【日本人は危険?】6の要点で知るウクライナの治安(首都キエフ,クリミア等)

 

 

このウクライナの治安についての記事の最終更新日は2018年12月です。常に最新の治安情報を確認するように心がけてください。

 

Useful source: GOV.UK, Travel.State.Gov

 

1. ウクライナ東部の治安は?

 

ウクライナドネツィクルハーンシクの南東部の治安状況は、依然として非常に不安定です。ウクライナの軍隊とロシアの支援を受けた武装分離主義者との間の継続的な衝突が発生しています。具体的な地名がわからない人は、まず下の地図をご覧ください。ロシアと接してる部分がドネツィクとルハーンシクです。

 

▼ドネツィクの場所

ウクライナ東部の治安情報

Image: Wikipedia

 

▼ルハーンシク

ウクライナ東部の治安情報

Image: Wikipedia

 

国連の計算によると、これにより10,300人以上が命を落とし、およそ150万人が国内避難民となってウクライナの政府統制区域に永住しているとされています。これは決して、軍隊関係者だけの問題ではなく、なんの罪も無い民間人も争いに巻き込まれています。観光客も例外ではありません危険ですので、この地域への渡航は避けてください。

 

2. ウクライナ、クリミア半島/自治共和国の治安は?

 

ウクライナ、クリミア半島/共和国/自治共和国の治安

 

ロシア軍と親ロシア派がクリミア半島における完全な権力を確立しました。2014年3月16日の違法な国民投票の後、ロシアは2014年3月21日にクリミア半島を違法に併合し、いまだに緊張が高まっています。

 

クリミアの出入りについて

 

ウクライナの国際的に就航する航空会社はシンフェロポリ(クリミア自治共和国の首都)発着のフライトをすべてキャンセルしました。

 

ウクライナからのクリミア自治共和国へのすべての電車および公式バスの便はキャンセルされています。クリミア自治共和国の入出国には、(その国の国民でない限り)パスポート、そして、ウクライナ移民局の管轄する地域統括当局によって発行された特別許可が必要となります。

 

クリミアへの経済制裁

 

ロシアによる違法な併合の後、欧州連合はクリミア共和国(この呼び名は、ロシアによる主張)との経済関係に制限を課しており、これにより特定のセクター向けの主要商品の輸出も禁止されています。

 

クリミア共和国という名前について:ロシアは「クリミア共和国」という名称で、ロシア連邦への編入を行いました。しかし、ウクライナ政府、アメリカ、日本といった国々、そして、欧州連合(EU)はロシアによるこの編入を認めていません。代わりに「クリミア自治共和国」が国際社会の多数派によって承認されています。

 

ケルヒ、セヴァストポリ、フェオドシヤ、ヤルタ、エフパトリアの港は、ウクライナ当局によって国際海運閉鎖として指定されています。

 

これら全ての情勢はいつ変化するかわかりません。そこで、是非とも、常に現地でもネットにアクセスできる環境を確保することをおすすめします。ポケットWiFiを日本の空港から借りて持って行くのが一番便利で確実です。日本語だけで全ての手続きと操作がこなせます。

 

おまけ

現地でいつでもスマホからネットを確保して、(1)危険情報を素早く検索、(2)現地の言葉に翻訳して楽々コミュニケーションができるので、海外旅行にポケットWiFiはもはや必須です!危険回避にも、旅のストレス大幅軽減にも力を発揮します。

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3. ウクライナ首都キエフの治安

 

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外国人旅行者に対する重大な犯罪は比較的まれですが、事件が起きないとは言い切れません。場合によっては、人種的な理由に基づいた攻撃的な行為に出くわすこともあり得ます。アジア系またはアフリカ・カリブ海系の旅行者および宗教的少数派に属する人は、これについて特別な注意を払うことが推奨されます。

 

ウクライナの首都キエフで増加している通りでの軽犯罪や盗難の危険には注意してください。可能であれば、夜間に一人で歩くことは避けてください。貴重品や現金の安全を第一に確保し、特にバッグから財布を抜き取るスリが「活動の場」として選びがちな混雑した場所、観光地、公共交通機関では荷物から目を離さないようにしてください。

 

4. ウクライナで典型的な犯罪:偽の財布

 

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観光客の前に財布やお金の束を落とすという犯罪が典型的に見られています。犯人はそれからお金を「見つけ」、それが観光客のものか尋ねたり、お金の分け前を求めたり…とにもかくにも、このような状況に出くわしても、会話をせずに立ち去るようにしてください。

 

5. ウクライナで典型的な犯罪:カードの読み取り

 

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買い物中にクレジットカードを「見失わない」ようにしてください。店でカードを使うこと自体には何も問題ありませんが、使う場合には、それが店の奥で処理されないように気をつけましょう。自分の目の前で機械に通して、処理をしてもらうようにしてください。

 

おまけ

旅先でATMを使うというアイデアはおすすめです!大金を持ち歩くリスクもなく、いざという時にお金を取り出せて便利なので、現金を持った上で、予備として国際キャッシュカードを用意しましょう。例えば、マネーティーグローバルなら、審査なしで登録が出来て、日本の口座から入金しておけば、現地通貨を引き出せます。海外のほとんどの国で使えるので、毎回の旅行で活躍します。

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関連記事:完全0円&審査なし「海外ATMで現金が引き出せるカード」で7回得した話

 

6.ウクライナで典型的な犯罪:値段の釣り上げ

 

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バー、カフェ、レストランで多めの金額を請求された例が旅人から報告されています。不安があれば、面倒でも注文の前に価格を確認して、さらに、メニューとレシートを照らし合わせてチェックするように気をつけてください。

 

7. (ちょっと脱線)複雑な治安を抱えるウクライナ…その起源とは?

 

クリミアや東部における緊迫感。一つの国でありながら、様々な民族や国、文化、政治的思惑が背景にあって、このような状況が生まれています。ここで気になることが。ウクライナとはもともと、「どこから」やってきたのでしょうか?果たしてその起源とは?これを知る上で便利な本が『物語 ウクライナの歴史 ヨーロッパ最後の大国 (中公新書)』です。

 

 

この本の中で、ウクライナの起源がわかりやすく語られています。現在ウクライナが位置する場所で考えると、この国の起源はルーシ・キエフ公国ではないかとされています。

 

8. ウクライナを知る:お酒が大好き

 

お酒が好きな国…と言えばどこでしょうか?ロシア?…そんなイメージが強いかもしれませんが、実はウクライナも上位に食い込んでいます。WHOのデータによると、「世界で6番目にお酒を飲んでいる」国にランクイン。ちなみに、その上に名を連ねるのは、ベラルーシ(第一位)、モルドバ、リトアニア、ロシア、ルーマニアです。

 

【日本人は危険?】6の要点で知るウクライナの治安(首都キエフ,クリミア等)