モロッコ,サハラ砂漠ツアーでやってはいけない7の過ち(準備や持ち物)

 

モロッコ,サハラ砂漠ツアーでやってはいけない7の過ち(準備や持ち物)

 

「サハラ砂漠旅行に行きたい!サハラ砂漠ツアーに参加したい!モロッコと言ったら砂漠でしょ!」…そんな、モロッコ旅行を控えてテンション最高潮のあなたに捧ぐ、絶対避けるべき過ち7選

 

…ちなみにサハラ砂漠という言い方は日本語では一般的ですが、アラビア語を考えるとちょっと不自然です。“サハラ”の意味は“砂漠”なので、細かいことを言うなら“砂漠砂漠”となってしまいます。そんな事実を踏まえつつ…私自身、サハラ砂漠、サハラ、砂漠という全ての言葉を使いますが、全て同じ場所を指しているとお考えください。

 

1. スカーフを忘れる

 

モロッコ,サハラ砂漠ツアーでやってはいけない7の過ち(準備や持ち物)
帽子とマフラーで悪あがきをする様子

 

これは完全に私のミスでしかありません。なんと、砂が吹き付けるサハラにスカーフ(ターバン)なしで挑むという愚かなことをしてしまいました。と言うのも、「マフラーで代用できるんじゃないの?」という単純な疑問を検証してみたかったからです。

 

結論から言いますと、マフラーはスカーフの代わりにはなりません。単純に暑いところにマフラーの組み合わせが悪いですし…スカーフほどの巻きやすさがなく…どんどんほつれてきます。そして、ラクダに乗っている最中に、マフラーが落下しそうになるのです。落ちたら、砂漠の彼方に消えていくものと考えてください。

 

「拾えばいいじゃん」という発想は、勘違いです。現地の人がラクダの横を歩いているのですが、その人が拾ってくれるとは限りません。もちろん、大声で叫べばいいのですが、長いラクダの列の反対側にいたら、もう手遅れです。風にさらわれて…遠く(隣国、アルジェリアまで…でしょうか)へと飛んでいってしまいます。

 

では、スカーフはどんなものを用意すればいいのでしょうか?長いもの?短いもの?そう、長いものです。そして薄い素材にしてください。分厚いと巻きづらいですし、何より暑苦しくなります。

 

2. 食べ物を大量に準備しすぎる

 

 

これもまた大失敗。私自身、身をもって試してみました。砂漠へはツアーの車で向かうのが一般的で、その道中には、いくつもの休憩ポイントが用意されています。レストランで食べることになるのですが、それがもう美味しくない。美味しくないのに、通常の2-3倍の値段。ツアーにありがちな罠ですね。

 

それを知っていたので、「じゃあ、食べ物を全部持参すればいいじゃん」と思いつき、大量に食料を買い込み、サハラへと旅立ったのでした。しかし、そう簡単には行きません。まず、そんな空気の読めない人には…誰もなりたくないでしょう。ツアーの参加者がワイワイ楽しく食事をしているのに、自分だけ外でしっぽりと持参した食料を食べる。そんなことをしていたら、誰とも仲良くなれません。

 

そうです、ツアーに参加することの大事な要素。それは、世界中の旅人と仲良くなることでしょう。なので、大量に食料を持参することはオススメしません。“ちょっとお菓子を持っていって、周りの人にも配って仲良くなる”作戦は、非常にいいと思います。その程度に抑えましょう。

 

3. ライトを忘れる

 

モロッコ,サハラ砂漠ツアーでやってはいけない7の過ち(準備や持ち物)
テントの中をフラッシュを使い撮影

 

ライト、懐中電灯がないと何かと不便です。というのも、ツアーの種類にもよりますが、多くの場合、砂漠のテントで夜を明かすことになり(むしろ、これが醍醐味!)…このテントの中には電気はないものと思っておいてください。夜になると真っ暗で、何も見えなくなります。

 

もちろんスマホのライトを使いたいところですが、写真を撮ったりするため、電池をできるだけ無駄遣いしたくないところ。そこで、ライトを持参することをオススメします。小型のものでもいいでしょう。一番いいのは、一直線に光が伸びるものよりも、置いたり、吊るしたりできるものです。

 

せっかく買うなら、後でもオシャレに使えるもの、そしてコンパクト…そんな点を考慮しておすすめなライトは、AUKEY ナイトライトです。USBでの充電なので、MAXOAKとの相性が抜群です(「え?何それ?」という方、もう少し下で詳しく説明します…)。

 

また、「どうしてもライトは買いたくない!」と駄々をこねるあなたのために、小技をご紹介します。スマホのライトでは一直線に光が伸びて、テントの中を照らしにくいので、ペットボトルを照らしてみたところ、まあまあなライトになりました。インドに、屋根に水の入ったペットボトルを取り付けるアイデアがあったことを思い出し、応用してみました。

 

モロッコ,サハラ砂漠ツアーでやってはいけない7の過ち(準備や持ち物)
スマホのライトの部分を上向きにして水の入ったペットボトル設置

 

4. 予備バッテリーを忘れる

 

モロッコ,サハラ砂漠ツアーでやってはいけない7の過ち(準備や持ち物)
外付けバッテリー@サハラのテント(ツアーで出会ったイギリス人のスマホ、自分のパソコン、iPhoneを同時に充電中)

 

上の話の続きです。極端に言えば、スマホの電池をいかに長持ちさせることができるかが重要です。スマホさえ使えれば、写真も撮れますし、いざという時には懐中電灯の役目も果たしてくれます。そこで、是非とも、予備バッテリーを持参しましょう。これは、間違いなく、持っていて損はしません。

 

私は最強の外付けバッテリーを何年も愛用しています。モロッコで色々な旅人に会う中で、何度も「なんだ、その便利なアイテムは!?名前教えて」と尋ねられたきました。そのバッテリーというのがMAXOAKです。

 

私自身、外出する時にはいつも(カフェでもサハラでも)MacBook Air(以前はMacBook Pro)を持ち歩くのですが、例外なく、サハラにもこのMAXOAKを持って行きました。とにかく、充電のパワフルさが違います。例えば、MacBook Airの充電がゼロになっても、100%にまで充電可能です(その後もまだ充電が残るほど)、スマホで言えば、0%から100%にまで数回充電するくらい朝飯前です。「スマホやパソコンの充電切れが何よりも怖い」というあなたは、是非とも検討してください。買って損はしません。

 

サハラにこのMAXOAKを持参した時は、ツアー客の中でちょっとした救世主になりました。アメリカ人の30代後半男性と、イギリス人20代半ばカップル、そしてオランダ人20代女性2人組のスマホをサハラで救ったほどです。

 

このMAXOAK、実は、軽くはありません。決して軽いとは言えません。むしろ、正直、重いです。しかし、充電の力は本物なので、とにかく確実に電気を確保したい人や、スマホを大量に使い込む傾向にある人にはおすすめです。パソコンも持ち歩く人はなおさらです。

 

5. 肌の乾燥対策を怠る

 

砂漠は乾燥しています。「まあ、そうでしょうね」と言われそうですが…真剣にこの事実に向き合うことが重要です。お肌が乾燥に弱い人はちゃんとクリームなどを持参しましょう。普段はあまり気にしない私でも、サハラにはしっかりとリップクリームを持って行きます。

 

あまりにも乾燥してくると、せっかくの砂漠が楽しめなくなるものです。「え、ただの砂じゃん」という気持ちの落ち込みを避けるためにも、乾燥対策をしっかりとしていきましょう。決して、大量に乾燥対策グッズを用意する必要はありませんが、最低限の用意は怠るべきではありません。

 

6. 長距離移動を甘く見る

 

モロッコ,サハラ砂漠ツアーでやってはいけない7の過ち(準備や持ち物)
日が落ち…バスの照明の色が怪しい黄色に…

 

「サハラへ行こう!」となると、どうも砂漠にしか意識が向かなくなるもの。ですが、よく考えてください。砂漠ツアーのほとんどの時間は、車内で過ごすことになります。プライベートの特別なツアーや変則的なプランでも組まない限り、例えば、マラケシュから1泊や2泊のものに参加すると、車内移動の長さに圧倒されるはずです。

 

そこで、“どれだけ車内での時間を楽しく快適なものにするか”を考えておきましょう。まずは、体の疲れです。私、現在28歳ですが、先日、マラケシュから2泊3日のサハラツアーに参加した時には、まあまあの疲労感がありました。具体的に言いますと、特に、体のどこかが痛くなったというほどではありませんが、全体的なズーンとした疲れは回避できませんでした。

 

人生の先輩方(もう少しお年を召されている方)や、腰痛をお持ちの方は、特別な対策を講じることをオススメします。例えば、腰のサポーターを用意したり、長時間座っても疲れにくいクッションを用意したり…ですね。

 

他にも、年齢に関係なく、「あ、これは持参すべきアイテムだ」と思ったものはいくつかありますので、ご紹介します。まず、快眠グッズです。アイマスクや旅行用の枕(つまり、ネックピロー)はあると便利です。バスでの移動の中で仮眠したい時には必須でしょう。マラケシュからアトラス(山脈)を越える道は、特にくねくねで、体を思いっきり揺すられることになります。

 

意外と知られていないのですが、アイマスクとネックピローが融合したフード付きネックピローは個人的に大ヒット商品です。これ一つあれば、飛行機でも使えますし便利ですね。

 

補足として、どうしても欲しい人は耳栓を持参してもいいのではないでしょうか。個人的には、ツアー客との関係も考慮して(耳栓をしていると、周りに「うるさいぞ」と言っているような雰囲気になりそうなので…)まず使わないでしょうが、どうしても寝たい人にも便利かと思います。

 

7. 砂だらけで眠りにつく

 

モロッコ,サハラ砂漠ツアーでやってはいけない7の過ち(準備や持ち物)
遠目から見たキャンプ(テントの密集地)

 

これも是非とも避けたいですね。砂だらけになること自体は、サハラですので仕方がありません。しかし、できるだけ、寝る前には体をキレイにしたいもの。でも砂漠の真ん中のテントで眠るとなると、当然シャワーはありません。どうしましょうか?日本には便利な商品があるものです。汗拭きシートを持参しましょう。あるとかなり便利です。

 

サハラでは砂がよく吹き荒れます。当然、顔をはじめとするあらゆる部位は砂まみれ。歩いている最中やラクダに乗っている時にはいいのですが、ふと我に帰ると「うわ、このまま寝るのは、キツい」となりがちです。そこで、サッと汗拭きシートを取り出し、一気に清潔に生まれ変わりましょう。

 

おさらい

 

それでは、今回の記事のおさらいです!大半は、持ち物の問題ですね。忘れてしまうと後々後悔することになります。食べ物や水はもちろん現地で購入できますが、外付けバッテリー、ライト、ネックピローなどはまとめてAmazonで購入してしまうのがおすすめです。さらに、砂漠ばかりに目が取られて、長時間の移動を忘れてしまうことが無いようにしてください。サハラツアーの帰りのバスは、“ツアー客全員が爆睡”状態というのは、割とよくある話です。

 

 

 

モロッコ関係の記事一覧は下に続きます…!

 

簡単にモロッコのホテルが見つかる地図を導入しました

こちらの地図はカサブランカでも旅行の見所が集中している、海沿いのハサン二世モスク周辺を中心にしています。スクロールして、カサブランカのその他の場所、そして、モロッコ全土のホテル(「Booking.com」や「Airbnb」など)をラクラク探すことができます。ズームアウトしてモロッコ全体を見るには地図右下の「ー」ボタンを押してください。

 

 

モロッコLINEスタンプ、できました
  

→モロッコ旅行者は、とりあえず、このスタンプをどうぞ


モロッコ旅行者必読の人気記事




【ポケットWiFiに超感謝】モロッコ旅行必須iPhoneアプリ7選
【危険】モロッコ一人旅で絶対してはいけない7の過ち【女性旅行者は特に】
【大公開】モロッコ旅行の服装で“恥をかかない”8の鉄則【服装のコツ】
【損したい人閲覧禁止】モロッコ旅行前徹底チェックリスト8

モロッコのニュース




モロッコのコラム




モロッコ旅行ガイド


 

 

 

モロッコ,サハラ砂漠ツアーでやってはいけない7の過ち(準備や持ち物)