今回は、インターネット時代を生きる人類が必ず知っておきたい「hooman」に迫ります。ヒントとして…この言葉はネットで誕生し、ネット民により愛用されています。それでは参りましょう。
「hooman」の意味
「hooman」は「人間」という意味です。しかし、ただ「人間」と覚えても意味がありません。これは、猫などの動物が「人間」と言う時に(わざと「human/ヒューマン」のスペルを間違えて)使われます。猫が「ニンゲンってさ」と言っている…みたいなことです。わざと違う綴りにすることで、愛嬌が演出されています。
「hooman」はどのように使われるのか
「hooman(動物目線の「人間」)」という単語は、ミーム(meme)でよく使われます。日本では馴染みがあまりないかもしれませんが、英語圏には、キャラクターやフレーズなどを使った流行り(変化しながら拡散)の類があり、ミームと呼ばれています。Wikipediaの「インターネット・ミーム」の説明では…
インターネット・ミームとはインターネットを通じて人から人へと、通常は模倣として拡がっていく行動・コンセプト・メディア
…とされていますが、これを読んでも、正直、全くピンと来ません。むしろ、余計にわかりにくくなります。学術的に、より正確に言えばそうなんでしょうけど…わかりづらいですね。もっと簡単に言えば、ちょっとしたお笑いの型やキャラクター、パロディーなどと考えた方が、しっくりくるかもしれません。
ミームと言えば猫
ミームとして頻繁に登場するのが猫です。猫の「おバカさ」や「無邪気さ」、そして「ふてぶてしさ」が強調されて絶妙な面白ミームがたくさん世に送り出されています。具体的に見てみましょう。
▲「おい人間。俺の飯はまだか」→「human」にするのではなく「hooman」を使うことで、(動物が)人間をバカにしたり、嘲ったりした時の面白さが増しています。余談ですが、“インターネット猫界”の中でもしかめっ面をしたグランピーキャット(日本語のWikipediaページあり)は、王道中の王道です。
▲「見て、人間そのものでしょ」→ここからもわかる通り、決して「hooman」を使う時に、人間に対しての「おい、人間!」という厳しい態度が意味されているわけではありません。
決して猫に限定されない
ちなみに、猫に限定されるのかというと、決してそんなことはありません。犬や他の動物でも普通に使われています。ただ、絶妙な味わいがあることで、猫とミームの相性は抜群です。
さいごに
「hooman」が何を意味するかと言えば「人間」ですが、決して試験で「hooman」と答えないようにご注意ください。もちろん、あなたが猫なら、話は別ですが(むしろ、人間の期待を背負って、絶対に「hooman」を使ってください)。
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