【そんなのアリ…?】旅をしながら無料で食事をする5つの方法【地球にも優しい】

 

旅をする際の出費の大部分を占めるのが食費です。食事にかかるお金を出来るだけ節約することが、貧乏旅行成功のカギ!

 

という訳で今回は、旅行を楽しみながらも、食費を節約する…どころか無料で食事をしてしまう方法をご紹介します。地球に優しいものから、企業の策略をうまく利用したものまで、是非ともご活用ください。

 

1. フリーガンコミュニティの一員になる

 

 

フリーガンの文化は廃棄された食品を食べるという運動から広まりました。

 

フーリガンじゃないんで…
フリーガン(Freegan)です!フーリガン(サッカーの試合などで暴れる凶暴なサポーター)でも、モーガン・フリーガン(神様役でお馴染み?の世界的俳優)でもありません、という業務連絡です。

 

この活動に参加する人々の動機は、ゴミを減らすためであったり、従来の経済活動に参加していないからだったりと、人それぞれです。ダンプスター・ダイビング(ゴミ箱漁り)の名で呼ばれることが多いこの活動の合法性はやや曖昧です。

 

1日の終わりに食品を廃棄するスーパーやパン屋、レストランなどの店の多くは、厳密にはまだ彼らの所有物である容器の中にそれらの廃棄物を廃棄しているからです(廃棄するのは必ずしも「劣化した」からではなく、販売期限を過ぎたからに過ぎないこともしばしば)。

 

フリーガンって?

 

フリーガンとは従来型の経済活動への限定的な参加と最小限の資源の消費という新たな生活様式を採用する人々のことを言います。フリーガンは物質主義、道徳への無関心、競争、調和、貪欲などに基づいた社会に反対し、コミュニティ、寛大さ、社会への関心、自由、協力、分かち合いの考え方を積極的に採用します。

人権の侵害や環境破壊、動物虐待などを行っている非倫理的な企業の商品の購入をボイコットしようと長年奮闘する中で、何を買おうと結局は何かしらのひどい行為を支持しているということに多くの人が気付きました。数社の悪徳企業が問題なのではなく、システム全体に問題があるということに気付いたのです。

フリーガンは利潤の追求により倫理観を軽視するようになり、非常に複雑な生産システムにより、消費者がどんな商品を購入しても何かしらの悪影響を及ぼしてしまい、しかもそのことを全く考えもしないような仕組みになっているこの経済システムそのものをボイコットするという考え方です。つまり、ある悪徳企業の商品を購入しないようにしたつもりが、実は別の悪徳企業を支持してしまっていたということにならないよう、可能な限り何も買わないようにするのです。

フリーガンという言葉は「フリー」と「ビーガン」を組み合わせた言葉です。ビーガンはなるべく動物を傷つけないよう、動物源の商品や動物実験を行なった商品を避ける人々のことを言います。フリーガンはさらに一歩踏み込み、この利益を追求する複雑な大量生産の経済では、人間や動物の虐待、環境破壊などは全ての生産工程(原材料の確保から生産、輸送まで)で行われていて、私たちの購入する商品の全てが少なからず関与しているという視点を持っています。搾取労働、熱帯雨林の破壊、地球温暖化、土着コミュニティの強制退去、空気や水の汚染、農地で「有害生物」として駆除される野生動物、巨大企業の利権確保に従順な指導者の擁立(国民の選挙で選ばれた政府は暴力的な手段で打破される)、露天掘りの鉱山採掘、環境保護指定区域での石油の掘削、組合つぶし、児童労働虐待、抑圧的な政権への賄賂。これらは私たちが日々消費する、一見無害のように思える商品が及ぼす影響のほんの一部に過ぎません。

 

さらに、健康上の安全も気になるかもしれません。また、食品を買うお金はあるにも関わらずこの選択肢を選ぶ人は不名誉なレッテルを貼られる可能性もあります。衛生面で心配な方は、代わりに「残った食べ物」に目を向けることもできます。OLIOというアプリ(詳しくは後述)では、近くにある余剰食品が探せます。

 

狩猟採集なんてのもアリ

 

参考:自然が豊かな場所でフリーガンを始めるには、狩猟採集が一番。Wild Edibles Forage(iOS版は$5.99/Android版は$4.99)というアプリは食べられる野生の植物を特定するのに便利です(iOS向けの無料のライト版もあります)。冒険に出かける前に『食べる野草図鑑』(KIndleあり!)なんかを用意しておくのもいいですね。もちろん、国による植物の種類の違いはありますが。

 

気持ちを払うだけでOK

 

追加情報1:Real Junk Food Projectは「Pay as you feel(払いたいと思った分だけ払って)」というポリシーのもと、倉庫やカフェをイギリス全土に展開しています。寄付の形で支払いをしたり、商品と引き換えにそこで数時間ボランティアとして働いたりすることができます。少しの間の労働を厭わないのであれば、無料で食事をすることが可能です!

 

いらないものをもらう

 

追加情報2:余った食品を無料であげたりもらったりすることのできるアプリもあります。それがOlioです。生の原材料や調理した料理の余りなど、どのような食品が見つかるかは、その地域にその時実際にあるものによって変わります。少額の寄付が求められることもありますが、大抵の場合は無料です!

 

▷ 対応地域(実際に使われている国のリスト)はこちら(実は日本も掲載されています!)

 

さらに、Olioと同じような考えに基づいたアプリであるToo Good To GoKarmaも要チェックです。これらのアプリでは、カフェやレストランが余剰の在庫を割引価格で販売しています。無料で食品が手に入ることはあまりないでしょうが、かなりお得!

 

2. イベントで無料の食べ物をもらう

 

 

旅行中は各地のイベントをチェックしてみましょう。エンターテイメントの予算を使って食事がまかなえることも。コンベンション、オープン記念などのイベントでは、かなりの頻度で軽食が提供されます。

 

イベントの種類によっては、服装をちゃんと整えておきたい時があります。どれだけ低予算旅行であっても(シンプルでいいので)ワイシャツや長ズボンのセットがあると便利ですね。ちなみに、旅行中にズボンがかさばるという人は(まだの場合は)折りたたむのではなく、クルクルと丸める方法をお勧めします。シワもつかず、コンパクトになります。

 

売り場での試食はクセになる

 

もしくは、食料品店、チーズショップ、アイスクリームパーラー、チョコレートショップ、ファーマーズマーケットなどの地元の食品売り場を回ってみるのもアリです。多くの場合、無料で試食ができます。旅先で市場を探すのに難しいことはありません。Googleマップで市場(またはMarketなど)と検索すれば、通常、問題なく表示されます。

 

市場を巡る際の注意点は、開催の曜日や時間帯です。朝早く限定のものもありますし、日曜日だけということもよくあります。これについては宿泊場所の受付で情報収集をするのが確実です。朝早く時間通りに行動できるか心配な場合には、あらかじめフロントにタクシーを手配してもらうのも賢いやり方です。

 

空港の試食もお忘れなく

 

空港も知る人ぞ知る試食スポットです。個人的にはタイのスワンナプーム空港各所にある「Try me(つまり、試食をご自由にどうぞ)」が豊富で、それだけでお腹いっぱいになるほどでお勧めです。ある貧乏旅行を友人と二人で行ったのですが「試食だけでどこまで空腹を満たせるか」挑戦し、申し分のない結果でした。

 

世界には〇〇の日がいっぱい

 

特定の「〇〇の日」を狙ってみるのも手でしょう。チーズケーキの日、ドーナツの日、アイスクリームの日など、いくらでもあります。しかも、(マーケティングに活用するチャンスですから)参加する飲食店の数は年々増えています。私たちが気づかないところで、毎日のように、何かしらの日が祝われています。

 

また、上のようにコアな話にならずとも、キリスト教圏であればイースター、イスラム教圏であればラマダン明けのイド・アル=フィトルといったように特定の大事な行事があります。

 

ここで、私の個人的なモロッコ(イスラム教の国です)での生活実体験を一つ。ラマダン月にあたる期間のある日に、夜道を一人で歩いていました。すると、通りの端っこで食事(日が落ちた時に1日の最初の食事「フトール」をとる)をしている男性に、招かれました。「食べていきなさい」というのです。このように、イスラム教の国で(特に断食の期間中に)食事をもらえることがあります。太っ腹ですね。

 

▷ ちなみにモロッコ旅行に役立つかもしれない記事一覧はこちら

 

明らかに「かわいそうなアジア人だ」という扱いですが…ありがたいものです。

 

補足:各地域のイベントを見つけるにはAllEvents.in、Eventbrite、Time Outなどが便利です。

 

3. ホテルの無料サービスを活用する

 

 

ホテルでは大小を問わず、朝食以外にも様々な無料のサービスを振る舞っています。事前に調査するか、フロントデスクで聞いてみてもいいでしょう。

 

DoubleTree Hotelのクッキーは宿泊施設自体よりも有名かもしれません。ロンドンのHotel 41ではアイスクリームが無料で楽しめます。宿泊費は中々ですが、その分、十分にお腹を満たせるはず。また、同じくロンドンのDraycott Hotelでは、充実のサービスを提供しています。宿泊者は午後4:00に紅茶とビスケットを、午後6:00にはシャンパンを、午後9:30にはホットココアを楽しめます。

 

参考:部屋の中のペットボトルの水に$10とられるホテルやチョコバーに$5とられるホテルはやめておいた方がいいでしょう。無料のミニバーが利用できるホテルを探してみましょう。実際、存在します。

 

4. ハッピーアワーを利用する

 

 

マネージャーズレセプション(Manager’s reception)、イブニングソーシャル(evening social)、ワインアワー(wine hour)など、その呼び方は様々ですが、多くのホテルがハッピーアワーを年々充実させています。無料のアルコールドリンクに軽いバーの食事がついてくることも多くあります。

 

Embassy Suitesではアルコールやノンアルコールドリンクと軽食が提供されるイブニングレセプションが有名です。Kimptonのワインアワーも同様で、無料で登録できるElite IHG Rewards Club programの会員は、「Raid the Bar」の特典として、グループ内のほとんど全てのホテルのバーでの商品購入または部屋の軽食に利用できる$10のクレジットが利用できます。

 

ランクが上がると、ホテル内のレストランで無料の「シェフお勧めの料理」を楽しめたり、好みでカスタマイズできるウェルカムアメニティが利用できたりと、更なる特典があります。他にも、チェックイン時に無料の軽食を提供しているホテルのプログラムもあります(もちろん無料のWi-Fiなどの追加サービスも利用できます)。

 

補足:チェーンでない地元の宿やホテルでも独自のハッピーアワーを実施しています。予約前にホテルのウェブサイトをチェックして、ハッピーアワーが始まる時間を確認するのがお勧めです。

 

5. クーポンやキャンペーンを活用する

 

 

レストランのプログラムに登録することでクーポンが発行されることがあります。地元の小さなレストランでも無料のデザートから誕生日の無料の食事まで様々な特典を用意していることがあります。メールを選別しておくのが苦でなければ必ず利用しましょう。

 

SNSで飲食店をフォローするのも、特別なキャンペーンなどを知るための一つの手です。少なくとも、特別な日に利用する場合は、来店時か予約時に申し出てみましょう。

 

旅をする際に一気に色々な店のキャンペーンにメールアドレスを登録したとします。すると当然のように、メールの受信箱が煩雑になりますよね。気持ち悪いですね。私なら、何とかしたいと思います。一時的に登録して「後から、メールを受け取らないようにしたい」ならば、Unroll.meというアプリ(無料: 私はiPhoneで使用しています)が便利です。

 

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