「get jumped」の意味についてご紹介します。物騒で、是非とも関わりたくないですが、どのように使われているのか、どんなニュアンスがあるのか、気になったのでまとめてみました。
get + [状態]ということ
「get jumped」の構造からですが…「get + [状態]」で、「[状態]になる」という意味です。そして、今回のポイントは「jumped」の部分です。「jump」という単語を目にすると、私たち日本人の多くは、「跳ぶ、ジャンプ」という意味を連想するはずです。しかし、ここでの意味は違います。本題は、以下をご覧下さい。
「get jumped」の意味
「get jumped」という表現の意味は、「(通常、複数の人に)襲われる、襲撃される」です。これで、おしまいです…というわけではありません。ここからのニュアンスが重要です。
「get jumped」は、あまり一般的な表現ではありません。特定のグループに属する、または、特定の特徴を持つ人々が使う言葉です。そうですね…“ギャングの多くたむろするエリアに住む若者が使いがちな言葉”という具合でしょうか。ギャング系、不良系な表現です。
ちなみに「jump」には口語的表現として「突如として襲いかかる」という意味があります。
「get jumped」の映画での使用例
先日、たまたま、「get jumped」が使われている場面を、ある映画で見ました。それが、かの名作『Joker/ジョーカー』(ホアキン・フェニックス主演)です。よくできた映画ですね。まだ見ていない方は、是非ともご覧下さい。決して明るいものではありませんが…見て損はありません。色々と考えさせられます。
主人公のアーサー・フレックが、道ばたでピエロの格好をして看板を使い宣伝する仕事をしている時に、子供たちに奇襲され、大事な仕事道具の看板を奪われます。その状況を上司に報告する際に、「got jumped(襲われた)」が登場します。気になって日本語の字幕をONにしてみると、日本語訳は「(看板を)奪われた」になっていました。
ちなみに「看板を回す仕事」は…
ちなみに「看板を回す仕事」についてですが、ちゃんとした名前があります。路上で看板を持つ人の名前は、「human billboard(人間広告塔)」です。その中でも、くるくると看板を上手に回す人がいますが、この技術は「sign spinning」です。
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