「大金持ちになりたい」系の目標が99%失敗する4つの理由(+成功への解決策)

 

「大金持ちになりたい」系の目標が99%失敗する4つの理由(+成功への解決策)

 

いつか大金持ちになりたい。私のモチベーションは大金持ちになることです。

 

まあ、実際、私たち皆がそう思っていますよね?

 

では…「なんで、皆が大金持ちになっていないの?」

 

子供から(いない人は、いるとして)潤んだ瞳で、そんなピュアな質問を投げかけられたら、あなたなら何て答えるでしょうか?「不平等な世の中だから」と片付けていては、面白くありません。実際、ゼロからでも、成功する人はしています。

 

ただ「大金持ちになりたいな」という思考だと、99%失敗します(本来であれば100%と言い切りたい!)。どれだけの熱意で言っているかはわかりませんが…そんな言葉を聞いたら、私であれば、とっても心配します。早速、その理由と、誰でもできる簡単な解決策をご紹介します!

 

理由1. 「習慣」が見えていない

 

「大金持ちになりたい」系の目標が99%失敗する4つの理由(+成功への解決策)

 

目標を立てるのはいいことです。しかしながら、そこまでの道のりが見えていないと、ただ「悪あがき」をして、ジタバタするだけで終わってしまいます。

 

「いつか大金持ちになりたい」というモチベーションの持ち方で物事にあたる人の多くに、「習慣」という要素が欠けています。頭の中をバカッと割ってみると、おそらく「大量の札束を抱えた自分の未来」を思い描いていることでしょう。それ自体には、何の問題もありません。結構なことです。

 

ここでの問題は、「目標として常に思い描いていること」と「現在の自分」が離れすぎていることです。この乖離があると、モチベーションは長続きしません。

 

想像してみてください。「とにかく走れ」と言われても、どこに向かうのか、どれだけの距離を走るのか、何もわからず、全力を出すことなどできませんよね?しかも、終わりが見えないと、人間は無意識のうちに体力をセーブして、ダラけてしまうものです。

 

解決策

 

これを解決する方法は簡単です。目標をすえつつも、普段はそれではなく、そこまでの道のり(つまり習慣)をメインに考えることです。あまりにも遠くの目標を頭に描きながら努力の日々を過ごすと、途方もない道のりに思えて、ただ辛くなるだけ。自分を追い込む必要はありません。

 

習慣を作るために、色々なアプローチができますが、すでに毎日「何をすべきか」見えているようであれば(例えば、英語を習得したいのなら「毎日単語を3個覚える」など)、それを、システムとして日常に組み込むことです。ただ「毎日やる!」と言っても、絶対に続きません。人間には、そんな鋼の精神は全然備わっていない(私しかり)ものです。

 

既にある習慣とくっつける

 

1つわかりやすい技をご紹介しますと「既に日常的に行なっている習慣」に新しく身に付けたい習慣をくっつける、というものがあります。例えば、英単語を3つ覚えるのであれば、それを、毎朝の歯磨きをしながら行う、などです。歯を磨く、という毎日の習慣があるので、自然と、単語を覚える行動がそれによって定着します。

 

  • ❌  悪い例:毎日英単語を3つ覚える!←一時的なやる気UPで言っているだけ(習慣にならない)
  • ⭕️ いい例:毎朝の歯磨きをしながら英単語を3つ覚える!←既にある習慣にくっつけるから続く

 

理由2. 「なりたい」では他人任せになる

 

「大金持ちになりたい」系の目標が99%失敗する4つの理由(+成功への解決策)

 

言葉についてです。単なる言葉でしょ、と言えばそれまでですが「言霊(コトダマ)」という言葉があるように、「口にするもの」には魂が宿ります。決してスピリチュアルな話をするつもりはありません。もっと、現実的に、これが大事な理由をお伝えします。

 

こんな状況を想像してください。変な人が、居候として、あなたの家に転がりこんできます。そして、24時間あなたと時間を共にします。面倒なことに、耳元で「お前は、能無しだな」とささやき続けます。どうでしょうか、どれだけ自信たっぷりの人でも、どんどん滅入りますよね。実は、この「変な人」とは、あなた自身です。

 

あなたの口から出る言葉を一番近くで聞いている人は、あなたです。「なりたい」という願望ベースの言葉を口にすると「いつか、なれたらいいな」という「他力本願の設定」が心と体に染み付いてしまいます。

 

解決策

 

これの対処方法は一番簡単です。意識して、言葉の使い方を改めましょう。「なりたい」を「なる」に変えるだけで、主体的に行動して、それをつかみにいく姿勢になれます。すると自然に「そのためには、まず、何をすればいいのだろうか?」と具体的な行動を考えるようになります。

 

これが、最初にご紹介した「習慣」へとつながっていきます。

 

理由3. 目標が厳しすぎる

 

「大金持ちになりたい」系の目標が99%失敗する4つの理由(+成功への解決策)

 

「目標が厳しすぎる」可能性もあります。例えば「1カ月以内にブログからの収益で毎月30万円稼いでみせるぞ!」といった具合です。

 

ゼロから(今まで、サイトを作ったことも、記事を書いたこともない状態で)毎月30万円を…というのは、控えめに言っても、途方もないダメダメ計画です。

 

高校3年からサッカーを始めて「全国大会に出てみせる」と言っているようなものです。なぜ、こんなことが起こるのでしょうか?答えは明白です。それは「やる気の爆発」に関係しています。

 

目標を立てる時、あなたは普通、どんな精神状態でしょうか?例えば、彼氏にフラれて「絶対に10kg痩せて、見返してみせる!」と考えるとします。ここには、強烈な動機があります。フラれたという外的要因です。これがあったおかげで(せいで)「行動しよう」という強い気持ちが、呼び起こされています。

 

忘れてはならないのが、そのような気持ちの高まりは持続しない、ということです。絶対に同じ強さで続くことはありません。どんなに強烈な経験であってもです。数日から1週間もすれば、元どおりの「いつものかんじ」になるでしょう。そして、気合いだけに頼って設定した目標は、当然達成できません。

 

これは、ダイエットにありがちな失敗例です。

 

解決策

 

これに対する解決策は、目標を立てる際に「感情に流されすぎて、高すぎる目標を立てていないか」自分に問いかけること。

 

高すぎる目標は本当によくないものです。達成に失敗すると(業務連絡:必ず失敗します)「また失敗した」というダメージを負うことになります。そして、次の挑戦の際に、ネガティブに影響します。悪いことしかありません。

 

私たちは皆、か弱い赤ん坊

 

「そんな簡単な目標、余裕すぎる」という目標を代わりに設定しましょう。案外それであっても、達成できないこともあるくらいです。自分を過信しないこと。生まれたての赤ん坊かのように「甘〜く」査定しましょう。

 

4. 勝利の積み重ねができていない

 

「大金持ちになりたい」系の目標が99%失敗する4つの理由(+成功への解決策)

 

人間は、飽きっぽい生き物です。どれだけ意思が強い人でも、継続は本来できないもの。むしろ、同じことを一貫して続けている人は、意思の力ではなく、続けられるシステムを作っています。その中には様々なコツがありますが、その中の1つが、「勝利を積み重ねること」です。

 

先ほどの「目標が高すぎる」こととも関係していますが、ゴールが遠すぎると、その間にある全ての道のりを見過ごしてしまうことになります。

 

ただ「どうしても、年収2000万円達成するのだ!それ以外は全て意味をなさない!」というカタい考え方をしていると、2000万円という数字を達成する以外は全て「成果ゼロ」になってしまいます。

 

これだと、1日目成果ゼロ、1ヶ月目成果ゼロ、1年目成果ゼロ…というように脳は解釈してしまいますね。その先にあるのは…モチベーションの低下と挫折です。

 

解決策

 

これを解決するには、道のりに小さな「成果を実感できる機会」を用意することです。他の人は誰も用意してくれません。目標を立てたあなたの役割です。一番簡単な方法は、目標までに、小さなサブの目標を用意すること。

 

例えば、先ほどのように年収2000万円であれば、それをブツ切りにして、まずは年収600万円などから始めてみましょう。それどころか、1ヶ月30万、40万というふうにたくさん用意することをお勧めします。

 

よくスマホのゲームで(という自分はあまり詳しくないのですが)「バッジ」や「成果」がありますよね?あれと同じことです。ちょっとでも進歩があれば、何かしらの表彰をしてもらえる。これだけで、やる気が続きます。人間は、本当に単純な生き物ですね。

 

表彰チャンスをたくさん書き出す

 

紙に小さなサブの目標をたくさん書き出してみてください。そして、クリアする毎にチェックマークをつける。これだけでも、中間の目標がない場合に比べて、キョウレツな差ができます。明らかに「小さな勝利」を感じられる、そして、続けられるシステムになります。

 

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