1%未満の旅人しか知らない本当のコートジボワールの治安【貧乏旅行から見えた治安】

 

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突然ですが、西アフリカを約10カを陸路のみで国旅行しました。

完全なる貧乏旅行です。

 

現地の人と関わる中で、「旅行した人だけが分かる治安」をうかがい知ることができました。

その中で感じた私なりのコートジボワールの治安をご紹介します!

 

Useful links: GOV.UK, US Travel

 

コートジボワール旅行の治安はどんなもん?

 

コートジボワールは西アフリカきっての「つっこみどころ満載」な国だと、私は思っています。

数々の衝撃的な体験を通して、コートジボワールの治安について考えてみましょう。

 

治安を知る1. 集団野宿だけど…治安は大丈夫?

 

1%未満の旅人しか知らない本当のコートジボワールの治安【貧乏旅行から見えた治安】

 

コートジボワールでは「なんでやねん(神奈川出身のぎこちなさ)!」と言いたくなる瞬間に、何度も何度も遭遇しました。その中から特に、強烈なものをピックアップしていきましょう。西アフリカ西部を約10カ国程、貧乏旅行していた時の話です。ブルキナファソの首都ワガドゥーグーから、ボロボロの列車に乗って、コートジボワールに入国しました。目指すはコートジボワール最大の都市アビジャン(元首都。今の首都はヤムスクロ)!アビジャンはコートジボワールの中でも、一番南にあります。この列車は、どうやら1日では到着しないようです。この瞬間に妙なワクワク感がこみあげました。

まずはコートジボワールへの入国審査です。一緒に乗っていた現地の人たちが皆、列車を降ります。急いでついていくと、ホームのすぐ近くにしょぼい小屋がありました。中は人間でぎゅうぎゅう詰めです。しかたなく順番を待ち、私の番。強面のコートジボワール人の警察が、私の顔とパスポートを交互に睨みつけます。手をクイクイとしてきました(「賄賂をよこしなさい」の合図)が、私は無視、しばらくすると、面倒くさそうに、「行ってよし」と言われました。これくらいは、西アフリカの国境越えでは普通のことです。

 

1%未満の旅人しか知らない本当のコートジボワールの治安【貧乏旅行から見えた治安】

 

再び列車に乗り込み先を急ぎます。少しするとまた列車が急停車。皆がゾロゾロと降りていきます。話を聞くと、線路に不具合があって修理しているから先へは進めないとのこと。なかなか衝撃的ですね。しかし仕方ありません。まわりを見ると、コートジボワール人(もしくはブルキナファソ人)がプラットフォームで横になり始めました。しかも皆。私も「郷に入れば郷に従え」ということで、寝ました。意外と…コンクリートがひんやりしていて気持ちよかったです。なぜ寝ているのか、皆に話を聞くと「列車が進まないのだから仕方がないだろ。寝るしかない」とのこと。正論のような、雑な答えのような。

私は勝手に、謎の連帯感を抱いたのでした。皆で大の字になったり、思い思いの姿勢で駅のホームで寝る。なんだか、小学生に戻ったような気分です(注:小学生でもこんなことなかなかしませんが)。ふと気付いたら、列車が動き出すということで、また人々の大移動が始まりました。「これはこれでアリ」と思いながら、その時を楽しむ自分がいたのは事実です。駅のプラットフォームで平然と寝られるコートジボワールの治安には、穏やかなものを感じたのでした。

 

列車の旅の後日談

 

1%未満の旅人しか知らない本当のコートジボワールの治安【貧乏旅行から見えた治安】

 

列車の中で皆が好き勝手に者を食べます。そして、そのゴミを列車内の床に投げ捨てるのです!すごくないですか…?列車が進むにつれて、どんどんと床がゴミでいっぱいになっていく。最後にアビジャンに着く頃には、「花見の後」みたいになっていました。中には枝を口にくわえているおばあちゃんなんかもいます。これは、歯磨き代わりに木を使う、よくあるパターンです。コートジボワールだけでなく、西アフリカ各地で目にしました。途中、列車がまたもや急停車し、謎のパレードが開催され、そのまま近くの集落まで踊りながら行進したりもしました。もちろん、私も意味が分からず、踊りながらついていきました。そのまま村で何かを振る舞われ、「ウェーイ!」みたいな盛り上がりを見せたあと、またもや行進で列車に帰還。「あれは、乗客全員を巻込んだドッキリでした〜!」と言われたら、十分納得できる謎のひととき。

 

治安を知る2. ホテルに泊まったら驚愕…治安ヤバくない?

 

1%未満の旅人しか知らない本当のコートジボワールの治安【貧乏旅行から見えた治安】

 

コートジボワール最大の都市アビジャンに到着した後のことです。格安のホテルを探し、歩き回っていました。すると、一つのボロボロなホテルを発見。外見はダメですが、中を確認してみることに。価格は驚きの1泊1000円以下。早速、部屋を見せてもらいました。部屋までの階段は完全にコンクリートむき出しで、まっくら。雰囲気がありますね。途中、何人もの宿泊者(全てアフリカの人)に出会いました。結構人気なようです。空いている部屋が少ないらしく、「ここで大丈夫であれば泊まっていいよ」という忠告をされました。怖いですね。

一つ目の部屋は、なんと窓ガラスなし!隣の部屋とベランダがつながっているので「お隣さんようこそ」状態になる危険があります。きっぱり断ると、もう一部屋見せてくれることになりました。次の部屋は…なんと…扉の半分がなし!!これには、思わず驚愕…のち爆笑!「つっこんでくれ」と言わんばかりのセンスですね。こんな部屋があるコートジボワールの治安は…逆にいいのかもしれませんね。これが成立しているのであれば。

 

治安を知る3.コートジボワール国境の強面ポリス

 

1%未満の旅人しか知らない本当のコートジボワールの治安【貧乏旅行から見えた治安】

 

国境の警察は大抵強面です。特に西アフリカにおいては。これは、私が断言します。それでも、コートジボワールからリベリアにかけての国境を牛耳る男は厄介でした。パスポートを見せても、なかなか私を通してくれないのです。ただ「金を払え」の一点張り。ひどいものですね。すきを見て、その男の手元にある私のパスポートを取ろうと挑戦してみましたが、ダメでした。何で国境で、こんな「ワニたたきゲーム」みたいなことを。国境で賄賂を要求する警察(または役人)は、粘り強さがウリです。なんといっても、彼らの大事な収入源ですからね。ただし私も粘ります。今後(もしいるのであれば)日本人が同じルートで旅行をした場合、その人がナメられないようにするのが私の使命です。最終手段として、試しに、他の職員に交渉を持ちかけました。「あそこに、とんでもない男がいますよね。なんとかして下さいよ」といった具合です。

この作戦もうまくはいきませんでした。そんな時にどこからかものすごい年配の(60〜70歳くらい)長老的な人物が出てきて、私の話を聞いてくれました。「そうかそうか、日本から来たのか。日本の車はすごいからな」そんな意気投合から、なんと、その場所をいとも簡単に突破させてくれたのでした。日本の自動車メーカーに助けられた瞬間です。アフリカ各地では、日本のイメージはすこぶるいいものです。特に日本の自動車やテクノロジー全般は称賛されます。ここで、その恩恵を受けることができるとは思ってもいませんでした。ただ国境を越えるだけでも、これだけの苦労が隠されているのです。西アフリカの様々な国境を通過してきましたが、この悪徳警察官はトップクラスの強敵でした。ここから私が感じるのは、国境周辺の腐敗した警察や役人がつくり出す治安の悪さです。

 

コートジボワールの治安は…つまり

 

コートジボワールで一般人に襲われたことは一度もありません。関わった人々は皆、親切でいいひとでした。私は方向音痴で道をよく尋ねるのですが、経験上は100%優しく教えてくれます。町を歩いていて危険を感じたことはありません。アビジャンの中でもプラトーという地区は「超」がつく近代的なエリアです。私がここを訪れた時は人が少なく寂しげでしたが、それでも治安が悪いという雰囲気とは全くの別物でした。

治安という意味で気をつけるべき地方や国境付近でしょう。田舎の人々はふつうにいい人ですが、そこを「管轄する警察などがあまりにも力を持ち過ぎていて要注意」というパターンは、少なくないでしょう。賄賂を要求してくる人をうまくかわしつつ生きれば、コートジボワールは快適な場所だと、個人的には思います。