モロッコ旅行でアルガンオイル購入前に知っておくべき11の事

モロッコ旅行のお土産を代表するのがアルガンオイル！今では世界的に有名なので、美容に詳しくない人でも聞いた事があるかもしれません。そこで、今回は、ここモロッコ現地から、アルガンオイルのイロハをまとめてご紹介します。「モロッコ旅行で、是非ともアルガンオイルを買っておきたい！」という人は要チェックです。

どんな風にアルガンオイルを選べばいいの？値段の相場はどうなの？あらゆる疑問にお答えします。

失敗しないアルガンオイル選びのために、この記事をご活用ください！

＊「11の事」以外にも随時、コンテンツを更新、追加しています。

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1. 質の高いアルガンオイルは黄色がかった透明

質の高いアルガンオイルは、「わずかに黄色に濁った透明」が基本です。あまりにも金色に近いと、コストを抑えるために、アルガンオイルが他の油と混ぜられている場合があります。実は、アルガンオイルの収穫は大変で…1キログラムのアルガンオイルを生産するには30キロのアルガンの実が必要となります。

2. アルガンオイルは時間をかけて肌に吸収

アルガンオイルは、皮膚に塗ることを考え、「軽く」なければならず、一般的に、たとえ皮膚にすぐに吸収されなくても、時間が経つにつれて吸収される特徴を持ちます。一つの目安として、翌日のシャワーで完全に洗い流されてしまうようなアルガンオイルは、最高級・純粋なものとは言えません。

3. アルガンオイルはガラス瓶容器が理想

プラスチック容器には要注意！プラスチックからのアルガンオイルの汚染を避けるために、ガラス瓶に入ったアルガンオイルを選んで購入することが理想的です。

モロッコ旅行でアルガンオイルのお土産を買うなら、プラスチック以外の容器がベスト！クリックでつぶやく

4. アルガンオイルの相場を知るべし

値段の目安としては…150ミリリットルの高品質アルガンオイルは、200ディルハム（およそ2000円）あたりが相場ですので、これを頭の片隅に入れておいてください。日本人にとって馴染みの薄いアルガンオイルですから、「高級なものでどれくらいの値段なのか」という基準を知っていることはとっても重要です。

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5. アルガンオイルはヤギのお尻から…？

美容目的で使用されるアルガンの種子は、冷却圧縮で抽出される必要があります。これは、アルガンオイルに高いビタミンEの特性を保持するためです。実は、驚くべきことに、以前では、種子はヤギの体の中の消化器系を通りきって排出され、その後に、採取・圧縮されていました。つまり、ヤギの排泄物を収穫していたということですね。ただ、現代では、種子から直接抽出されているので、衛生面での心配は要りません！

6. 高品質アルガンオイルはエッサウィラ方面へ

エッサウィラのすぐ近くにあるシジ・ヤシン（Sidi Yassine）などは最高レベルのアルガンオイルの産地として知られています。まさに、最高品質アルガンオイルの聖地！

この近くにあるアガディール（Agadir）も質の高いアルガンオイルが安く購入できることで知られています。観光としては決して有名な町ではないので、実際、これらの街を訪れる日本人観光客は少ないでしょう。もしアルガンオイルが目当てなら、モロッコ南部がオススメです！

＊もし万が一、マラケシュ旅行中に、土産屋の店主に「マラケシュのアルガンオイルは最高だよ」などと言われることがあれば、その場で微笑んで、（正しい情報こそが最強の武器です！）王者の貫禄を見せつけてください。

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7. アルガンオイルにはコスメ用と食用がある

冷却圧縮されたアルガンは、未加工の仁を使用することで、美容目的および料理目的の両方で使用できます。一方で、焙煎されたアルガンの仁は、料理用油を製造するためのみに使用されるので、この点で大きな違いがあります。科学的な研究によると、食用のアルガンオイルは、コレステロール低下に効果があるとされています！

8. アルガンオイルは女性の自立の源

アルガンの木はエッサウィラの南および東9,900平方マイルの区域であるSous Valleyでのみ成長します。女性による協同組合がこの地域全体に広がっており、アルガンオイル生産の仕事をしているベルベル人女性（＊詳しくは下の記事をチェック）の生活を支えています！つまり、アルガンオイルは女性自立のための大事な役割を担っているのですね。

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9. アルガンオイルのラベルに注目

上に出てきたような協同組合を訪れる時間がない場合には、マラケシュでアルガンオイルを探すという手があります。…ただし、注意が必要です！スークには色々と製品が並んでいます。混濁していたり、不純であったり、または、実際に、ただの調理用油を混ぜ合わせているものまで…。対策としては、ラベル上に何かしらの協同組合の名前が書いてあるものを選ぶのが断然オススメです。

モロッコ現地の協同組合から買ったアルガンオイルがあるのでご紹介します。

▼このアルガンオイルはAl Baraka Cooperativeという協同組合が作ったものです。ごま油に近いにおいがします。初めて嗅ぐ人は「え、ごま油じゃん」と思うほどかもしれません。

▼続いて、こちらが、Cooperative Ikbarという協同組合のもの。先ほどよりも、後に鼻に残るにおいが少なく、わずかにフレッシュです。実際、フタがこちらの方がしっかりと密閉されていたので、その違いがありそうです。

▼今度は、二つの色を比較してみましょう。

前者のAl Baraka Cooperativeが右
後者のCooperative Ikbarが左

粘り気はどちらも、どろっとしています。あえて比較するならば、左のCooperative Ikbarのアルガンオイル（色の薄い方）の方がとろみがわずかに強いようです。

ちなみに、これの両方が、質の高い純粋なアルガンオイルです。まともなアルガンオイルの中でも違いがあるので、奥が深いとしか言いようがありません。

この二つとは違い、大企業が売っているようなアルガンオイルの方が確実にパッケージが綺麗です。断言します。ただし、それだけでアルガンオイルの質を判断しないでくださいね。私の経験上、見た目に気を使いすぎているアルガンオイルの方が、余分な成分が入っている傾向にあります。

10. 不純物のないアルガンオイルを選ぼう

成分表の内容が短くてシンプルなアルガンオイルは、不純物が少ないので狙い目です。「100％Argan Oil」または「100％Argania Spinosa Kernel Oil」と記載されているものは、完全に不純物なしなので理想的です。それ以外の成分が色々と含まれているのは、なるべく避けたいものです。

11. 光からアルガンオイルを守るべし

先ほど「プラスチックの容器は避けましょう！」という話をしましたね。さらに、気をつけるべきことがあります。それは、光。つまり、光を防ぐ容器が一番ということです。太陽光にはアルガンオイルを劣化させる危険性があり、品質の高いアルガンオイル製品の多くは、実際、暗い色のついたガラス瓶（例えば、アンバーまたはコバルトブルー）を使用しています。

＊上のアルガンオイルの容器は両方、黒茶色のガラス製でした。

さらに、アルミニウムやステンレスもうまく劣化を防いでくれます。ここからもわかるように、購入後には、出来るだけ、直射日光を避けた暗い場所で保管するのが理想的です。

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Shunya Ohira

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