今回の英単語は「unbox」です。読み方は「アンボックス」となります。これの意味に迫りましょう。
「unbox」の意味
「unbox」には動詞として「箱から取り出す」という意味があります。しかし、これはあくまでも辞書的な表現です。もっと実生活に即した言葉にすると「開封」といった意味になります。特に新製品を購入した人が、うやうやしく「さて、中身を見てみましょう」という、興奮のひととき。これを表現するのにぴったりな言葉です。
「unbox」はどんな場面で使われるのか
「unbox」は特に、最新の商品─なかでも電子機器─を購入した人が「開封の儀を執り行います」という紹介ビデオを撮影するときによく使われます。例えば、ビデオのタイトルは「Unboxing and first impression(開封からの第一印象)」といった具合です。
箱を「ジャジャーン」と開けて「うぁー、なんという美しいフォルム!」と歓喜するガジェット好きが容易に想像できます。iPhoneの新型が発売されると、徹夜して並んで購入したファンが、こぞって、感動をお届けするわけです。
時には「Unboxing went wrong(開封…してみたらまさかの問題発生)」といった、残念なパターンもあるかもしれませんが、基本的には「商品大好き」というスタンスになりますね。
なぜ「unbox」が“流行り”なのか
今時、この単語を知らずにネットで商品探しをすることはできません。誰もが、お気に入りの商品をネットで紹介できる時代です。“流行り”とは言いましたが、考えてみれば、いいものを見つけたら紹介したい、と思うのが人間のさが。これが、主にYouTubeなどの普及とともに、動画というかたちで共有されるようになっただけです。
「商品紹介」とはどう違うのか
結果的には、商品を紹介する動画になり得るのですが、決して、これは「商品紹介」と同義として片付けられるべきではありません。なぜなら、そこには、購入を一緒に経験しているかのような、絶妙な連帯感のようなものがあるからです。
淡々と「このボタンを押すと、ここが光ります…ええ、そして…」と説明するわけではありません。「さぁ、遂に買いました!」のような感情が大事な役割を果たしています。つまりは、「商品紹介」+「バーチャル購入&感動体験」ですね。
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