【衝撃の治安】9割の日本人が知らないブルキナファソの治安【旅行体験まとめ】

 

【衝撃の治安】9割の日本人が知らないブルキナファソの治安【旅行体験まとめ】

 

アフリカ北西部モロッコ在住の私が、ブルキナファソを旅行した時の経験をもとに…

ブルキナファソの本当の治安をお伝えします。

 

[2017年8月14日更新]

ブルキナファソ首都ワガドゥーグーの、トルコ料理レストランで、発砲事件が発生し、最低でも17人が死亡、8人が怪我を負いました。不測の事態にはお気をつけ下さい!

 

*以下の治安情報は私が現地で、ブルキナファソの人々と関わり合った経験に基づきます。

 

Useful links: GOV.UK, US Travel

 

ブルキナファソの治安は…予想以上だった!

 

ブルキナファソの本当の治安を一人でも多くの人にお伝えしたくてウズウズしています。結局、治安というものは、データやニュースばかりを見ていても全く想像できないものですからね。

 

もくじ

治安を知る 1. マリのクーデターとばったり…?

治安を知る 2. 西アフリカ“No.1”の治安のよさ?

治安を知る 3. ブルキナファソの物売りは“余裕がある”

治安を知る 4. 都会に染まらないブルキナファソ

 

治安を知る 1. マリのクーデターとばったり…?

 

【衝撃の治安】9割の日本人が知らないブルキナファソの治安【旅行体験まとめ】

写真:のんきに髪の毛を切ってもらう筆者

 

まずは衝撃的な話題からです!私がブルキナファソの首都ワガドゥーグーに滞在していた時に、隣国マリでクーデターが発生しました。なんというタイミングでしょう!しかも、ちょうどその日私はマリに旅立とうとしていたのです。ホテルのテラスでパソコンを使いながら、友達と話していると…突然、ガーナ人の友達からメッセージが届きました。私が西アフリカを旅していることを知っていて、忠告してくれたのです。「マリでクーデターが発生したから、絶対に行くなよ!」と一言。これのおかげで私は救われました。

実際、後から、マリから慌てて脱出してきたという二人のポルトガル人の女性に出会いました。彼女らが言うには、「そこまで危険な雰囲気はなかったけど、一応出てきた。確信はないが、国境は閉鎖されるかもしれないから」とのこと。なるほど、私がマリに入ろうとしても、どちらにしても、閉鎖されていて、入国できなかった可能性はあります。隣国でクーデターが発生しているというのに、ブルキナファソは驚くほど平和です。「こんなに治安のいい国が西アフリカにあったのか」と思わざるを得ません。

 

治安を知る 2. 西アフリカ“No.1”の治安のよさ?

 

【衝撃の治安】9割の日本人が知らないブルキナファソの治安【旅行体験まとめ】

写真:砂糖を滝のように投入するおばちゃん

 

私は西アフリカを十数カ国、陸路のみで移動しました。中には、シエラレオネやリベリア、ギニアなども含まれています。その中で一番治安が良い国は…間違いなくブルキナファソです。道を歩いて、人と話して、屋台でごはんを食べて、昼間から(「ブルキナ」という名前の)ビールを楽しみおじさんたちに混ざり…平和の一言です。なんといっても人が穏やかです。人間性というものは、長い年月をかけてつくられるものなので、何か一つの理由を求めることは難しいですが、ひたすらに人が優しいのです。

その優しさは、人の仕草に現れています。ぶっきらぼうな対応をされたことは、覚えている限り一度もありません。道端で野菜を売るおばさんからイチゴを買った時には、ただ優しくほほえみかけてくれました。屋台でジャガイモ入りのカレーのような安い食事を食べた時には、お店の人と語りました。他の食道では、先に食べていた人が、理由もなく、私に一皿ごちそうして、どこかへ去っていきました。ブルキナファソの人々が、この国の最高の治安をつくっているのだと、私は確信しています。

 

治安を知る 3. ブルキナファソの物売りは“余裕がある”

 

【衝撃の治安】9割の日本人が知らないブルキナファソの治安【旅行体験まとめ】

写真:野菜を売るおばちゃんと、買い物に来た男性

 

道端でものを売る仕事の人は、西アフリカの様々な国で目撃します。全ての国といっても過言ではないでしょう。信号待ちの車にかけよっては、「水はいらないか?」「こっちのサッカー選手のポスターはどうだい?」などと声をかけてきます。時に、そのような人がしつこくなることもあります。しかし、ブルキナファソの物売りの人々は違います。ブルキナファソの首都ワガドゥーグーでいつもの、お気に入りの通りを歩いていると、いつものように、一人のおじさんに出会います。彼はガソリンスタンドの前を縄張りにしているようです。

会う度に、大量の写真立てを手に持っています。私が買わないことは知っているので、決してそれを売りつけようとはしません。「やあ、元気か?」「日本は車がすごいよな?」などたわいもない話をするのです。目に「商売をするためのギラギラしたもの」が全くありません。もちろん、商売に本気を出すことは素晴らしいのですが、このようなブルキナファソの「肩の力を抜いた人々」からは、大事な事を教えてもらったような気がしています。「ゆるい姿勢」が治安のよさに繋がっているのは明らかでしょう。

 

治安を知る 4. 都会に染まらないブルキナファソ

 

【衝撃の治安】9割の日本人が知らないブルキナファソの治安【旅行体験まとめ】

写真:ブルキナファソのみずみずしいマンゴー

 

都市のシステムもとっても面白いのでお話ししましょう。西アフリカの多くの国々では、都市は巨大になる傾向があります。恐らく皆さんが想像する、いわゆる「アフリカ」とは大きく違うはずです。ふつうに高層ビルもありますし、車がビュンビュン走っています。特にコートジボワールのアビジャン、ガーナのアクラ、セネガルのダカールは、かなりのものです。これにたいして、ブルキナファソの首都ワガドゥーグーは…全然違います。高いビルはほとんどありません。少なくとも、私がここを旅した時はそうでした(勝手ながら、この光景が今後もずっと残っていて欲しいなと思う自分がいます…)。

低い建物で構成された通りは、空がきれいに見えます。余ったスペースには、木があります。これは、もちろん首都に限らず言えることです。西部にある、ボボ・ディウラッソバンフォラを訪れた時には、さらにビルがなくて、ホッとしたのを覚えています。ブルキナファソのあらゆる場所を旅して感じるイメージは…パラダイスです。なぜかというと、超低価格で激ウマのマンゴーが購入できるのです。もはや、買わなくても、至るところで拾えます。しかもみずみずしくて、鮮やかな色合いで…今まで食べた中で最高のマンゴーでした。治安もよくて、のどかでブルキナファソは素敵な国です。

 

 

 

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