細かいところですが、気になった話です。英語で「single click」というものに出会いました。もちろん、これの意味を理解するのに苦労することはありません。
普通に考えて「1回クリック」という意味だな、とわかりますね。これを日本語にすると、シングルクリックではなく、ワンクリックです。
逆の場合を考えてみましょう。「ワンクリック」を英語にするとなると、なかなか「single click」は想い浮かばないでしょう。ワンクリック→single clickという流れは是非とも覚えておきたいものです。
Googleでsingle clickと入力すると…以上のような候補が表示されます。これは、よく検索されている語句ということですね。マウス、Windowsなど、IT系の文脈で使われています。当然と言えば、当然のことです。
ちなみに、一番上にある「single click cleaner」の意味は「ワンクリックでできる(パソコンの)クリーニングを行う機能/ツール」という意味です。より具体的には固有名詞で「ワンクリックで履歴やキャッシュを削除できるChrome拡張機能」となっています。この他にも、single click… で、ワンクリックで利用できる〇〇という意味になります。
日本語の「ワン(1つ)」と英語の「single」が合致することが結構あります。
- Single-handed = 1つの手で、片手で、自分の力で
- Single page = 1つのページ(Webページ)
- Single dose = 1回分の投与
そして、日本語と同じシングルの使い方もあります。
- Single bed = シングルベッド
- Single = 独身という意味でのシングル
合致する場合と、合致しない場合がありますが、何はともあれ、1つを意味するときに、singleを考えるのは大事なポイントかもしれません。
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- 「利用できる/使える」と言いたい時に最適な英語表現(特にIT分野が多め)
- 英語での「割引」の言い方と日本語とのニュアンスの違い(ネットショップで便利)
- 「single click」の意味(これこそがワンクリックの英語)
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