現地在住が伝授!ネパールへの送金方法と手数料【緊急の資金不足に】

著者:ネパール在住 さくらぷらす

 

海外旅行にトラブルはつきものです。

大なり小なりいろいろありますが、一番怖いのは盗難。まだ何日も旅程が残っているのに、現金を全て取られてどうすればいいのかわからない。想像しただけで恐怖ですね。

 

また天候やなんらかのトラブルによって、予定していた帰国の飛行機がキャンセルになってしまった、なんてことも。お金は使い切ってしまったけれど、ホテルや食事代をどうしようか。本当に困った状況です。

 

そんな緊急事態は、 海外送金 で乗り切りましょう。

家族やお友達に、万が一にそなえて 海外送金の手順 をお伝えしておくのがいいでしょう。

備えあれば憂いなし!難しそう、と気後れせずに、万が一にそなえて知っておくべき海外送金について知っておきましょう。

 

ネパールに日本から送金する方法

 

 

大きく分けて2つの方法があります。

  1.  日本⇒ネパールの銀行口座に振り込み 
  2.  日本⇒代理店で受け取り 

 

しかしそんな緊急時に、現地の銀行で口座を作って、さらに数日待って…というのは旅行者にとって現実的ではありませんね。それで今回は2番目の 銀行口座がなくても簡単に送金できて、お金を受け取れる方法 をお伝えします。

 

Western Union(ウエスタンユニオンを活用しよう

 

とても便利な国際送金サービス会社をご存知ですか?

ネパールだけではなく、海外のいろいろな場所にすぐに送金できるサービスです。

そのなかでも一押しなのが、 Western Union(ウエスタンユニオン) という国際送金会社です!

 

アメリカに本社を置き、現在は約200カ国でサービスを行っている大手会社です。

 

日本でもネパールでも面倒な口座開設は一切不要

 

この会社の大きな特徴として、新しく口座を作る必要がありません。

全国の取扱店からすぐに送金ができます。

こちらから、お近くの取扱店を検索してみてください。

 

日本からの送金で必要な持ち物

 

取扱店がみつかったら、必要な持ち物を準備しましょう。

マイナンバー本人確認書類(パスポート、運転免許証など)が必ず必要です。

マイナンバーは原本が必ず必要になりますので、忘れないように気をつけましょう。

 

合わせてチェック
持ち物だけでなく、送金者は 受取人の情報 もしっかり把握しておきましょう。

相手の名前、受取人の住所(国と市)送金金額(国によって通貨が異なるので通貨の名前も)が必須になります。最後に送金目的も記入しますので、確認しておきましょう。

 

現地の支店で受け取れる

 

ネパールにもWestern Union(ウエスタンユニオン)の支店はたくさんあります。

送金してもらったら、すぐに受け取れるのも便利ですね。

カトマンズ周辺だけでもこんなにたくさん!心強いです。

 

 

日本からネパールに送金する手順

 

ではさっそく、送金方法をみてみましょう。大まかな手順は以下のとおりです。

 

  1.  送金依頼書 に記入
  2.  送金額を記入
  3. 送金依頼書とマイナンバーカード、本人確認書類を受付に渡す
  4.  別の紙を渡されるので、必要事項を記入しサインし、お金を支払う
  5.  受領書および送金依頼のお客様控えを受け取る
  6.   送金状況を確認する
  7. 受取人に連絡し、 送金管理番号と受取時出金額 を伝える

 

以上で日本からの送金が完了しました。

続いては現地での受け取り方です。

 

現地での受け取り方

 

送金者から無事に送れたよと連絡が来た場合、どのように受け取ればいいのでしょうか。

 

受取は簡単3ステップ。

  1. 送金者の名前
  2. 送金管理番号
  3. 受取時出金額

 

以上3点を伝えるだけで受け取れてしまいます。

 

その時間なんと、送金が完了してからわずか数分というのだから驚き!

とてもスピーディーで助かりますね!

 

お知らせ
お金を受け取る際に、パスポートの提示を求められることがあります。 念のため持っていくようにしましょう。

 

インターネットからならRupeeSend(ルピーセンド)

 

ネパールのための送金サービス会社も存在します。

その名もRupeeSend(ルピーセンド)

スピーディに安全に、便利にをモットーにしています。

 

こちらの店舗は東京と大阪に一店舗ずつしかないため、 インターネットからの申し込み がおすすめです。

受取できる提携銀行はネパール全土に約1000店以上。

まずはこちらから最寄りの受取先をご確認くださいね。

 

送金手順の流れ

 

  1. ウェブページから会員登録
  2. 本人確認書類をアップロード、もしくはファックスや郵送で送付
  3.  2~5営業日後、簡易書留で手紙が届く 
  4. ゆうちょ銀行などから入金
  5. 送金されるとリ ファレンスナンバー がメールやSNSで届く
  6. 受取主にリファレンスナンバーを伝える

 

ウェブで簡単に申し込めるのは、大きな利点ですね。

しかし本登録までにいくらか時間がかかってしまうため、 急な送金には対応できません。 

しかし10万円までなら、会員登録なしですぐに送金できるので、とりあえずのお金が欲しい!急いでいる!という方はそちらの方法を利用されると良いでしょう。

 

合わせてチェック
会員登録をしておくと、何度目かの送金で手数料が無料になるという嬉しい特典が! なんどかネパールを訪れる予定がある方は登録しておくと便利です。

 

現地での受け取り方

 

リファレンスナンバーを受け取ったら、すぐさま提携銀行へ向かいましょう。

その際身分証明が、必ず必要になるのでパスポートをお忘れなく!

ちなみに窓口で受け取れるのは 1回300,000ルピー までになるのでご注意ください。

銀行口座に振り込みの方は、上限はありません。

 

ネパールに日本から送金する際の手数料

 

海外への送金方法をご理解いただけたでしょうか。思っていたより、意外と難しくはありません。

さて送金には手数料がつきものです。

国をまたいでのお金のやりとり。いったいいくらぐらいかかるのでしょうか。

Western Union(ウエスタンユニオン)とRupeeSend(ルピーセンド)

この2社を比較してみました。

 

Western Union(ウエスタンユニオン)

  • 1~10,000円       990円
  • 10,001~50,000円    1,500円
  •  50,001~100,000円    2,000円 
  • 100,001~250,000         3,000円
  • 250,001~500,000円     5,000円
  • 500,001~1,000,000円   6,500円

 

なかなか高額ですね。しかし数分で現地通貨で受け取れる利便性を考えると、無駄ではない金額と言えます。

 

こっそり教えます…
WESTERN UNIONは 定期的にお得なキャンペーン を実施しています。 送金先の国によって、手数料が半額以下になっている場合もあります。 こまめにチェックしてみましょう。

RupeeSend(ルピーセンド)

 

  • 30,000円以下、480円/回
  •  100,000円以下、880円/回 
  • 1,000,000円超過、1,380円/回

 

これはかなりの差がでました!

 

RupeeSend(ルピーセンド)の手数料は業界最安水準をうたっているだけのことはあります。

ただ先程もお話したとおり、10万円以上は会員登録が必要になり時間がかかってしまうので、あらかじめ登録を済ませておくか、 10万円以下の送金の場合にこちらを使ったほうがおトク です。

 

知っておいて損はない海外送金の話

 

いざという時に覚えておきたい海外送金のススメ。いかがでしたでしょうか。

大切なことをもう一度おさらいしてみましょう。

 

まとめ
  • Western Union(ウエスタンユニオン)は手数料は高い。でもスピードでは100点!
  • RupeeSend(ルピーセンド)は10万円以上の送金には時間がかかる。でも手数料の安さはピカイチ!

 

海外で起こりうる突然のトラブルにそなえて、ぜひ覚えておいてくださいね。

 

現地在住が伝授!ネパールへの送金方法と手数料【緊急の資金不足に】