今回は、1分でわかる「receptive」と「perceptive」の違いと意味をご紹介します。見た目は似ていると思うかもしれませんが、実際には全然違う英単語です。
「receptive」の意味
まずは、「receptive」の意味からです。この言葉には、こんな意味があります。英語での定義がわかりやすいのでご紹介します。
willing to listen to and accept new ideas and suggestions
日本語では、「新しいアイデアや提案に耳を傾け、受け入れることをいとわない」という意味です。つまり、他人の意見などに、オープンであるということ。この説明は、しっくりきますね。
これに対して、辞書にある日本語訳の方が、気持ちが悪いというか、わかりづらいです。一般的には、「receptive」には、「受け入れようとする、受容性のある」といった訳があてられています。簡潔で、使いやすいですが、本当の意味を理解するには、先の、英語の定義の方がわかりやすいですね。
「perceptive」の意味
続いては、「perceptive」の意味です。以下をご覧下さい。
Able to sense slight impressions or differences
日本語では、「わずかな印象や違いを感じることができる」という意味になります。
さらにCambridge Dictionaryによれば、「多くの人が見逃しがちなことに、よく気づくことができる(very good at noticing and understanding things that many people do not notice)」とされています。
つまりは、「そんなところにまで、よく気づいたね」という、細かなところに目がいく力です。
「receptive」と「perceptive」の違い
「receptive」は「新しいアイデアや提案に耳を傾け、受け入れることをいとわない」であり、「perceptive」は「わずかな印象や違いを感じることができる」ですので、その言葉の見た目に反して、中身は全然違います。
- receptive = 他の意見に対してオープンであるということ
- perceptive = 見落とされがちな違いに気づくことができるということ
前者は、意識の問題です。どれだけ、他の人の考えを受け入れようという心の広さがあるか。そして、後者は、細かな部分に気づくことができる能力についてのものです。もちろん、小さな違いを意識するかどうか、という意識も関係しています。
- 【焦った故に?】小型で可愛らしい「聖キリアキ教会/Church of Agia Kyriaki」 - 2022年6月9日
- 【危険なの?】飛行機内でコロナウィルス感染を避ける6の要点(+海外大手機関の見解) - 2020年11月6日
- どんな国?ジョージアという国を知る9の秘訣(ジョージアで有名なものなど) - 2020年8月24日
- 「利用できる/使える」と言いたい時に最適な英語表現(特にIT分野が多め)
- 英語での「割引」の言い方と日本語とのニュアンスの違い(ネットショップで便利)
- 「single click」の意味(これこそがワンクリックの英語)
- 何とも予想しづらい「write off」の意味(会計から一般的な用途まで)
- 日本人に馴染みの薄い「bootstrap」の3つの意味と使われる場面
- 「specific to」がいい感じに訳せない時に便利な意味と考え方
- 「under the same umbrella」の意味と変則的な訳し方(ビジネス関係で頻出)
- 「come to a crawl / bring *** to a crawl」の意味と使われがちな場面
- シンジケートでも企業組合でもない「syndicate」の意外な動詞としての意味とは?
- Moreの意味:Moreを“より”と日本語訳してしまう恐怖
エイゴノートトップページはこちらからどうぞ
エイゴノートのフィードはこちら↓