この記事では、モロッコで最も人気の高い各都市についての細かな治安をご紹介します。私の経験、そして周りのモロッコ人への聞き込み、さらにあらゆる旅行者からの声を総合して判断しています。きっとお役に立てるはずです!
今回扱う、モロッコで最も人気のある観光都市がこちら。
(*随時、町のリストを追加予定です)
- マラケシュ
- フェズ
- シェフシャウエン
- カサブランカ
- タンジェ
- ラバト
上から順に、日本人観光客が訪れる度合いの高さ(私の感覚)を表しています。フェズとシェフシャウエンの前後はあり得そうですが、だいたい、この順番で合っている気がします。
さあ、それでは、各都市の治安を丁寧にご紹介しましょう。
Useful source: GOV.UK, Lonely Planet
1. モロッコ、マラケシュの治安
マラケシュは間違いなく、モロッコでナンバーワンの人気を誇る観光都市です。実際、モロッコを旅行するみなさんから、毎日のようにご連絡をもらっていますが、9割以上は必ずマラケシュを旅のプランに組み込んでいますね。
まずはズバリ、マラケシュの治安です。安全なのかどうか。難しいですね。暴力を伴う犯罪に巻き込まれる可能性は低いです。しかし、お金を巻き上げられたり、高額請求により騙される可能性は…高いです!
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悲しいもので、いろんな旅行者から、「マラケシュで〇〇されました!」のようなメッセージをもらいます。そうなってしまってからでは、もう「残念です…!!」と言うしかありません。一緒に、詳しい思いを共有はしますが、それ以上のことはできません。
その被害の内容をランキング化してみました。
- 第3位:モロッコ人にナンパされた(女性限定!)
- 第2位:道案内という名目でお金を取られた
- 第1位:信じられない値段でぼったくられた
こんな感じです。全て、嫌ですね(ナンパ希望の女性もいますか?)。第3位は、女性限定なので、男性の皆さん、ご心配なく。逆に悲しいでしょうか…。
モロッコ人の男性によるナンパは、決して珍しいことはではありません。一つ、女性のモロッコ旅行者にアドバイスをさせていただくと…「あなただけとは限りません」です。もちろん、モテるのは嬉しいことですが、決して、あなただけがモテるわけではありませんので、理性を保ってください。冷静な心で判断した上で、「この人となら!」という自信があるなら、あとはお任せします!ただし、モロッコの男性に騙された(または「騙されている気がする…」)という相談もよく受けますので、なんとも言えませんね!
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続いて、道案内と恐喝のコラボレーションです。わざと雰囲気を和らげるために軽い言い方をしましたが、深刻な問題です。気をつけてくださいね。もう一度、言います。気をつけてください。本当に、日本の心優しい旅人がモロッコで騙されることがないようにしたいので…。典型的なのは、道に迷っているあなたに向こうから声をかけてくるパターンです。
私がみなさんからもらうご報告から感じる傾向としては、「20-30代の男」に要注意です。もちろん、これに当てはまったら必ず危険だ、というわけではありません。本当に親切心で案内してくれる人もいるでしょう。しかし、マラケシュで…しかも観光エリア(マラケシュの中にも、観光客とは無縁な住宅街はあります)で、向こうから道案内を申し出てきたら、99%危ないでしょう。
これの怖いところは、いろいろあります。まず、最初は「お金はいらないから」と優しい人のふりをするのですね。巧妙ですね…。そして、最後に、人の通りのないところで、一気に恐喝まがいの請求をしてきます。これが厄介です。人が周りにいないので、助けを求めることができません。時に、仲間が合流して複数人になることもあります。これの対抗策は、絶対についていかないこと。あなたが自分の意思で道を歩いていても、勝手に前を歩いて「案内してる風」を演出してきます。これには笑ってしまいそうですが、現場ではそんな余裕はないでしょう。そんな時は立ち止まって、近くのカフェなどに入るか、もしくは一旦引き返すくらいの態度が必要です。完全にいなくなってから、ゆっくりと散策を始めましょう。
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ちなみに、店の人などに道を聞く場合は、通常、問題ありません。そのひとが指で「あっちだよ」というように教えてくれるので、それを頼りに進めばいいでしょう。ただ、「俺についてきな!」パターンになったら、一応警戒はしてください。その時には断ってもいいですし。
続いては、ぼったくりの話です。堂々の第一ですね。マラケシュは、モロッコで一番の観光都市です。だからこそ、ここで「観光客相手に一攫千金してやろう!」と思う人がいても、不思議ではありません。もう、ここには(特にジャマ·エル·フナ広場周辺)うじゃうじゃ、ぼったくりをしてくる人がいます。そんな人たちのせいで、まともに仕事をしているモロッコ人がかわいそうです!
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詐欺のパターンには、キリがありませんが、共通しているのは、「アホみたいな値段をふっかけてくる」こと。怪しいと思ったら、「でも、お店の人が言っているし」とはならずに、確認してください。それで嫌な顔をされても、気にする必要はありません。値段の確認方法は、一番いいのが、スマホですね。ポケットWiFiなどで常にネットに繋がっている状態を確保しておけば、すぐに日本円に換算した値段がわかります。モロッコの物価は日本の数分の一です。なので、日本でも高いなと思うような値段であれば、疑うのがいいでしょう。お土産屋であれば、「言い値の半分が、本当のまともな値段」だと思ってください。なので、基本的に、半値に値切る試みを推奨しています。
より具体的な対策を言います。(このウェブサイトYOSO-Walkのあらゆる記事で何度も言っていることですが)ジャマ·エル·フナ広場でサルやへびを従えている人々と関わると、意味不明な値段を請求されます。「写真を撮らせてあげるからお金を払いなさい」というスタンスですね。あと、タロット占いをする人もいますが、目玉が飛び出るような額をふっかけてきます。そして広場を囲むようにして色々なレストランがあるのですが、オススメはしません。他の記事で何度も詳しい体験を書いていますので、ここでは詳細は避けますが…例えば、あるウェイターはメニューにある額に勝手に上乗せして請求してきました。
マラケシュで気をつけるべきことのトップはこのあたりですね。
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2. モロッコ、フェズの治安
フェズもモロッコを旅行する日本人に人気ですね。ものすごい人気です。フェズの良さはやはり、歴史の深さでしょうか。ここはかつて、モロッコの中心的役割を果たしていました。
さあ、人気の観光地…ということは…はい、その通り。観光客を騙しにかかる人がいます。フェズでも、マラケシュと同様に、道案内系の詐欺師に注意するようにしてください。ただし、私の経験+旅人の話を聞く限り、マラケシュほどではないですね。
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ここから語る内容は私の主観ですので、それを踏まえた上でお聞きください。私は残念ながらフェズでかなり危険な思いをしたことがあります。あくまでも一体験なのですが、謎の男数人に囲まれ、揉み合いになりました。日は暮れていない時間帯でしたので、余計に「こんなことがあるのか」と驚きました。正確に言うと、一人で歩いていたら、腕をぐいと捕まれたのです。私はただ、その手を外して散歩を続けたかったのですが、その人らのしつこさは強烈でした。
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そんな経験はありますね。もちろん、これはフェズ全員に当てはまるわけではありませんから、誤解をしないでください。私はフェズの大方の人は好きです。もしある程度の傾向を言わせてもらえるのであれば、フェズの人々は、素朴感が強いです。いい意味で、です。この素朴な部分が悪い方向に行くと、粗野で攻撃的になるのでしょう。例の男たちは、そんな悪い部分が強めだったということでしょう!
もう一つ、フェズ在住の外国人の話でこんなものがあります。フェズに住んで、身の危険を感じることはそんなにない。ただ、盗難などの軽犯罪は、モロッコの他の都市よりもかなり多い気がしている。…とのことです。荷物の管理には気をつけてください。特に、迷路のように入り組んだメディナを歩く際には、バックパックなどに気をつけてください。人混みを歩いていると、後ろからすっとバックパックのチャックを開けられても、意外と気づかないものですからね。
関連記事:マラケシュ〜フェズの移動方法 & フェズ〜マラケシュの行き方【まとめ】
3. モロッコ、シェフシャウエンの治安
シェフシャウエン(またはシャウエン)も大人気ですね。青の町としておなじみです。この写真を見て「え、モロッコ!?モロッコ行きたい!」と思い立った人もたくさんいることでしょう。個人的にもオススメの観光地です。実際、後悔しないと思います。
シェフシャウエンの治安は、特殊です。つまり、他のモロッコの観光都市よりも、気をつけるべき点がずれているのです。まず、シェフシャウエンは町というよりも「村」のような雰囲気であることを理解しておきましょう。素朴な場所です。立派な観光地で、多くの外国人が訪れるものの、「観光客からお金を搾り取ろうとする」姿勢は、全然感じません。人が優しくて穏やかって、大事ですね。なので、法外な値段でぼったくられる可能性は低いと考えていいでしょう。それでも、何も考えずに買うのはオススメしませんが。特に絨毯などは高額になりますので、よく検討、比較してください。
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スリや盗難の話も、あまり聞きません。日本人旅行者から「シャフシャウエンでこんなひどい目に遭いました!」という類のメッセージは、なかなかもらいませんね。一つ、個人的に、「危ないかもしれない」と思ったことはありますので、共有しておきます。それは、山です。シャフシャウエン自体が山の上の方にあるのですが、すぐそばに、大きなリフの山々があります。実際、思いのほか、特別な装備なしで登れてしまうのですが、高台にまで移動した時に、少し身の危険を感じました。
その時、私は、モロッコ人の友人と一緒だったので良かったのですが、高台に行くと、一人の男がポツンと立って、ずっとこっちを見つめていました。これだけでは危険と判断することはできません。しかし、皆さんがリフの山や、高台の方まで移動する時には、周りに注意を払うようにしましょう。もし一人で登るならなおさらです。少なくとも、最初から「あそこに人がいるな」と分かっていれば、ある程度の距離を取ることも可能ですからね。
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特に女性の一人旅の場合には、注意してください。できれば、山の方面に行くのであれば、誰かと一緒に行くことをオススメします。電灯などは当然ありませんので、夜に登るのも控えてください。ただ、高台からシェフシャウエンを眺めるのはいいものです。そのような意味では行くだけの価値はあります!
4. モロッコ、カサブランカの治安
さあ、カサブランカの登場です。我がいとしのカサブランカ…とは言えません。カサブランカを拠点としつつも、カサブランカを最も愛していない人間の一人かもしれません。この街は奥が深いですね。
まずは、簡単にイメージを掴んでいただくために申し上げますと、この街はごちゃごちゃしています。そして経済の町です。なので、観光をしても感動することは、ほとんどないでしょう(正直)。ですが、見て楽しいものが何もないわけではありません。まずは、モスクですね。海に突き出すように作られた不思議さと、そして精巧な壁面のデザイン、圧倒的な巨大さ!見ておく価値はあります。
さあ、そんな観光とは程遠いカサブランカの治安は、あまりよくありません。皆さんに細心の注意を払って欲しいので、あえて「危険な部分が色々あります」と言っておきます。
関連記事:5章で分かるカサブランカの治安情報(安全・危険度を知りたい旅行者へ)
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カサブランカ現地の女性でも、夜に一人歩きをするのには抵抗があります。はっきり言いますが、女性がカサブランカを旅行する場合には、夜には絶対に一人でぶらぶら出歩かないでください。おそらく後悔することになります。
カサブランカには、いくつものエリア(フランス語では「カルティエ」)があり、カルティエによって危険度はだいぶ違います。以下のカルティエは比較的安全で、カサブランカの中ではまともに散歩が可能です。
- ゴティエ
- ブルゴーニュ(海の近く)
- ラシン
カサブランカにはトラム(路面電車)が走っています。基本的にはこのトラムの路線が網羅しているエリアよりも内陸には行かないことをオススメします。私でも、なかなか行きません。モスクも海との境目にあることから、観光をするなら、「海の近くを回る」というイメージを持っておけばいいでしょう。メディナ(迷路のような道が続く昔ながらの場所)も海のすぐ近くですので、見どころは全て、一箇所にまとまっていますね。
カサブランカの注意点を挙げれば、キリがないのですが、バスは絶対に絶対に使わないでください。最近、ニュースでモロッコの怖さを知った人も多いでしょう。女性が強姦される事件は、悲しいかな、カサブランカ市内のバスで発生しました。以前から、私は絶対にカサブランカのバスは使わないように、あらゆる記事で警告してきましたが、さらに強調したいと思います。
暴行事件のような犯罪が起きずとも、カサブランカのバスでの盗難やスリは、文字どおり日常茶飯事です。私も、私の知り合いのモロッコ人も絶対に使いません。このバスは、信じられないほどに安く、お金に困っている、「どうしても使わざるを得ない」人が使っている状況ですね。
カサブランカを移動する際には、タクシーかトラムを使うようにしてください。ちなみにタクシー運転手の無愛想レベルは100なので、気合を入れて利用してください。たまにいい運転手もいるので、笑顔の人に出会えたらラッキーです。
関連記事:カサブランカ〜ラバトの移動方法&ラバト〜カサブランカの行き方【まとめ】
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5. モロッコ、タンジェの治安
Image: Special Lodgings
タンジェは、あらゆるモロッコの観光都市の中でも、治安がいい場所だと、私自身は感じています。この街で犯罪にあった話も、身近なところではなかなか聞きません。ただし、そうは言っても、モロッコであることに変わりはないので、基本的な警戒や注意は怠らないようにしてください。
より具体的な情報をご提供します。私の友人のモロッコ人はタンジェの学校に通っていたので、3年間、ここで住んでいました。彼女に聞くと、帰ってきた答えは「かなり安全」です。モロッコ人の目から見ている時点で、私たちの安全の基準とは違いがありますが、学生として何か身に危険を感じたことはないとのこと。
私自身も、タンジェを訪れた時には、特に身の危険を感じませんでした。タンジェはモロッコでも一番北にある町の一つです。海を隔てた北側にはスペインがあります。実際、「モロッコにスペインをちょっと足したような雰囲気」で、ヨーロッパの治安に近いような印象は受けます。
さらにいろんな旅行者に聞いてみても、同じ答えが返ってきます。ただ、夜中に不用意に歩き回らない、人ごみでは持ち物に気をつけるといった点は、絶対に忘れないようにしてください。
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6. モロッコ、ラバトの治安
ラバトは、モロッコの首都です。よくカサブランカやマラケシュが首都なのでは?と思っている人がいるようですが、このラバトにあらゆる政治的な建物が集中しています。
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ここに住んでいる人は、割と富裕層だったり、政府関係者だったりします。もちろん、全員ではありませんが…。さらに、ラバトには外国人が多く居住しています。会社の出張関係で来ている人や大使館の職員など。なんとなく「品がいい」雰囲気の人が多く、それは町にも綺麗に反映されています。
ラバトは、モロッコの中でも治安がいい場所の一つです。ただし、ラバトの中でも犯罪が起きやすい地域はあります。例えば、メディナの混雑した場所を歩く時には、よくよくスリなどの犯罪に注意するようにしてください。
ラバト観光のメインは海沿いを中心に広がっています。この辺りは安心して歩くことができるエリアなのでオススメです。ラバトの治安の土台となっているのは、やはりここに住む人たちでしょう。「素朴で穏やか」というよりは、「高貴で穏やか」という言葉で、人々のイメージが伝わるのではないでしょうか。
関連記事:【旅人の9割が知らない】ラバト観光4つの極意(モロッコ在住者が語る)
ラバトでは、多国籍の人が集まるパーティーやイベントが多く開催されています。ここからもわかるように、ラバトは国際色豊かで、オープンな町です。外国人に対する抵抗が少ないとことだと言えるでしょう。ここで言う「抵抗」を少し詳しく説明しますと…モロッコには保守的で、外国の人をあまりよく思わない人がいます。そんな考えの持ち主は、ラバトには少ないです。
逆にモロッコの小さな村や町では、この傾向が比較的強く、(もちろん海外からの旅行者が少ないことも理由の一つで)私たちのような旅人に、厳しい接し方をする人もいます。
なので、もし、YOSO-Walkで紹介されていないようなマイナーな地を訪れる場合には、「もしかしたら保守的で、外国人に対しての反発が強い場所かもしれない」という意識は持っておくことをオススメします。
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ここからは、もうちょっと治安について深く考えてみます。時間がない人は、上の記事リンクから、お好きな場所に移動してください。もう少しモロッコを深く考えて、旅に深みを…というあなたは是非とも、以下の話もどうぞ。
モロッコの治安を深く考える
モロッコに長く接していると、「せっかくいいところがいっぱいあるのに、治安がもったいない」と思うことがあります。治安が心配で、相談をされる方もたくさんいます。安全に旅をすることが第一なので、喜んで私は情報提供でサポートさせていただきます。
まだまだ、モロッコ旅行の治安には不安がつきまとうでしょう。モロッコは国王が絶対的な権力を持つ国です。なので、もしこの国王が「治安対策を進めるぞ!」と気合を入れれば、かなり状況は変わるかもしれません。しかし、そのような特徴はあるものの、モロッコ自体は全体的に「保守的な国」であり「変化よりも現状維持」を愛する傾向にあります。
ラバトの治安についての項目で、「人が治安を形成している」ということを言いました。やはり、人が治安を作るもので、モロッコ全体の治安は、モロッコ人が生み出しているものでしょう。そのような意味でモロッコ人を深く知ることで、モロッコ全体の治安の傾向が掴めてくると私は思っています。
モロッコ人は、いい意味でシンプルで率直、そして素朴だと思います。日本人と接しているとたまに「どれだけ深読みしなきゃならないんだ」と疲れることもあります。モロッコの人との接触に慣れていると、それくらいになるのです。
怒りも笑いも全て、直球だなと感じます。怒ったら、大声でどなる。面白い時にはハッハッハと笑う。なんかいいですよね。これが、例えば、悪い方向に行くと、「利益だけを追求するレストランのウェイター」や「自分が疲れている時はイライラを客にぶちまけるタクシー運転手」という側面として現れることも、あるのではないでしょうか。
おそらく、モロッコ旅行をすれば、一度や二度は「なんだこのモロッコ人は!」と怒りがこみ上げることがあるでしょう。そんな時には、「もしかしたら、あのシンプルさや素朴さ故の…」と冷静に考えて、できるだけ許してあげてください。怒ると、せっかくのモロッコ旅行が台無しですから。
モロッコ旅行では、是非とも、何人、優しいモロッコ人に会えたか数えてみてください。「笑顔が素敵だった」でも、「最高の料理でもてなしてくれた」でもいいと思います。なんだかんだで、結局、いいモロッコ人の方が多いはずです!これには、私の希望も、たくさん含まれています…!
この記事では、以下の2つのことを集中的に扱っています。
- モロッコの各都市についての治安
- モロッコの治安の奥深くの考察
もし、この2つについての更新があれば、どんどんコンテンツを追加していきますので、いつでもご確認ください。また、「この街についての治安を扱ってほしい」などのご要望もいつでもお待ちしております。