0. ヨーロッパには、こんなに美しい村が!
ヨーロッパには、まだまだ美しい村があるはずだ!
そんな思いから、ヨーロッパにある美しい村の調査に勤しみましたが、結果的にあまりにも紹介したいものだらけになってしまい・・・最終的には「村」と「町」というくくりでお送りします。この記事の特徴は、あまりにも有名な場所は掲載していないことです。実際、上にある目次を見ても、何それ?となってしまう、聞いたことのない地名ばかりだと思います。パリやローマなどもいいですが、今回は、「あまり知られていない」というポイントを重要視しています!
写真を見たときに、思わず「行ってみたい」と思わざるを得ない場所を10ヶ所まで厳選しましたので、ご覧下さい。
参考:
Europe’s Most Beautiful Villages – Travel leisure
The 50 most beautiful villages in europe – Socialphy
7 of Europe’s most beautiful villages – CNN
1. ビブリー(Bibury)

Bibury, United Kingdom
ビブリーは、イギリス連邦イングランドにある小さな村です。この村の特徴といえば、やはり雰囲気のある色合いと可愛らしい屋根の家々です。芝生の緑とそこに伸びる小さな道も相まって、のどかな美しさを演出しています。
2. ハルシュタット(Hallstatt)

Hallstatt, Austria
オーストリア中部にあるハルシュタットは小さな基礎自治体です。このハルシュタットをオーストリア最高の景観にしているのが、ハルシュタット湖とそれを取り囲む家屋の調和。さらに、背景にはハルシュタット山塊が。絶景の中にある村といったかんじです。
3. フォレガンドロス島(Folegandros)

“Folegandros, Greece”
フォレガンドロス島は、ギリシャ南部エーゲ海に浮かぶ島で、ここをひと言で表すなら「白」。島にある建物は白を基調として、さらにアクセントとして青が使われています。私たちが想像するエーゲ海の華々しい美しさに、島ならではの素朴さが加わったような景観です。
4. コルマール(Colmar)

Colmar, France
コルマールは、ドイツとフランスの国境付近にある町で、黒に縁取りされたようなデザインの家屋が並ぶことで知られています。いかにも、クリスマスに訪れたくなる雰囲気が写真から伝わってきますね。また、コルマールの人々は芸術に力を入れています。自由の女神像を製作したことで有名な彫刻家フレデリク・バルトルディという人は、実はコルマールの出身です。
5. レーヌ(Reine)

Reine, Norway
レーヌは北欧の国ノルウェー中部にある小さな漁村です。赤と黄色、紺色のパステルカラーと美しい自然はまるで絵画のような鮮やかさですね。写真を見ているだけでも、澄み切った空気が感じられます。このレーヌの村、アクセスのよくない僻地にあるにも関わらず、年間数千人もの人々が観光で訪れているんです。ノルウェーの雑誌にAllersという大手があるのですが、この雑誌が選ぶ「ノルウェーで最も美しい村」に、レーヌが選ばれています。
(For More Info About Allers: Aleller’s Website)
6. テルチ(Telč)

Telč, Czech
チェコのテルチという町はあまり知られていないかもしれませんが、実は歴とした、ヨーロッパでも屈指の観光地です。テルチの見どころと言えば、この町の中心になっている広場。この広場を囲むようにして整然と色とりどりの家が立ち並びます。その美しさから、テルチの歴史的地区は世界遺産にも登録されています。テルチの広場を見るときに知っておきたいのが、それが出来た経緯。1530年に大火事が発生し、このあたり一体は壊滅状態に陥りました。そんな中、時の権力者フラデツが中心となり、町の再建計画が始まります。上の写真にある家々もその時に再建されたものです。逆境を逆手にとって美しい景観をつくりだすなんて、素晴らしい!
(For More Info: myczechrepublic )
7. アルバラシン(Albarracín)

Albarracín, Spain
アルバラシンはスペイン東部にある自治体です。今まで紹介してきた町や村とは少し趣きが変わって、これはまたこれで、情緒がありますね。写真を見ても分かるとおり、この地にはイスラム教の影響が色濃く残っています。スペインを含むイベリア半島(※スペインやポルトガルなどがある部分です。)は、かつてイスラム教徒によって支配されていました。スペインでありながらイスラムの文化が漂う、面白い場所です。
8. ブレッド(Bled)

“Bled, Slovenia”
ブレッドはスロヴェニア西部の、ゴレンスカ地方にある町です。まず最初に注目したいのが、写真に写っている島、その名もブレッド島です。そして、このブレッド島の浮いている湖が、ブレッド湖。非常に覚えやすいですね。日本では、モンサンミッシェルが有名ですが、美しい小さな島と言ったら、ブレッド島を挙げたいものです。ここブレッドは温暖な気候と広大な土地から、ゴルフ客や登山客、さらに町並みを楽しむ観光客から高い人気を集めています。ブレッド島にある聖マリア教会には、「鳴らすと願いが叶う鐘」があります。ただし、この鐘は相当重く、鳴らすのが難しいようで、ブレッドを訪れた際にはぜひとも挑戦してみてください!
9. ポパイ(Popeye)

“Popeye, Malta”
ポパイはマルタにある小さな村です。こんな映画のセットのような村が実在するなんて信じられますか?まさに、この村は映画のセットなんです。あの有名なアニメ『ポパイ』の実写映画が撮影された時につくられ、今ではポパイ村として、野外博物館になっています。マルタの美しい海と自然に調和した、雰囲気のよい「村」なのでノミネートしてみました。家族向けのアトラクションが豊富にあるようで、このポパイ村のあるアンカー湾を周遊するボートツアーも用意されています。
(For More Info: Popeye Village – Wikipedia)
10. ブラーノ(Burano)

Burano, Italy
今度は、映画のセットじゃありません、カラフルすぎる景観のブラーノは正真正銘の村です。ブラーノがあるのは、イタリアのヴェネツィア。ヴェネツィアは全体が潟を土台にしてつくられた島ですが、それよりも少しだけ離れたところに、このブラーノという島はあります。ここの特徴と言えばやはり、カラフルに塗られた小さな家々です。この色に関しては、面白い規則があります。もし、家の壁の色を塗り替えたくなったら、政府に申請を出します。それに対して、使用可能な色が記載された通知が届きます。家主は、それに基づいて色を塗り替える、という仕組みです。ブラーノを訪れたら、ぜひとも、その色の配列に注目してみてください。政府の涙ぐましい努力が感じられるかもしれません!
(For More Info: Burano – Wikipedia)
おわりに

ヨーロッパには、こんなにまでも、「あまり知られていないかもしれないけど美しい村や町」があるのです!有名な観光地に少しだけ飽きてきたという方や、もうちょっと通なヨーロッパを旅したいという方、さらに定番の観光地と組み合わせて行ってみようかな、という方・・・ぜひとも参考にしてみてください。
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