【リベリアの治安をゴミ山生活で体感】99%の日本人が知らないリベリア旅行の治安

 

以下はリベリアの首都モンロビアを中心とした、私の現地での旅行の体験に基づいています。

 

 

驚いたことに、ネット上には「実際にリベリア現地で感じた治安」を語るページが全くないので、まとめておきます。

突然ですが、私はリベリアでまさかのアポ無しホームステイをしました。その詳細は以下をご覧下さい!

 

Useful links: GOV.UK, World Nomads

 

1. 旅の幕開けはトラックの荷台から

 

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舞台は西アフリカです。乗り合いバスでコートジボワールの国境を越え、リベリアに入国しました。乗り合いバスといっても、より正確にはただのトラックの荷台です。「リベリアに行く人は、乗り込んで!」という号令に集まってきた人が、ただ無造作に乗り込むかんじですね。私ももちろん荷台に飛び乗りました。同乗者も数人います。あまりの悪路を走り、お尻が痛くなるので、下に座ることはできません。かといって、立っていると、頭に木の枝がヒットしてしまうので危険です。そんなジャングルを走っていたのです。その中にいた、リベリア人の男(おそらく30代なかば)が私の運命を変えるのでした。

 

2. 真夜中にホテルがない…!

 

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リベリア国境を過ぎたところからは、首都のモンロビアへ直行しました。その間に移動するメンバーも皆同じで、全てが現地の人です。ここからは、小さなタクシーに皆で乗り込みます。完全にすし詰め状態です。西アフリカでは、これは特別なことではありませんが…。数時間タクシーは走り続け、暑い車内、悲鳴を上げるお尻に「大丈夫、大丈夫」と言い聞かせていた時、遂にタクシーはリベリアの首都モンロビアに到着しました。もう夜です。ホテルの当ては全くありません。途方に暮れていると、ずっと一緒に移動してきた例の男(名前は「オスマン」)が声をかけてくれました。「一緒にホテルを探してやろう」近くにあるホテルに行きましたが、あまりにも高く、その人は「だめだ、こんな高いところは、おすすめできない。やめときなさい!」と親身になって、他の場所まで付き添ってくれたのです。でも次もダメでした。

 

3. 「家」と呼ばれる場所の正体は…?

 

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そこでオスマンが「うちに泊まっていきなさい」と言いました。「スペースなら十分にあるから大丈夫」という優しい言葉に、お邪魔することにしました。普通、知らない人についていかないのは旅人の鉄則です。しかし、この時、私は大丈夫だろうという妙な安心感に満ちていたのでした。到着したのは、竹で編み込んだような巨大な壁(というよりも柵)の前。どうやら、そこがオスマンの家とのこと。もうちょっと「家らしい」ものを想像していたのですが、なんでしょう。その壁の向こうに進むと中にあったのは、ゴミの山。鉄くずが、二階建ての家くらいの高さまで積まれています。その横には、ちょっとした椅子(これもボロボロ)などがあります。「さあ、ここが我が家だ」と言われて、理解するまでに少し時間がかかりました。

 

4. 世界一の焼きそば

 

そうして、私はゴミ山に宿泊することになりました。本当にゴミの山です。後から聞くと、塀の敷地内で近所の人からゴミを集めて、それをどこかに持って行って売ることで生計を立てているらしいのです。凄い場所に来てしまいました。貴重な経験です。私に用意されたのが一つのベッド。このベッドがさらに驚愕の仕上がり具合。バネがむき出しになっているベッドは生まれて始めてみました。ベッドの中にはスプリングが入っていますからね。

これを見るいい機会になったのです。ただ、ギシギシいいますし、寝心地は最悪です。そんなことを思っていると、オスマンが近くの屋台から焼きそばを買ってきてくれたのでした。他にも数人、同居人の男がいたのですが、皆は食べず、私にくれたのです。あまりの優しさに涙。スプーンやフォークはありませんでした。手掴みで食べましたが、人生最高の焼きそばです。これを焼きそばと分類していいのかはわかりませんが、ここまで美味い焼きそばは、世界のどこを探しても見つからないでしょう。

 

5. 寂しげな教会に宿泊

 

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あまりにも長くお世話になるのもよくないので、オスマン(とその場の皆さん!)には感謝の言葉を何度も伝えて、(勝手ながら)「夢と思い出が詰まった世界一素敵なゴミ山」を後にしました。次に宿泊先に選んだのが、教会。実は、教会なのですが、お手頃価格で泊まらせてくれる部屋があるというのです。場所はすぐ海の横でした。歩いて5分程で海に着きます。教会は広い敷地なのですが、あまり人はおらず、少し寂しい雰囲気がありましたが、非常に安全です。

 

6. ビーチでまさかの昼寝…!

 

ビーチにも行ってみることにしました。特別に囲われたエリアがあり、ここに入るには入場料を支払います。中にはイスや、ちょっとしたバーがあり、くつろげる雰囲気でした。不覚ながら…なんと私は寝てしまい…。絶対に真似しないで下さいね。1時間くらい寝ました。バックパックを横に置いたままでしたが、起きた時には全てがそこにありました。普通、こんなミスをしたら、バックパッカーとして、ノマドとして、世界X周生活者として失格です。この空間で何も取られなかったことは奇跡です。特に西アフリカ全体の治安を考えるとなおさらでしょう。この時に、妙な治安のよさを感じたのでした。

 

リベリアの治安はなんか面白い

 

治安の基本はやはり人でしょう。そこにいる人がどれだけ信頼できるのかで、治安の大部分が決まると思います。私がリベリアで、現地の人々と関わり合いながら感じたことは、人の繋がりです。

外部から来た私にもここまで優しくしてくれる人々。人間に焦点を当てると、とても治安の良さを感じます。