今回は、「patron」の特殊な使い方についてです。最近、海外にある図書館についての案件でお仕事をさせてもらったのですが、そこで、気になることがありました。「図書館で、パトロン[patron]の快適さを意識する」という話です。「patron(パトロン)」という言葉について、いつもより深く考えるきっかけになったので、ご紹介します。
「patron」の一般的な意味は?
まずは、辞書によくある、一番わかりやすい「patron」の意味からです。「patron」には「後援者」という訳語が当てられることがあり、これは、つまり、金銭的な支援をする人のことです。英語圏ではよく使われる表現で、個人で活躍する人を、資産家やサポーターが支援する、という文脈でよく登場します。
他には、「patron」には「常連」という意味があります。飲食店に足繁く通って、その店の売り上げに貢献しているということで、ある意味では「資金面での貢献者」と言うこともできるかもしれません。ここまでが、基本的な「patron」の意味です。
「patron」が図書館に出現する?
さて、本題はここからです。図書館に関する英語の文献を読んでいる時に、「patron」という単語が登場しました。最初は「図書館に後援者が?投資家か何かか…?」とも思いましたが、すぐにそれが勘違いであることに気づきました。実は、図書館の文脈では、「patron」は、よりシンプルに「利用者」を意味することができます。
これは、非常に面白いものです。というのも、普通、レストランであれば、「customer(お客さん)」という表現になりますし、ジムであれば「member(会員)」ですし、ホテルの宿泊者であれば「guest(宿泊客)」です。
このような決まりが、図書館にもあったということですね。実は、私は、今回の英語の文章に出会うまでは、図書館を利用する人のことを「patron」という言い方をするとは、全く意識したことがありませんでした。
図書館における「patron」のもっと細かな定義
また、「patron」について詳しく調べてみると、これは、図書館を「ひいきにする」人にも、よりシンプルに「本を借りる」人にも使えるとのことです。
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