【嗅覚】モロッコで「安全面NGなエリア」を見分ける4つのコツ

 

【嗅覚】モロッコで「安全面NGなエリア」を見分ける4つのコツ

 

今回は、モロッコで「安全面NGなエリア」を見分ける4つのコツをご紹介します。

 

よく、危険な雰囲気のあるエリアはできるだけ歩かないようにしましょう…といったことは言っています。しかし、実際には「どのように見極めればいいのか」という話は、詳しくはしてきませんでした。

 

この場を借りて、これについて詳しく、込み入ったお話をしたいと思います。これを知ることで…

 

  • 旅人が危険なエリアに迷い込んでしまうのを防げる
  • 移住者が落ち着かないエリアに住んでしまうのを回避できる

 

それでは参りましょう!

 

1. 歩道がきれいかどうか

 

これは、非常に重要です。そもそも、歩道があるかどうか…からですが。まずは、歩道があるところを歩いていると仮定します。そして、その歩道にどれだけゴミがあるかを観察してください。

 

ゴミの量が、そこに住む人、そのエリアにたむろする人のマナーレベル、ひいては、人としての性質を見事に反映しています。そうです。部屋が汚い奴に、娘はやらん…(※私自身はまだ経験無し)と同じ発想です。

 

今現在、私は、ありがたいことに、カサブランカの中でもとてもいいエリア(ラシンというところの一角です…お越しの際には、お気軽にご一報を!)に住ませてもらっているのですが、カサブランカではかなり珍しいことに、ゴミが捨てられていることがほとんどありません。日本みたいです。残念ながら、モロッコでは、一般的に、道に平気でゴミが捨てられているのが普通です。

 

ですので「あれ、この道…日本並みに、きれい」と思うことがあれば、治安がよいことの一つの目安としてお考えください。逆に、道が汚いなぁと思うことがあれば、できるだけそこを離れ、きれいな道に戻るくせは是非ともつけてください。

 

カサブランカでは特に言えることですが、一つ、二つ、通りが変わるだけで、いきなり、危なさが漂うことがあります。そんな時は「あ、ここはやめよう」と思い、即座に、別の道を通るようにしています。

 

2. 道路脇にどんな車が駐まっているか

 

モロッコでは、道路脇にずらっと車が並んでいるのはよくある光景です。都市部の方が見られる光景ですね。そして、それを管理するおじさんが一人はいます(車の見張りや、駐車料金の徴収を行う立派なお仕事です)。

 

車がどんなものかを見るだけで、そこに住んでいる人の雰囲気がわかります。言うまでもなく高級車が多いと、高所得者が住むエリアということです。ただし、ここで誤解してほしくないことがあります。「お金持ち=いい」…ということではありません。どうしようもない、常識のない富裕層は探せばいくらでもいます。

 

ここで私が言いたいのは、安全面です。割り切って話を進めましょう。高所得者が多い場所では、それなりにセキュリティに力が入れられています。モロッコ旅行をする人は、できるだけそのような場所を歩くべきです。移住者も同じで、家賃は上がりますが、それでも、安全を買うという発想は重要です。

 

土地の値段が高い、家賃が高いエリアには、多くのコンシェルジュがいる傾向にあります。つまり、道ばたに、監視の目が多くあるということです。これだけで、何かあったときに助けてもらえる可能性が上がります。そもそも、犯罪の抑止力になります。

 

3. 物乞いをする人(ちょっと複雑な話)

 

こについては、難しい問題です。物乞いという行為を私が「いい・悪い」と判断することは到底できません。アフリカのいろんな国を渡り歩いてきた自分にとって、物乞いというテーマでは、何時間も語れるくらいに思うことがあるのですが…。ここでは、もっと簡潔にまとめましょう。

 

モロッコの都市について言えば、物乞いをする人が多いのは、一般的に栄えているエリアです(もちろん、他の場所にもいらっしゃいますが)。高級店があったり、若者が集まったり、遊びにでかける人が多かったり…そんなエリアです。カサブランカで言えば、ZARAなどがある場所です。

 

そのような場所を歩くのが危ないかと言えば、全くそんなことはありません。ですので、こう考えてください。人が集まる場所…という理由で、チャンスを見いだした物乞いプレイヤーたちが集結していると。それ以上でも、それ以下でもありません。ビジネスチャンスがあれば、そこにビジネスオーナーが群がるのと同じ原理です。

 

ですので「物乞いをされた=このエリアは危険だ」…ではありません。確かに反応に困り、複雑な気持ちになるでしょう。しかし、このような「お金をください」という人が危険であることは私の経験上、ほとんどありません。

 

逆に、人通りがない場所で、物乞いをする人にしつこくつきまとわれたら、それは確実に危険だと考えるべきです。道で話しかけられても(こちらは反応をせずに)それっきり、ということであれば、全く危険はありません。

 

4. いやな目線を感じるかどうか(上級者編)

 

これは難しい話なのですが…できるだけ、わかりやすくお伝えできればと思います。

 

まずは、前提として、モロッコ人の観察能力は世界トップレベルです。そんな世界大会があったらドーピングを疑われるくらいに常勝軍団になることでしょう。そらくらいに、もう、周りの人を観察することが生活の一部になっています。

 

そんな国なので、ジロっと見られることは覚悟してください(インドほどの、あからさまなジロジロはありませんが、もっと賢いいやり方)。ちょっとした「見られる、観察される」ことはあります。しかし、あまりにも、ずっと目で追うようにして、特定の人から見られることがあれば、それは気をつけた方がいいかもしれません。

 

私の妻と一緒にいて特に強く思うことですが、モロッコの人(特に女性)は、怪しい人から狙われている可能性にすぐ気付く能力も卓越しています。一緒に歩いていると「ちょっと、あそこの人、危なそうだから、こっちの道から行こう」ということがあります。

 

決して、スパイとして仕事をしているわけではありません。身を狙われるほどのお金持ちでもありません。それでも、こんな話が普通にあります。口に出さなくても二人でなんとなく、すっと歩く道を変えたり、わざと、後ろから歩いてきた人を先に通したりすることも日常茶飯事です。

 

感覚…と行ってしまうと元も子もないですが、これを養うことが、モロッコではとても重要です。ですので「あれ、さっきから、ずっと見られてる」と思うようであれば、その勘を信じて、別の道を選ぶようにしましょう。もっと人通りの多い場所に出る、必要であれば、銀行やスーパーマーケットやカフェに入るなどの選択肢もあります。

 

 

 

モロッコ関係の記事一覧は下に続きます…!

 

簡単にモロッコのホテルが見つかる地図を導入しました

こちらの地図はカサブランカでも旅行の見所が集中している、海沿いのハサン二世モスク周辺を中心にしています。スクロールして、カサブランカのその他の場所、そして、モロッコ全土のホテル(「Booking.com」や「Airbnb」など)をラクラク探すことができます。ズームアウトしてモロッコ全体を見るには地図右下の「ー」ボタンを押してください。

 

 

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