英語を日本語に翻訳していると、“最上級”の表現によく出くわします。
特に多いのは、企業の紹介ページです。「私たちのサービスは業界で最も…」「このツールは世界一の…」といったところでしょうか。
英語では、「…the most powerful tool…」(直訳:最も強力なツール)や「…the most innovative platform… 」(直訳:最も革新的なプラットフォーム)などです。こ
れは、意外と困る部分ではあります。文化の違いかもしれませんが、日本では、むやみに“業界一”や“日本一”という言葉は使わない傾向にあるのではないでしょうか。
実際に何かしらの賞を受賞した、などの実績が無い限り、明言は避ける傾向にあります。しかし、英語では、「一番」を名乗る人々がたくさんいるのです。これをいちいち調べた上で、適正を判断するのでは重労働です。
英語の“第一の、最も”という表現を、そのまま受け入れずに、「それだけ自信があるのだろう」と理解するのは、日本人の私たちにとって便利(そして楽)なスタンスかもしれません。私の経験上、本当に、“確実な証拠を伴った世界一”の座を手にした人は、それについての詳細までしっかりと記述する傾向にあります。
Latest posts by Shunya Ohira (see all)
- 瞬間移動の実現もすぐそこ?未来のスゴい旅行方法3選(実現間近!) - 2016年11月1日
- 【超欲しい】写真アプリの進化の結果→海外旅行にピッタリな「カメラ専用スマホ」が誕生! - 2016年11月1日
- 【ガチ】海外旅行で泊まれる…世界一怖い心霊ホテル6選(リアルな恐怖) - 2016年10月31日
- ロボットの世界の「tending」の意味とは?(マシンがマシンに仕える時代)
- 【4つの要点】仮想通貨の話でちょいちょい出現する「pledge」の意味
- 【4つの要点】切腹は英語で何と言う?「cut」では気持ちが悪い理由
- 【3つの要点】「sugar rush」と「sugar crash」の違いと意味
- 【5つの要点】“魅力”よりも深い意味の「allure」を考える(+使える場面)
- 過去の職歴をやんわり表現できる「hold roles」が便利(日本語での意味と活用例)
- 「long list of」のただ鵜呑みにしてはいけない本当の意味(イメージ→日本語訳)
- 【4つの要点】「安静で/静止して」ではない「at rest」の意味とは?
- 「measure」が「対策」ではない話(正しい&気持ちいい日本語で理解したい)
- 5つの要点で知る「enable」と「activate」の意味の違い(+脱「有効化」のススメ)
エイゴノートトップページはこちらからどうぞ
エイゴノートのフィードはこちら↓