毎日の仕事や日常生活をするなかで、誰でも一度は「自由に旅に出てみたい」と思ったことがあるのではないでしょうか。そんなとき、必ず考えてしまうのが「でも、仕事はどうしたらいいのだろう?」と言うことです。
もしフルタイムの旅人になったり長期間の海外旅行に出たいなら、それがどんな旅の仕方でも、何らかの収入を得る手段が必要になります。これがネックとなって、旅に出る夢を半ば諦めてしまっている人も多いでしょう。
そこで、旅をしながらでも仕事が出来る方法があれば最高ですよね。
実は、旅をしながらお金を稼ぐのには思ったよりも多くの選択肢があるのです。これからご紹介する方法の中から、ぜひ自分でもできそうなものを見つけてみてください!
1.ゲストハウスやホステルで働く

恐らく、何のスキルも道具も必要ない方法として一番手軽に出来るのがこの方法ではないでしょうか。多くのゲストハウスでは、パートタイムで清掃や受付などの業務をしてくれる人を募集しています。数時間働く代わりに宿泊場所の提供もしている場合が多いので、泊まる場所と仕事を一度に確保できて一石二鳥と言えるでしょう。
また、ゲストハウスには様々な国からの宿泊客が集まります。もし国内から始めて最終的には世界へ旅に出たいと思っている人には、語学を試したり情報を集めるのにも良い機会となりそうです。
そして初めて仕事をしながらの海外旅行へ行く方法としても、ゲストハウスやホステルで費用を稼ぐというのは現実的で挑戦しやすい方法だと言えるのではないでしょうか。
2.リゾートで働く

リゾートバイト、という言葉を聞いたことがあると思いますが、これは国内に限ったことではありません。世界中のリゾート地ではよく国内外からのスタッフを募集しており、様々な仕事に就けるチャンスがあります。
フロントやレストランスタッフなら外国人も比較的多く挑戦しやすいでしょうし、慣れてきたらアクティビティやイベント企画の職などもあります。またリゾート地という場所柄、自由時間に周辺を旅するのにも適した立地が多いのも利点です。
もし旅したい場所にリゾート施設がある場合には、収入を得る手段として検討してみると良いでしょう。もし大まかな行き先か就きたい仕事内容だけ決まっているという際には、ResortWorkなどのサイトを見てみると現実味が増します。さらに最近ではアジアのリゾートで日本人スタッフを募集している場合もあるので、まずは検索あるのみです。
3. Workampingをしてみる

上記と似たもので、海外ではWorkampingという方法もあります。
これはWork(仕事)とCamping(キャンプ)を合わせた造語で、短期間の季節労働などと引き換えに何らかの利益を得る活動を指す新しい言葉です。Workampingをすることで得られる利益には様々なものがあり、例えば時間給が支払われる場合もあれば、キャンプ場所の提供があるものもあります。
労働形態はパートタイムからフルタイムまで様々あり、また雇用期間も季節労働や比較的短期のものまで様々です。これだけ聞くとゲストハウスで宿泊場所の提供と引き換えに働くのと似ているように感じますが、Workampingの魅力は何と言ってもロケーションでしょう。
なんと、アメリカの例を挙げればイエローストーン国立公園やフロリダ半島の島々などの素晴らしい場所に滞在しながら働けるのです!旅行でも人気の場所に滞在しながら、コストを抑えたり収入が得られたりするなんて夢の様ですよね。
そんなWorkampingができる機会は、アメリカだけでも50の州、世界では何百もの国で提供されています。実際にWorkamping先を探す際には、季節ごとのイベント(クリスマス休暇の期間やハロウィン前の秋の収穫の時期など)に合わせて募集がないか探したり、行きたい地域の国立公園やキャンプ施設などに絞って確認してみましょう。
まずはどんな場所があるか見てみたいという人は、Coolworks.comなどの検索サイトを覗いてみるとイメージが湧くかもしれません。最後に、Workampingはホテル滞在などの方法に比べて、ある程度の現地での対応力や語学力などが必要です。ですから、海外旅行初心者よりもバックパッカーなどをして旅慣れた人にお勧めします。
4.オンラインで仕事をする

オンラインで出来る仕事も最近では本当に選択肢が多くなっています。従来からあるデータ入力などもありますが、プログラミングやライティング、ウェブデザインなどが出来れば更に仕事の可能性が広がるでしょう。またIT関連やクリエイティブ業界に限らず、例えば法律に関する業務やコンサルタント、オンライン秘書などの仕事も需要があります。
オンラインで働くことが出来れば、今までの仕事経験や使えるスキルを活かして稼ぎつつ、自由に海外旅行に行くことも可能になるでしょう。オンラインの仕事を探す際、国内での有名どころはやはりクラウドワークスでしょうか。
比較的ハードルが低い仕事から大きな案件まで揃っているので、海外旅行を計画しながら収入源を確立するのに良さそうですね。また英語のサイトでも構わないという人には、Upworkなどのサイトを利用して幅広く仕事を貰う方法も使えます。
5.リモートワーク

近年だんだんと認知度の上がってきたリモートワークという働き方を知っていますか。これは、会社に出社せずに自宅やコワーキングスペースなど、自由な場所で仕事ができる働き方のことです。
会社によってはこの制度が導入されているところも増えてきたため、会社勤めの人はまず確認してみてはいかがでしょうか。もし週に何日かでもリモートワークが出来れば、仕事もしながら比較的自由に海外旅行にだって行けてしまいますよね。
6.ハウスキーパー

CaretakerやHousekeeper、Housesitterなど名称は幾つかありますが、要は所有者がホリデーなどで家を空けているあいだ、その家に住んで家の管理(留守番)をする仕事のこと。
ハウスキーパーの仕事の多くは短期間から1シーズン単位ですが、場合によっては長期間の契約になることもあるようです。この仕事の面白いところは、色々な家に住める可能性があることでしょう。ハウスキーパーをして稼ぎながら旅をすれば、自分では住めないような大きな一軒家や素敵な街にも住むことができるかもしれません。
「暮らすように旅してみたい」と思うなら、そんな旅のスタイルにはハウスキーパーはお勧めと言えるでしょう。また余談ですが、外国に住む人たちの中には「日本人は几帳面できれい好き」「仕事をしっかりこなす」という印象を持ってくれている人が少なくありません。アパートや家の大家さんにしても「住むのは日本人がいい」なんて言う人もいるくらいです。
ですから、多少言語に自信がなかったり初めてハウスキーパーに応募する際も、日本人であることはアピールできるのではないでしょうか。
7.ハンドメイド作品の販売

ここ数年でオンラインで自分のハンドメイド・クラフト作品などを売れるプラットフォームは充実してきています。国内で言えば、MinneやCreemaなどが有名ですね。もちろん、作品販売をしながら旅をするには一か所に長期滞在して製作・販売する手段を確保するか、もしくは自由に海外旅行を楽しみつつ作品の発送時はまとめて行うなどの工夫は必要になります。
販売するものを選んだり(例えば海外旅行中にも製作できて発送も難しくない、小さくて場所を取らないものなど)、季節ものに絞って販売時期を調整したりしつつ、旅で得たインスピレーションを活かして仕事をするのが良さそうですね。
8.写真の販売

海外旅行にはカメラを持って行くという人も多いはず。そこで、撮った写真をオンラインの販売サイトで売って稼ぐという方法があります。プロ並みの写真ではなくても、様々な写真素材の需要があるストックフォトのサイトなどであれば大丈夫。
最近はミラーレスカメラもあるので、気軽に持ち歩いて写真を撮り溜めることができます。あとは撮った写真をアップロードできる環境さえあれば、写真を売りつつ自由に旅することができますよ。
9.ワーキングホリデー

あなたがもし18歳から30歳であれば、ワーキングホリデーを利用して海外に1年間から2年間滞在することが出来ます。日本は世界中の20以上の国々とワーキングホリデー協定を結んでいるので、もし希望の国が日本と協定を結んでいるなら、これを利用しない手はありません。
例えばオーストラリアやカナダ、デンマークやノルウェー、アジアなら韓国や香港にワーキングホリデーで行くことができ、現地で仕事を探して稼ぎながら滞在できるのです。ワーキングホリデーと聞くと学生が行くものだと思っている方もいるかもしれませんが、そんなことはありません。
社会人でも30歳までなら行けますし、結婚していたり夫婦でも利用することが出来るのは知っていますか(但し、扶養している子供がいないことが条件ではあります)?ワーキングホリデーを使って仕事をしながら海外旅行をする場合の費用やビザは国によって異なります。また、事前に健康診断が必要な場合もありますので、ビザ申請も併せて準備しましょう。
現地での仕事内容はレストランスタッフからベビーシッターまで色々あるので挑戦のハードルは比較的低いように思います。ですがヨーロッパでもドイツやフランスは現地語ができないと働き先を探すのが困難だったりしますので、自分に合った行き先かどうかしっかり調べて行きましょう。
10.ブログを書く

ブログを書くのも、海外旅行中の収入源の確保に繋がります。ブログの良い所は執筆場所を選ばないので、自由に旅しながらでも稼げること。
また、時間も比較的自由に設定して働くことが出来るのもメリットと言えます。もちろん、旅をしながらのブログ執筆で大きな収入を得るまでには時間がかかるでしょう。でも、旅人ならではの視点や写真、トピックを使って記事を書けるという点では有利です。
また、ブログは時間を選ばないので他の収入源との組み合わせ方も無限大。あなた次第でプラスαの収入を追加できる方法として考えてみては如何でしょうか。
11.何かを教える

自分のスキルを活かして、何かを教えながら旅するのもひとつの稼ぎ方です。例えば何も特技がないと思う人でも、日本語なら教えられますよね。また、楽器や工芸などが出来る人は意外と多いと思います。
インターネットやコミュニティセンターなどで生徒を募集すれば、好きなことをしながら海外旅行が出来るでしょう。また同様の方法で、オンラインで生徒を募集する手もあります。どちらにせよ、自分の強みを見極め、事前に教える手段を確認しておくことが大事です。
12.オペア

オペアとは、住み込みで子供のお世話や家事をする仕事です。国にもよりますが、ヨーロッパやオーストラリア、アメリカなどで募集しているので、子供好きなら一考の価値ありかもしれません。
オペアはアメリカなどのように留学制度として年齢や経験の規定のあるものや、国ごとのビザの種類もあるので、行きたい国についてオペアが利用できるか調べてみると良いでしょう。ヨーロッパは特にオペア制度が盛んなので、ビザも専用のものがあったりします。
13.スポーツインストラクター

サーフィンやスキューバダイビング、スキーなどスポーツの指導ができる人は、リゾート地などでこれらを教えながら滞在する選択肢があります。
国やスポーツの種類によっては資格が必要な物もありますが、大好きなスポーツを教えながら海外に長期滞在できたら素敵ですよね。資格が無くても一定以上のレベルなら応募できるものもあり、語学の壁もスポーツならそう高くないため挑戦しやすいはずです。
可能性は無限大!
いかがでしたか?海外旅行中にもお金を稼ぐには、思ったよりも多くの方法があることに気が付けたはずです。
大切なのは、自分には何が出来るのかという強みを分析し、場所に捕らわれずに仕事をする環境を整えることです。また、ゲストハウスなど現地ですぐ働ける方法からスタートしつつ、その間により自分に合った仕事を始める準備をし、ステップアップを図ることもできますよね。
「海外旅行をしながら稼ぎたい」という気持ちを実現できるかどうかはあなた次第。ぜひ、この記事を参考に夢を叶えましょう!
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