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海外旅行生活とホームシック
私は1年のほとんど…10ヶ月、11ヶ月を海外で暮らしています。
海外移住とはまた違い、その年により違う場所(主にモロッコのカサブランカが拠点ではありますが…)を「海外旅行」する生活スタイルなのです。
そんな海外生活をしていると「ホームシックとの同居」は避けられません。
日常的に海外でのホームシックと紙一重のところにいる私が実践している対処方法をご紹介します!
1. ホームシックを消そうとしない
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まず、矛盾しているようなイメージを抱かせてしまいますが、ホームシックを語る上で欠かせない大事なポイントです。まずは、「ホームシックを消そう消そう」と意気込んではいけません。
海外にいる自分と、日本での生活を対比すればするほど、今の自分の生活が寂しく思えてしまいます。ただただ、自分を追いつめないことが第一のステップです。
2. ホームシックの原因を理解する
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「ホームシックだな」と思えるのはある意味ラッキーです。なぜなら、最初の段階は、「なんか分からないけど、気分が優れない」という気持ち悪さを感じるだけだからです。原因が分からずに、ただ苦しむのはキツいですね。
この状態が少し続いてから…「ああ、これはホームシックかもしれない」と気付くのです。まずは原因を理解してみましょう。さきほども少し触れましたが、結局のところ、日本にいた時の自分と海外にいる自分の生活の対比に満足できないことが原因です。
いつもは気軽に話せていた相手や、くつろぐことができた環境がなくなってしまうことですね。そこをもっと明確にしましょう。あなたがホームシックである時に、何が一番の原因であるのか。
知る方法は簡単です。「日本の友達」のことを考えて下さい。「日本の自分の部屋でくつろいでいる」ときのことを考えて下さい。「家族と食事をしている」瞬間を考えて下さい。一番、胸に響くのが根本的に「あなたが求めていること」ではないでしょうか。
3. 身近な埋め合わせを探してみる
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家族の代わりはいません。大事な友だってかけがえのないものです。しかし、空白になった心を満たすための「代わり」を海外で探すことは可能です。私の経験上、なるべく「その対象に近い存在」を探すのが効果的です。
例えば、家族が恋しいのであれば、思い切ってホームステイをして現地での家族をつくるように努めることが考えられます。ただし、ここで注意点です。大事なのは「私の家族はここにいる皆だけなのだ」と言い聞かせるのではなく、むしろ、「日本にる家族の他にもう一つ、新しい家族ができてラッキーだ」というように考えることです。
つまり、「家族はもういないけど」や「親友はもういないけど」といった考え方をすると、何かを失ったような気分で落ち込むだけです。あくまでも、大事な存在が自分の人生に「追加」されたという認識で挑みましょう。
4. 時間を無駄にするのはもったいない
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次にご紹介するホームシック対処法はシンプルでありながら、予想以上の効果があります。時間に目をむけてみましょう。あなたが海外にいる期間はどれくらいでしょうか?数週間でしょうか?または数ヶ月や…1年間以上?
ほとんどの場合には、帰国までの期間が決まっているはずです。こんなフレーズを使ってみて下さい。「落ち込んで過ごしていたら、せっかく海外で色々学べる時間がもったいない」とつぶやくのです。人間というのは不思議なもので、有限性のあるものに、とっても魅力を感じます。
「期間限定40%オフ!」というひびきは最高ですね。「1日先着10名様まで」のメロンパンとかも、無性に食べたくなります。この心理を利用しましょう。海外に滞在する期間は限られています。だからこそ、その時間で落ち込んでいたら、とってももったいないのです。
せっかくディズニーランドに行ったのに、何も乗り物に乗らないでチュロスを食べているだけのようなものです。チュロスは美味しいですが、そういうことではありませんよね。
もったいない。私たちは「もったいない」が大嫌いです。
5. ホームシックは大チャンス?
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私は正直、ホームシックを感じたら、それは大チャンスだと考えています。ホームシックって素晴らしいものです。というもの、まずは「ホーム」の重要性を教えてくれます。この機会に、家族へむけた手紙を書いてみるのもいいですね。必ずしもこれを家族に渡す必要はありません。恥ずかしいのならば。
ただ、正直な思いを紙に書くことで、いつでも自分で見返し感謝することができます。それだけでも、手紙を書いてみる価値は大きいでしょう。もちろん、家族以外にも友人や恋人への思いをかたちにしてみて下さい。
自分が「頑張れるように」背中を押してくれる何かが、その手紙から見えてくるはずです。自分だけが海外にて一人で寂しい思いをしていると考えるのは損です。
あなたには、あなたのことを大事に思う人がいて、あなたが頑張ることで、その人のために何かができるのです。このような意味でホームシックは、前に進むための大きな力になるので、大歓迎です!
ホームシックとは…なかよくしたい!
結局、ホームシックは、退治すべき敵ではないような気がしています。
適度に、大事な「ホーム」の存在を思い出させてくれて、「皆のためにもっと頑張れよ」と悪態をついてくれるイイ奴なのです。ホームシックが「はい、こんにちは!」とやってきたら、まずは、それがやってきた理由を聞いてみましょう。