“恐怖の独裁国家”?ベラルーシの治安を5つの項目で徹底解説(ミンスク貧乏旅行)

 

“恐怖の独裁国家”?ベラルーシの治安を5つの項目で徹底解説(ミンスク貧乏旅行)

Image:autorevolution

 

「独裁国家」や「恐ろしい国」と言われるベラルーシ

実際に貧乏旅行をして来ましたので、その時の感覚をもとに治安をご紹介します。

さらに詳しい調査も行ないました。ベラルーシの本当の治安…きっと知らなきゃ損ですよ!

 

Useful source: BBC, BelarusGovernment

 

1章:ベラルーシ貧乏旅行で感じた治安とは?

 

“恐怖の独裁国家”?ベラルーシの治安を5つの項目で徹底解説(ミンスク貧乏旅行)

Image: Belarus

 

私がベラルーシを貧乏旅行した時のことです。北にあるバルト三国の一つリトアニアのビリニュスからバスで入国しました。バルト三国とは雰囲気が一気に変わります。どちらかと言うと、“田舎で、発展がしていない国”といったイメージです。私のベラルーシでの滞在は主に首都のミンスクでしたので、ここからミンスクの雰囲気や治安についてお話しします。ミンスクの町を、表現するならば…どこかヨーロッパのようで、そしていかにも親ロシア国といったもの寂しさも感じます。

 

(1) “物が超安いこと”と治安の関係性は?

 

“恐怖の独裁国家”?ベラルーシの治安を5つの項目で徹底解説(ミンスク貧乏旅行)

Image: Belarus

 

町をひたすらに歩いてみました。まず気付いたことは物の安さです!治安と物価の関係は深いもので、物価が極端に低く、観光客が多いと、旅をする人が「いいカモ」になりがちです。しかし、ここベラルーシのミンスクにはそのような気配は全くありません。道が分からない時に、ロシア語(またはベラルーシ語)で話しかけると、皆が丁寧に教えてくれます。物価の安さは、観光客にとっては、ただただ嬉しいポイントとなるでしょう。そのような意味で、私は日本へのお土産をベラルーシで大量に買い込みました!

 

(2) “ベラルーシ人”が治安を左右?

 

“恐怖の独裁国家”?ベラルーシの治安を5つの項目で徹底解説(ミンスク貧乏旅行)

Image: Belarus News

 

続いてはベラルーシ人についてです。治安を語る上で人々の気質を知ることは重要です。結論から言うと、皆が優しかったです。ただし、「いかにもオープンで話しかけやすい」…といった雰囲気ではありません。そこは、ロシア人のような「おしとやかさ、暗さ、静かさ」に通じるものを感じました。町で歩いている人が、大きな声で笑ったりする光景は、頻繁に目にしないかもしれません。しかし、だからといって、ベラルーシを暗い雰囲気だと感じないで下さい。礼儀正しく、物静かな人が多いかもしれない…という点は、旅行をして人と関わる中で感じましたが。

ここまでをまとめると、ベラルーシの首都ミンスクは普通に快適かつ安全に旅行ができる町です。これよりも北の地域も旅しましたが、どこも治安がいい印象です。私は、夜に町を歩いても全く問題ありませんでした。現に、夜中にホテルを探して色々と散策しましたが、ベラルーシで身の危険を感じたことは一度もありません。

 

2.章:さらにベラルーシの治安を徹底解説!

 

ここまでの治安情報はあくまでも私が日本人としてベラルーシを旅行してみた時の感覚です。もちろん、これも治安や雰囲気を知る上で重要なのですが、さらに多方面からベラルーシの治安について考えてみましょう。

 

(3) ミンスクは政治の中心なので危険?

 

“恐怖の独裁国家”?ベラルーシの治安を5つの項目で徹底解説(ミンスク貧乏旅行)

Image: Fansshare

 

こんな興味深い話があります。私は先ほど「ミンスクの治安がいい」と言いました。しかし、ミンスクは危険だから避けた方がいいと言う現地の人がいる(ミンスクに2年間在住した人の話)のです。それには理由があります。政治です。ミンスクは、ベラルーシの首都であり政治の拠点です。そのような意味でミンスクの中央部では、デモや暴動が起こる危険性があるという訳です。つまり、選挙などの大きな政治的イベントがある場合には、なるべくベラルーシの首都ミンスクを避けた方が賢明かもしれません。ベラルーシの選挙がいつであるかは、いつでもGoogleで「ベラルーシ 選挙」と入力すれば分かりますからね。例えば、ただ検索結果を見るのではなく「ニュース」の項目から検索するのがオススメです。

 

(4) 観光地化していないぶん注意が必要?

 

“恐怖の独裁国家”?ベラルーシの治安を5つの項目で徹底解説(ミンスク貧乏旅行)

Image: BelarusFeed

 

さらにTripAdvisorのフォーラムには、ベラルーシ三都市を旅行した人からの意見があります。これも私と同様、旅人からの視点なのでとっても重要です。彼が言うには「治安はいいが、夜の一人歩きは避けた方がいい」とのこと。女性の一人旅であれば、なおさらかもしれません。さらに、面白い言及も見つかりました。それはホテルやレストランでのサービスについてです。サービスの質があまり高くないので、それなりに高級な場所を選ぶのがオススメだと書かれています。私は、これにはある程度納得できます。というのも、フランスやドイツなどの大都市にあるレストランやホテルの基準と比べてしまうと、たしかに「サービスは最高ではない」かもしれません。しかし、これは観光地として発展していない国では当たり前のことです。

まとめると、こうなるでしょう。ベラルーシでの観光や旅行では、いわゆる「観光大国」で体感できるようなサービスは求めないで下さい。しかし、これだけが旅行の醍醐味ではないですです。「ベラルーシの国の人はこのような生活をしているのか」と生の情報を手に入れられるのは素敵なポイントでしょう。そのような意味で、「ベラルーシという国」についての予備知識を予め持った状態で、またはそれが書かれたガイドブックを持って旅行するといいかもしれません!

 

(5) ミンスクの治安を守る警察官の裏には…?

 

“恐怖の独裁国家”?ベラルーシの治安を5つの項目で徹底解説(ミンスク貧乏旅行)

Image: rusdtp

 

警察は私たちの治安を守ってくれる頼れるヒーローです。そんな彼らに目をやることで、ベラルーシの安全性を考えてみましょう。ベラルーシには通常、たくさんの(町を安全に保つために十分な数の)警察がいます。先ほど、「政治的な集まりや、暴動などには注意」というお話をしましたが、それでも、警察はうまく機能していようです。中には、ロンドン、パリ、ベルリンよりもミンスクの方が遥かに安全だという人もいます。ここから分かる面白い点が、「警察国家」としてのベラルーシです。私もミンスクで…(さほど意識はしていませんでしたが)…警察を見かけた記憶は鮮明にあります。

詳しく調べてみると、こんな情報も見つけましたのでご紹介します。

 

The broad avenues in the center are spotlessly clean in a way that the streets in democratic countries simply are not.(引用:World Affairs

 

ベラルーシの首都ミンスクの大きな通りでの話です。他の民主主義国家(*これはベラルーシが民主主義国家だという意味ではありません…)ではあり得ないくらいに、通りがきれいだということです。つまり、民主主義の国にはない、とっても「管理された雰囲気」があるということですね。ちなみに現ベラルーシ大統領のアレクサンドル・ルカシェンコは、「ヨーロッパ最後の独裁者」と言われてます。これらの雰囲気は、私も感じました(少なくとも首都のミンスクでは)。どうやら、ゴミのポイ捨てが少ないことと、「警察があらゆる場所にいるという事実」には深い関係がありそうです。

実際、ルカシェンコ大統領について調べると面白い事実がたくさん見つかります。例えば彼は、今はなき「ソ連」に思いを馳せ続け、これの復興を願っているのです。この夢を叶えるために並々ならぬ情熱を注ぐルカシェンコにとって、ベラルーシ・ナショナリズム(つまり、ロシアと離れて…欧州の国とくっつきましょうという考え)は、大敵な訳です。このような背景で、色々な思惑や行動をふさぎ込むために、警察が必要となっているのですね…。

 

独裁国家ベラルーシの治安は深い

 

独裁という言葉には怖い響きがありますが、私たち観光客が旅行を楽しむ分には…ベラルーシは「警察のシステムが整っていて安心・安全を感じることのできる治安の良い国」なのではないでしょうか!