旅行の行き先がやっと決まりました。
今回の旅の目的地はネパール!
調べれば調べるほど行きたい場所、食べたいもの、買いたいお土産。
夢が膨らみプランをたてる時間はあっという間に過ぎていくものですね。
せっかくの旅行だから、全部やってみたい。でも実際 お金はどのくらいかかるの?
というわけで、今回はネパールでの一人旅でいくらかかるのか。
現地の物価はどれくらい?
気になる点をチェックして旅行に備えていきましょう。
1章:ネパールで使われているお金
日本では【日本円】が使われているように、ネパールでは【ネパールルピー】が使われています。
1ルピー=1円 を基本的に考えていただいて大丈夫です。
計算するのが簡単で楽チンですね。
では首都カトマンズの物価はいかほどなのか、早速見ていきましょう。
2章:ネパールの物価
とてもありがたいことに、ネパールは日本と比べると本当に物価が安いです。
こんなに安くていいの?とびっくりしてしまうものがたくさんあります。
バックパッカーがついつい長期滞在してしまう国といわれる理由のひとつは、この物価の安さにあるのではないでしょうか。
野菜やお酒などの食料品
特に安いものの一つに野菜が挙げられます。
日本では野菜の高騰が激しいですが、ネパールにとっては無縁の存在です。
シーズンにもよりますが、野菜の値段の目安はこちら。
- トマト1kg=50ルピー
- 玉ねぎ1kg=50ルピー
- キャベツ1kg=35ルピー
- じゃがいも1.5kg=120ルピー
びっくりのお安さです!キロ単位でほぼ100円以下。日本に持って帰りたいほど、野菜がとにかく安い!
私の食生活もネパールに住むようになって激変しました。野菜の甘みが美味しいです。野菜大好きだー!
それ以外にも日本で言うコンビニのような場所(ネパールではパサルといいます)ではパンやクッキーなどのお菓子やヨーグルトを買うことができますが、それも衝撃の安さ!
- 食パン=35~100ルピー
- ヨーグルト(1リットル)=130ルピー
- クッキー=10~100ルピー
- お酒=300~1,000ルピー
ブランドにもよりますが、これだけでも食費を かなり節約 できます。
ちなみにお味は日本と比べてはいけません。それなりのお味です(笑)
お酒はあまり割安感はありませんね。輸入のものだと高くなります。
ネパールならではのビールも何種類かあり、缶一本200ルピーくらいなので飲み比べをしたり、お土産にもおすすめです。
逆にびっくりするくらい高い代表格といえばこれ。トイレットペーパー。
日本だと12ロールで300円ほどで売られているかと思いますが、こちらは4ロールで300ルピー以上します!生活必需品なので、この値段はなかなか痛い出費です。
レストラン
ネパールにはたくさんのレストランがあります。
カトマンズの中心部タメル地区にいけば、何でも食べられると言っても過言ではありません。
日本食はもちろん、イタリアン、中華、ステーキなどが 日本よりも安く、しかもハズレがあまりありません 。
予算はレストランの格やメニューにもよりますが、通常一人300~1,500ルピーほど見積もっておくといいでしょう。
これに 10%のサービス料と13%の税金 がかかるのでご注意ください。
もっと節約したい!という方には現地の人が行くローカルレストランがおすすめです。
ローカルレストランではモモやダルバートなどが、とても安く頂けます。しかも 税金とサービス料はかかりません 。
【モモ】(日本で言う蒸し餃子。これにゴマやトマトのソースをかけて食べるのが一般的)という料理はひと皿100ルピー前後。
おかわり自由のネパールの定食【ダルバート】(たっぷりのご飯に豆のスープ、野菜炒めなどを混ぜて食べるワンプレート料理。ネパール料理といえば、これ!)は200ルピー前後で食べることができます。
ネパール在住の私もほとんどローカルレストランにお世話になっています。
毎食とても節約できるのでありがたいのですが、一つだけ注意していただきたいポイントがあります。
それは、外見が綺麗かどうかで選ぶよりも 【お客さんがたくさんいるかいないか、流行っているかいないか】 で選ぶと失敗がありません。
これは料理の美味しさ云々だけではなく、衛生的に回転率がいいお店の方が食中毒の危険が少なくなるからです。
勇気を出してぜひ一度挑戦してみてください!
首都カトマンズだけではなく、 ほかの観光地の相場も概ねこの値段 です。
しかし田舎や地方都市に行けば行くほど安くなるということを覚えておけば損はしません。
特にネパールは物資の多くをインドからの輸入に頼っているので、物によってはインドの国境近くに行くとカトマンズ市内の半額で購入できるという場合もあります。主に衣料品が中心になります。
日本へのお土産
日本で帰りを待っている家族や友人、会社の方にお土産は必須ですよね。
では お土産の予算 はいくら取り分けるといいのでしょうか。
ざっくりとお土産の値段をお教えします。
- 紅茶=100~800ルピー
- ヒマラヤ岩塩=80~200ルピー
- ポーチやカバン=200~1,200ルピー
- Tシャツやパンツ=700~1,200ルピー
- ヤク毛のマフラーやストール=200~1000ルピー
- カシミヤ製品=1,000~8,000ルピー
値段と質は比例するのでかなり開きがありますが、ざっくりこんな感じでしょうか。
値段がついていない店がほとんどなので、はじめはかなりふっかけられると思いますが、何件か見回って 相場を頭に入れながら 上手に交渉してみてください。
これもネパール旅行の醍醐味のひとつです。
3章:バスやタクシーなどの移動費用
ネパールには大きく分けて4つの乗り物があります。
バス、テンプー(10人のり電気自動車)タクシー、飛行機。
この4つを乗りこなせたらネパール旅行者ベテランの称号を獲得できます!
すぐ近くの移動はテンプーやバスを使いますが、相場は 15ルピー が基本です。
遠くなればなるほど増えていく仕組みです。
タクシーはメーターを使ってはくれない(というよりそもそもついていない)場合がほとんどなので、乗る前の値段交渉が必要です。
早朝や夜、渋滞時間はプラスで料金がかかります。
相場は 300~2,000ルピー 。
長距離の移動は長距離用のバスか、予算に余裕のある人は国内線の飛行機を使います。
例えばヒマラヤが綺麗に見える観光地ポカラまではバスだと 片道700ルピー 、飛行機だと約 10,000ルピー です。
ご自身の予算と旅程に合わせて計画されてください。
4章:ネパールのホテル代はいくら?
物価が安く移動のバスも安い!ネパールの魅力の一面をご理解いただけたかと思います。
しかし、いくら物価が安くてもホテル代が高額では、節約の意味がなくなってしまいますよね。
では次は旅のホームとなるホテルの相場を見てみましょう。
ゆっくりリゾート感を楽しみたいなら高級ホテル
いわゆる高級リゾートホテルなるものが、ネパールにも存在します。
アジアのごちゃっとした雰囲気から一変。ホテルの中は静かでとても優雅な気持ちになれます。
有名どころのホテルは一泊 10,000ルピー前後~ でしょう。
日本で言う高級ホテルは3万円以上が普通なので、そう考えるとかなりお得と言えます。
予算に余裕が有り、折角ならいいところに泊まりたい方は高級ホテルがおすすめです!
予算を節約しつつもそこそこ綺麗な中級ホテル
カトマンズ市内にもほかの観光地にもたくさんのホテルが存在します。
ゲストハウスと記載されていることも多い中級クラスのホテルですが、値段の振り幅はかなり広くなっています。
私はアゴダというサイトで検索することが多いのですが、こちらで調べるとひと部屋 1,500ルピー ほどから見つけることができます。
クチコミの評価もみながら検索してみるといいと思います。
私の経験上、大体一泊2,000ルピー以上出せば、そこそこ良いホテルが見つけられると思います。
ちなみにホテルは 一室いくら という表記のため、お友達やご家族とツインなどを予約した場合、一人分の料金は半額になります。とってもお得に泊まれるので、私も旅行の際はいろいろ探してみます。
安さが一番!低価格ホテル
バックパッカーの方に耳より情報です!
共用バスルームでも良いから安くしたいという方にはなんと一泊 400ルピー台 から見つけることができます。驚きの低価格ですね!
しかしここはネパール。
水が出ない、布団が固いなどそうしたリスクも、やはり高くなります。
ホテルの口コミをよくお調べた上でのご予約をおすすめします。
5章:ネパールの旅行費用
物価が安く移動のバスも安い!ホテル代も思っていたより抑えられそう!
ネパールへの旅行が現実的なものになってきましたね。
でも一番旅行の中でお金がかかるのはなんといっても、 現地までの航空券代 ですよね。
どの航空会社を選ぶべきかも迷うところ。
残念ながら日本からの直行便はないため、どの航空会社でも乗り換えがあります。
そのなかでも個人的におすすめの航空会社をお教えします。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
使いやすさNo.1!大韓航空
直行便がない=到着までに時間が余分にかかるということになります。
そのためほとんどの航空会社は出発日の翌日着になってしまうのですが、大韓航空は日にちによっては当日出発⇒当日着という素晴らしい旅程が存在します。
価格は成田発の往復で ¥80,000-台 から。(シーズンにより変動します)
機内食もサービスも素晴らしいので個人的におすすめな航空会社です。
サービスNo.1!タイ国際航空
イギリスのスカイトラックス社が毎年選定している、エアラインランキング2017年度版でエコノミークラス堂々の1位を獲得したのがタイ国際航空です。
サービスよし!機内食よし!こちらも素晴らしい航空会社です。
出発する日付にかなり左右されるのですが、大韓航空より少し価格は高めと感じます。
成田発で 往復¥90,000-台 から。(シーズンにより変動します)
出発日と値段を比較して決められることをおすすめします。
安さNo.1!中国東方航空
航空券を検索すると一番安い航空会社で必ずヒットするのがこちらの中国東方航空。
実は私も日本に帰国の度にお世話になっています。
安さは間違いなくナンバーワン!
でも海外旅行に不慣れな方にはあまりおすすめできません。
なぜなら乗り換え2回(中国の空港で10時間以上の乗り換えがあります)
トラブルも多々有り(カウンターは毎回激混みです)
機内食が微妙(乾物ばかりがでる場合があります)
と、なかなかにレベルが高い航空会社なのです。
しかしやはり値段が安いことと、預け荷物が23キロ×2個無料ということを考慮し、結果いつも選んでしまうのが中国東方航空なのです。
お値段は成田発着で¥60,000-台から。(シーズンによって変動します)
チャレンジ精神旺盛な方はぜひ、中国東方航空を利用してみてください。
6章:一人旅の費用概算
これまでいろいろな費用を見てきましたが、結局のところ総まとめで費用は一体いくらかかるのか。
一週間の旅行での費用を計算してみました。
予算に余裕があるゆったりプラン
- 航空券代:¥100,000- ※タイ国際航空利用
- 食費:¥21,000- ※一食1,000円で計算
- お土産代:¥20,000-
- 移動代:¥22,000- ※カトマンズ外に飛行機で出かけた場合
- ホテル代:¥75,000- ※高級ホテルに宿泊の場合
- 雑費:¥2,000-
どこに泊まるか、何を食べるかでかなり左右されますがこれだけ見ておけば十分ゆったりリッチな旅ができます。
低予算でバランスプラン
- 航空券代:¥90,000- ※大韓航空利用
- 食費:¥15,000- ※一食700円で計算
- お土産代:¥20,000-
- 移動代:¥2,000- ※カトマンズ外にバス利用で出かけた場合
- ホテル代:¥21,000- ※中級ホテルに宿泊の場合
- 雑費:¥2,000-
高級旅と比べて10万近い差が出ました。
やはりホテルと移動費でかなり違いが出ますね。
食事はローカルレストランと外国人レストランを併用で計算してあるので、どちらも低予算で楽しみたい方は大体このくらいを見ておくと良いと思います。
最安価格のバックパッカープラン
- 航空券代:¥65,000- ※中国東方航空利用
- 食費:¥8,400- ※一食400円で計算
- お土産代:¥5,000-
- 移動代:¥2,000- ※カトマンズ外にバス利用で出かけた場合
- ホテル代:¥3,000- ※最安ホテルに宿泊の場合
- 雑費:¥2,000-
見てくださいこの安さ!
海外旅行一週間がこの価格で体験できるなんて驚きではないでしょうか。
今すぐにでもネパールに飛び出したい気持ちになった方がおられるかもしれません。
なんといっても一週間全て込みでこの価格です。
人によってはもっと削れるかもしれません。
予算に合わせて最適なひとり旅を!
同じ国を旅行するにも、旅の楽しみ方はそれぞれです。
ぜひ最適なプランを立てて、魅力いっぱいのネパールに遊びに来てください!