【強盗被害者が語る】3分で分かるシエラレオネの本当の治安

 

シエラレオネの治安

 

西アフリカに一生ものの縁を感じている@Shunya_Ohiraです。

現在はアフリカ北西部のモロッコに在住していますが…その他の国との繋がりも日々強まるばかりです。西アフリカ11カ国を陸路のみで貧乏旅行した時の情報に基づき、シエラレオネのリアルな治安をご紹介します!

 

シエラレオネのリアルな治安がこちら

 

シエラレオネの治安は…正直凄いです。良い意味でも悪い意味でも。

ぜひとも、最後までご覧下さい!

 

もくじ

  • 治安を知る例 1. 荒れ狂うバイクタクシー野郎
  • 治安を知る例 2. フリータウンの強盗2人組
  • 治安を知る例 3. フリータウンの鋭いマフィア
  • 治安を知る例 4. 田舎で出会った本当のシエラレオネ人
  • シエラレオネの治安とは…?

 

治安を知る例 1. 荒れ狂うバイクタクシー野郎

 

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リベリアからシエラレオネに陸路で移動した時の話です。シエラレオネの国境で簡単な入国手続きを行った後、すぐに交通手段がなくなりました。とそこに一人の男が。どうやら、この男がバイクで町まで連れて行ってくれるというのです。これは、いわゆるバイクタクシーです。他にタクシーもバスも何も見当たらなかったので、しかたなく利用することに。目的地は、首都フリータウン。先に運賃をしっかりと交渉してから、バイクの後方にまたがりました。そうです、完全にカップルさながらに二人乗りを数時間続けることになるのです。勢いよく走り出したバイク。道路があまりにもデコボコでお尻が痛いこと痛いこと。というよりも、もはや道路ではなく、土の上をひたすら突き進みます。

すると、ふいに、運転手が振り返りつつ「さっきの値段だけど…もっと」と急に値上げを要求したのです。私は「いや、先に決めたのだから」と断ると、男は激怒!あからさまに、バイクの走行スピードがアップします。決して誇張ではなく、完全に、バイクが何度もジャンプ!お尻が何度もバイクから浮きました。ジェットコースターで下る時に、お腹がヒュっとするやつがありますね。あれを何度も経験しました。「落ちては、骨折じゃすまない」と思い立ち、途中で「ストップ!!」と言いました。バイクを必死に掴み過ぎて、手の皮がむけるほどです。

途中までのお金を、強引に手渡し、この荒くれ者とはお分かれしました。とはいえ、降りたのは謎の集落。周りでは子供が走り回っています。どう見てもバスなどはなく「日が暮れたらどうしようか」と考えていると、偶然、乗り合いバスが通りかかりました。「乗せてくれ!」と懇願すると…席が全て埋まっていたので、屋根に乗ることに。しかも、すぐ横では、袋に入ったヤギが「メーメー」言っているという不思議な状況でした。

 

治安を知る例 2. フリータウンの強盗2人組

 

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フリータウンを歩いていた時のことです。フリータウンの中でも海に近いエリアで、強盗に襲われました。横断歩道を渡っていると、向かいから歩いてきた男がハンカチを落としたのです。それを拾う男。この人が邪魔で、私は一瞬避けるようにして、歩くスピードを落としました。すると、先ほどハンカチを落としてしゃがんだ男が、私の胸をどんと片手で押したのです。突然のことで意味がわかりませんでした。

思わず立ち止まる私。すると、背後から気配が。その時私はバックパックを背負っていたのですが…背後から違う男がそのチャックを開けようとしていました。その瞬間に、私は振り払って、サッと道路の向こう側へ避難。振り返ると、二人の男は、もう人並みに紛れていたのでした。普通に町を歩いていて強盗に襲われる…これがシエラレオネの首都フリータウンのリアルな治安です。

 

治安を知る例 3. フリータウンの鋭いマフィア

 

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二人の強盗に教われた直後のことです。道の脇に住んでいた男と会話することになりました。というのも、私に忠告か何かがあるとのことで。聞くと、先ほどの二人は明らかにただの「ギャング」だったと。そして、その男は「マフィア」の一味。そこから謎の授業が始まりました。ギャングは、無謀な犯罪を無計画に行なう。しかし、マフィアは頭を使って、ビジネスでお金を増やす。こんなシンプルな違いを教えてもらって、無性に納得してしまいました。という訳で、私はギャングは嫌いです。

ちなみに、彼がやっていたのは道端での海賊版DVD販売。ギャングだの、マフィアだの、海賊だの紛らわしくなってきますね。不思議と話している内容に比べて、話し方は穏やかです。淡々とした、親しみのわく声なのでした。気になるのはその目の鋭さです。決して形とかの話ではなくて、目の奥にある鋭さを感じます。ギャングがフリータウンの表向きな治安を乱し…その裏で本当の治安を牛耳っているのはマフィアなのかもしれません。

 

治安を知る4. 田舎で出会った本当のシエラレオネ人

 

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ここまではフリータウンの話でした。どちらかというと、いかにも治安が悪いという印象ですね。しかし最後はガラッと変わります。フリータウンで治安をひしひしと感じながら…次に目指した場所は田舎のケネマというところ。ここはあまりにも治安が違います。この場所で泊まる場所が分からずに、ホテルを探していました。あるホテルの店主に聞くと、そのホテルには空き部屋がないとのこと。

すると、その人がバイクで私を連れて、何カ所もホテルを見て回ってくれたのです。ちょうどその時期、シエラレオネの大統領がケネマを訪問するイベントがあったので、地域のホテルはことごとく埋まっていました。何軒もまわり、最後にやっとのことで、人里離れたところにある、小さな小さな民宿に泊まることができました。(西アフリカでは、一般的なことなのですが)私は、この時に「お金をくれ」と言われると思いました。多少の覚悟はしていたのですが、ただその男は黙って去っていったのです。かっこよすぎますね。正直、これが、シエラレオネの人であり、シエラレオネの治安なのだと思います。

 

シエラレオネの治安とは…?

 

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シエラレオネの首都フリータウンには、仕事のためだけに出稼ぎに来ている人や、お金を稼ぐことだけ集中している人がいます。これは本来のシエラレオネの人々ではない気がしています。あくまでも都会や経済システムが個人の生活を狂わせてしまった結果として…フリータウンの厳しい治安状況があるのでしょう。

そのような意味で、私「シエラレオネの治安は?」と尋ねられた時には、以上の二つのパターン(首都フリータウンと、ケネマといった田舎のエリア)をあわせてお話しするように心がけています。たくさんの被害にあった私ですが…結果としてシエラレオネの治安はいいのではないかと考えます。首都はあくまでも例外です。