【超怖いけど…綺麗】世界の「絶景が楽しめる吊り橋」6選

 

怖い…けど、綺麗。そんな、どんな感情で挑めばいいのかわからない絶景吊り橋をご紹介します。マレーシアから、アフリカはマダガスカルやガーナまで、鳥になったような気分が楽しめる吊り橋は必見です。

 

吊り橋効果というものは普通…「男女間での恋」の話で利用されますが、絶景に恋をする効果も期待できるかも?

 

1. タマンネガラのキャノピー・ウォーク(マレーシア)

 

【超怖いけど…綺麗】世界の「絶景が楽しめる吊り橋」6選

 

世界最古の熱帯雨林の一つであるタマンネガラの林冠の真ん中にはキャノピー・ウォークの名で知られる長さ530メートルの橋が吊るされています。林冠にある橋としては世界最長で、地上約40メートルに吊るされています。もともとは生物学者が林冠に生息する野生動物を木の上にいるような高さから観察できるように作られたものですが、現在では観光客や野生動物愛好家などにも解放されています。

 

ワイルドライフ本部(Wildlife HQ)から約1.7kmの場所に位置し、橋へはトレッキングで20分から45分、またはボートで5分から10分で到着します。橋は木に渡してあり、端から端まで木の幹で繋がれています。橋の上からはタマンネガラの動植物の美しい眺めを一望できます。

 

キャノピー・ウォークはワイルドライフ・デパートメント(野生生物局)の完全な管理下に置かれています。観光客の安全を守るためにルールや規則が設けられています。毎日午前10:00〜午後14:00まで解放していますが、雨の日は利用できません。

 

2. アストア渓谷の吊り橋(パキスタン)

 

【超怖いけど…綺麗】世界の「絶景が楽しめる吊り橋」6選

 

アストア渓谷の吊り橋は世界一恐ろしい橋かもしれません。不均一な木の板と鉄がワイヤーで繋がれ、ロープの手すりのついたこの橋は安全を第一に考慮して作られた橋とは言えないでしょう。橋のかかった川の名前から名付けられたこの橋は、実は今ではほとんど使われていません。

 

3. キャリック・ア・リード吊り橋(アイルランド)

 

【超怖いけど…綺麗】世界の「絶景が楽しめる吊り橋」6選

 

キャリック・ア・リード吊り橋は北アイルランドで最も人気な観光地の一つです。本島とキャリック・ア・リード島を繋ぐ長さ20メートルのこの吊り橋は鮭の漁師によって作られたと言われています。料金を払えば30メートルの高さに位置するこの橋を渡ることができます。

 

橋は今では主に観光スポットとなっていて、ナショナル・トラストが所有、管理をしています。2018年には491,947人が橋を訪れています。

 

これまでに橋は色々な形にその姿を変えてきました。1970年代には手すりが片方しかなく、板の間隔が非常に大きく空いていました。2000年には、地元の登山家や懸垂下降のプロの手を借りて、10トンまでの対荷試験を実施した新しい橋が完成しました。2004にはまた新たな橋が作られ、観光客や漁師がより安全に島へ渡れるようになりました。

 

現在のワイヤーロープとベイマツでできた橋は2008年始めに£16,000以上の費用をかけてベルファストのヘイン建設会社(Heyn Construction)により建設されました。観光客が橋を歩いて戻ることができなくなってしまい、ボートで島へ戻らなくてはならなくなってしまうという事も頻繁に起きています。

 

4. カクム国立公園のキャノピー・ウォーク(ガーナ)

 

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1931年に設立したカクム国立公園はガーナで最も人気のある観光地の一つです。人気の理由は、長さ330メートル以上、高さ約40メートルの7つの橋で構成されるキャノピー・ウォークです。人一人がやっと通れる狭い通路の両側には落下防止用の安全メッシュがあります。

 

この公園のユニークな点は、ガーナの野生生物の保護を担っている国の野生生物局ではなく、地元の人々主導で設立されたという点です。アフリカでたった3箇所しかない林冠にある橋のうちの一つで、全長350メートル、7本の木を結び森の中へアクセスできるようになっています。

 

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国立公園内で特に絶滅の危機に瀕しているのは、ダイアナモンキー、ボンゴ、コシキダイカー、アフリカゾウです。また、バード・ライフ・インターナショナルの重要野鳥生息地にも指定され、公園内の全区域が指定区域となっています。生息する鳥の一覧によると公園内には266種類が生息し、そのうち8種は世界的に保護対象となっています。

 

余談ですが…

私は、生まれてはじめての「海外一人旅」なるものが、このガーナでした(初が西アフリカという…!)。大学1年生の頃です。旅というよりはもう少しコミットメントのあるもので、AIDSについての教育を行う団体の活動にボランティアとして参加しました。そこで、このカクムに連れていってもらったのを覚えています。学校を回ってお話をするという「計画」だったのに、先生のストライキで学校閉鎖。ほぼ「やることなし」の数ヶ月を過ごしました…。

 

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5. ツィンギ・デ・ベマラの橋(マダガスカル)

 

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ツィンギ・デ・ベマラの橋は、マダガスカルのツィンギ・デ・ベマラ厳正自然保護区の石灰石の岩山の中に位置します。観光客は、その素晴らしい景観を楽しむ他、下を見下ろすと「目眩がするような橋」を渡るためにここを訪れます。

 

ツィンギ・デ・ベマラ厳正自然保護区はマダガスカルの北西部に位置する国立公園です。国立公園は二つの地質学的形成で成り立ちます。「グレート・ツィンギ」と「リトル・ツィンギ」です。ツィンギとは地下水により隆起した台地が侵食され、石灰石に洞窟や亀裂が発生して形成されたカルスト台地です。

 

現地の環境により、侵食は垂直方向にも水平方向にも起きています。この国立公園と近接する自然保護区を中心としたマダガスカル西部のいくつかの地域では、この垂直、水平両方向の侵食のパターンの組み合わせによって、この圧巻の石灰石の針山の森が形成されています。

 

「ツィンギ」とはマダガスカル語で、マダガスカルのカルスト地形の荒地を形容する言葉です。訳すると「裸足では歩けない場所」というような意味になります。国立公園と近接する厳正自然保護区を含むツィンギ・デ・ベマラの世界遺産の特異な地形には、非常に限られた場所にしか生息しないたくさんの固有の動植物が存在します。例えば、ツィンギの針山の頂上、麓などには、多様なエコシステムが形成され、様々な種がその非常に急な勾配で繁栄しています。

 

6. サルビトブリュッケ(スイス)

 

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サルビトブリュッケはスイスのサルビトブリュッケハイキング道にある全長90メートルの吊橋です。地上2300メートル以上に吊るされているこの橋は気の弱い人はきっと渡れないでしょう。ここまでたどり着くには厳しいハイキングをしなければなりませんが、いざ辿り着くと、サステンホルンの氷河の美しい景観が一望できます。

 

サルビトブリュッケに辿り着くには高度2,105メートルまで1,005メートルも登らなければなりません。往復で数時間を見込んでおくか、山小屋で一晩過ごし2日かけて登りましょう。

 

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