくさんの人が歩いています。しかも、路上でものを売っている人もたくさんいます。

 

貧乏旅行で痛感!「西サハラのリアルな治安」を3章で解説(西サハラとは?)

 

なんとかホテルを見つけチェックイン。フロントのおじさんがとても愛想がよく、さらに西サハラの治安のよさを感じます。若干、このおじさんが中性的で、私の腕をやたらと触ってきたのには、触れないこととします…!さらに、「本当に、この治安がいい雰囲気は、あっているのか」を確かめるために、夜のダフラを歩き回りました。

途中で、大きめなハプニングが!あまりにも治安を知ろうとキョロキョロしていたので…右側からやってきていた自転車に気付かず、衝突、そして大転倒!わりと大きめの事故です。とはいえ、ここから言い合いなどに発展することもなく、「私が謝罪して」終了です。お騒がせ致しました…。結果的には、非常に安全です。とにかく夜でもあるのに、多くの人が歩いている点に、平和な雰囲気を感じます。

中には、女性もいますし、子供連れの家族もいました。夜中でも、「皆が平和な雰囲気で歩き回れる町」っていいですね。日本にいると、「それくらい当たり前だ」と思いそうですが、これは海外の多くの国では全く当たり前ではないのです!