大虐殺…?6章で知るアルメニアの本当の治安(カード,ATM,WiFi)

 

大虐殺…?4章で知るアルメニアの本当の治安(カード,ATM,WiFi)

 

この記事の治安情報は執筆時の状況に基づいています。できるだけ最新の治安情報をお届けできるよう最善を努めておりますので、更新をご希望の際にはコメント欄からお問い合わせください。「備えあれば憂いなし」の発想をお大事に。

 

Useful source: GOV.UK, Wikitravel

 

日本人である私たちにとって、アルメニアはあまり馴染みのない国。でもこの国には、知れば知るほど、面白い事実がたくさん。旅に必要な実用的な情報と、知って「へぇ〜」となる豆知識の両方をご紹介します。

 

ちなみに、アルメニアは…世界で初めてキリスト教を国教とした(紀元301年)国です。知っていましたか?今でこそ世界中に広がるキリスト教ですが…ここアルメニアが、大事な役割を果たしていたのでした。

 

1. アゼルバイジャンとの国境は危険

 

大虐殺…?4章で知るアルメニアの本当の治安(カード,ATM,WiFi)

Image: Tasnim News Agency

 

イギリスの外務連邦省(FCO)は、タヴシュ地方、ゲガルクニク地方の、アルメニアとアゼルバイジャンの国境から5km以内のところ、そして、イジェヴァン(Ijevan)とノイェンベリャン(Noyemberyan)の間にあるM16/H26道路沿いにおける、すべての旅行を控えるよう警告しています。

 

▼赤の部分は、全ての旅行者による渡航の中止が推奨されています。ご覧の通り、アルメニアとアゼルバイジャンの接する国境の中でも北部が要注意となっています。

 

大虐殺…?4章で知るアルメニアの本当の治安(カード,ATM,WiFi)

 

ナゴルノ・カラバフ(以下に説明の抜粋を記載)地域に対する、アルメニアとアゼルバイジャンの緊張が続いており、アルメニアとアゼルバイジャンの国境は閉鎖されています。

 

アゼルバイジャンの西部にある地域。「カラバフ」と呼ばれる地域中部の山岳地帯に当たる。アルメニア人が多く居住しており、隣国アルメニアとアゼルバイジャンの対立の火種となっている(出典)。

 

2017年には、アゼルバイジャンとアルメニアの国境周辺(対立勢力と国境を分ける接触線沿い)で、停戦違反が複数回見られ、これにより、数多くの死傷者が発生しました。

 

2. エレバンを中心に発生するデモの可能性

 

大虐殺…?4章で知るアルメニアの本当の治安(カード,ATM,WiFi)

Image: CNN

 

エレバン中心部や他の主要都市で時に、大規模な抗議活動が起きることがあります。これらは通常、野党や活動家集団により、社会問題を強調する形で組織されますが、抗議行動は平和的であり、通常は、事故なく終了しています。これを回避するには、周囲の変化に注意を払い、メディアをよくチェックし、大勢の人々が集まるデモなどは避ける必要があります。

 

豆知識:アルメニアはチェス大国?

 

実はアルメニアでは、チェスの学習が必修になっています。必修というからには…そうです。ちゃんとチェスの試験まで用意されています。チェス好きな方は、アルメニアに、ライバル探しに出かけるのもいいかもしれません。

 

3. アルメニアでは英語が通じるの?

 

大虐殺…?4章で知るアルメニアの本当の治安(カード,ATM,WiFi)

Image: Cross Culture

 

エレバンを中心として、ラテン文字の道路標識が増えていますが…それでも、アルメニアでは英語が広く普及しているとは言えません。食料品店やショッピングモールのスタッフ、タクシー運転手の多くは、英語を話しません。この国では、英語を抑えて、ロシア語が最も存在感のある外国語として残っています(アルメニアは、元ソ連の一部です)。

 

豆知識:アルメニア人だけの国?

 

世界には複数の民族で構成されている国がたくさんあります。いや、それどころか、複数の民族で構成される方が当たり前なくらいです。日本人の私たちからしたら「そりゃ、日本だから…日本人がほとんどでしょ?」と思いがちですが、それはかなり珍しいこと。そして、アルメニアも、日本のように、“ほぼ完全にアルメニア人だけ”で構成される国なのです。より厳密に言えば…単一民族の国で、この国に住む人の97%がアルメニア人です。

 

4. アルメニア旅行のお金やATMは?

 

大虐殺…?4章で知るアルメニアの本当の治安(カード,ATM,WiFi)

 

アルメニアの通貨はアルメニアドラムです。現金の両替は銀行や両替所で行うことができます。両替をするなら、首都のエレバンが一番便利です。アルメニアドラム以外に使いやすいのは、ドルやユーロとなっています。

 

商品やサービスの価格は時々、ドルで表示されますが、法律ではアルメニアドラムで支払う必要があります。

 

エレバンには多くのATMがあります。Visaをはじめとする主要なクレジットカードやデビットカードを利用することができます。ATMの所在地としては、銀行が定番です。スーパーマーケットにも両替所が併設されていることが多々あるので、これも非常に便利です。

 

アルメニア滞在中に急遽、現金がなくなったら厄介です。そんな時に備えるには、海外のATMで使えるキャッシュカードを日本から用意していくのが便利です。JTB提供のMoneyT Globalがあれば、VISA対応のATMから現地通貨であるアルメニアドラムを簡単に引き出すことができます。

 

マネーティーグローバルの公式サイトへ

 

5. アルメニアのWi-Fi速度は?

 

現代を生きる旅人なら必ず知っておきたいのがWi-Fi事情。アルメニアのインターネット速度は(2013年のtert.amの記事を参考にすると)世界で79位、かなり遅めの7.23 Mbps。もちろん、この頃からの推移はありますが、決して、世界有数のネット先進国とは言えません。

 

ちなみに、日本はその年、世界でトップ10にランクイン(30.70 Mbps)しています。1位は46.54 Mbpsで香港でした。

 

大事な話:アルメニア人大虐殺

 

アルメニア人大虐殺という事件を耳にしたことはありますか?150万人というとんでもない数の人々が犠牲になったと言われている大虐殺です。アルメニアを語る上で、避けては通れない話題でしょう。

 

Wikipedia)19世紀末から20世紀初頭に、オスマン帝国の少数民族であったアルメニア人の多くが、強制移住、虐殺などにより死亡した事件。

 

6. トビリシへの移動は電車が便利

 

アルメニアの首都エレバンから、ジョージアの首都トビリシへは、夜行列車があります。アルメニアを夜の21:30に出発すれば、翌朝の8:00にはトビリシに到着します。

 

一つ注意点としては、国境を超える時間が早朝に当たるため、アルメニア国境の審査として朝の3時に起こされます。その点だけは考慮しておきましょう。頑張って起きて…その後はすぐに寝る。そんなバックパッカーとしての素質が試されます。

 

身を守り「死なない」ための2つの秘策

 

治安を制して安全に海外旅行をする方法

 

海外渡航で一番大事なのは、安全を確保すること。外国では、誰も助けてはくれず、自分の身は自分で守らなければなりません。以下の2つの秘策は実践するようにしてください。

 

安全に旅する秘策1:ネットを味方につけろ!

 

治安を制して安全に海外旅行をする方法

 

治安に不安を抱える、または、完全に安心できない国では、とにかくネットを確保することが重要です。インターネットで情報にいつでもアクセスできることで、あらゆる危険から身を守れます。

 

ネットを常に確保し、「ネット+スマホ」の最強の力を実感して下さい。旅がガラッと変わります。

 

・不意のトラブル→ネット+スマホでやり取りを翻訳

・情勢の悪化?→ネット+スマホで最新ニュースを常に確認

・レストランは信頼できる?→ネット+スマホで口コミをチェック

・安くて安全なホテルは?→ネット+スマホでBooking.comを検索

・迷った!→ネット+スマホで一番“疲れない”経路を検索

・次に移動する街は安全かな?→ネット+スマホで治安を検索

 

【海外旅行の不安解消】ポケットWiFiがなきゃ確実に損する9の理由

 

海外用格安Wi-Fi<イモトのWiFi>

 

安全に旅する秘策2:ATMを味方につけろ!

 

治安を制して安全に海外旅行をする方法

 

2つ目の秘策は、「ATMを味方につける」ことです。

 

海外では窃盗や強盗などの犯罪は日常茶飯事です。日本にいる時のように、「のほほん」としていたら、とんでもない額のお金を失ってしまいます。

 

だからこそ、お金の管理を徹底しましょう。一番いいのは、大量に現金を持ち歩かないことです。そこで活躍するのが海外のATMで使えるプリペイドキャッシュカード

 

・現金を持ち歩くのは心配→必要な時だけATMから引き出し

・現金がかさばって困る→持ち歩くのは基本プリペイドキャッシュカードで十分

・レストランやホテルでの支払いは?→ATMから引き出すこともなく直接支払い

・現地での両替が面倒→ATMから現地通貨を引き出し

 

完全0円&審査なし「海外ATMで現金が引き出せるカード」で7回得した話

 

世界中で使えるキャッシュカード「MoneyT Global」

 

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