そうだ、インド行こう・・・特に世界遺産とか!
- インドという言葉を聞くだけで、未知の力が湧いてきそう
- 「インドって人生変えてくれそうだよね」が口癖
- 自分のルーツはインドにあるという強い確信がある
- インド旅行に踏み切れていない自分の背中を押してくれる人を探している
- 「インドは水が怖いので」という言い訳ばかりしている
- 「インドの世界遺産は・・・タージマハルだけでしょ?」と半年に一回は言う
- ドイツの事を無意識のうちにインドと言い間違えたことが、今までに2回ある
以上の一つにでも、いや全てに当てはまるというあなた。
あなたへの処方箋はインドの世界遺産リストです!!
インドの持つ不思議な魅力には気付いているのに、実際、その先が何もない。インドを旅行してみたいとは言ってみたものの、行くならハワイや台湾辺り。タージマハル以外の世界遺産を知らないという無知さ。全てを捨て去る時がやってきました。仏教のルーツでもあるインドを愛するきっかけがここにあります。
Source & Images; List of World Heritage Sites in India
インドの世界遺産1:タージマハル
タージマハルは意外な目的でつくられた?
そうです、最初はタージマハルから攻めましょう。(タージマハルしか知らないというあなたのために!)タージマハルがあるのは、インド東北部にあるウッタル・プラデーシュ州内のアーグラという町です。かつてこの地で栄えた帝国ムガルの皇帝シャー・ジャハーンが愛する皇妃ムムターズ・マハルの死を悼み、タージマハルを建設しました。このタージマハル、「一体何なのか?」と言われれば、墓廟です。日本でもあまりにも有名なタージマハルですが、これが霊廟である事を知っている人は意外と少ないのではないでしょうか?
インドの世界遺産2:インドの山岳鉄道群
https://www.youtube.com/watch?v=4xfs9x79b24
※動画は「ダージリン・ヒマラヤ鉄道」
効率化の結果が美しい世界遺産に?
「インドの山岳鉄道群」というまとまりでの世界遺産登録になっています。元々この世界遺産は、「ダージリン・ヒマラヤ鉄道」という名前で登録されていましたが、その後に、他の鉄道も範囲に含められた結果「鉄道群」と変わりました。ダージリンという名前を聞いてピンと来た人は、その通り。この電車が走るのは、インド東北部のダージリン地方で、世界的に有名な紅茶の生産地です。インドがイギリス(当時は大英帝国)の植民地であった時代に、イギリスが、紅茶を効率的に運ぶために設置しました。
インドの世界遺産3:チャトラパティ・シヴァージー・ターミナス駅
Namaste India Trip
学生の力も借りている世界遺産?
このお城や大学のようにも見える、威圧感さえ放つ建物の正体は、駅です。ここまで見応えに溢れる駅は世界的に見ても、そうそう無いでしょう!チャトラパティ・シヴァージー・ターミナス駅があるのはインドのムンバイ。ご存知のように、あまりにも名称が長いため・・・現地では「CST」などと略して呼ばれています。
この駅の面白いところは、建築様式で、ゴシック・リヴァイヴァル建築(イギリスに端を発し、フランスやドイツ、イタリア等にも波及)とインド建築が絶妙な融合を実現しているのです。内部には、部分的に、ボンベイ・アートスクールの学生が手がけているというから更に興味深い!
インドの世界遺産4:カジランガ国立公園
The new Indian express
トラの楽園がインドに?
鋭い睨みで獲物を狙うトラ。風格漂うインドサイ(Indian rhinoceros)。ゾウの背中に乗ったニンゲン(・・・すこし異様な光景ですね)。これらの動物(?)に出会えるのが、ガジランガ国立公園です。この公園が位置するのは、(またしても)インドの東北部。トラが多く保護されている国立公園として知られており、2006年には、ベンガルトラの継続的な繁栄を目的にしたプロジェクト、「プロジェクト・タイガー」(Project Tiger)への参加も実現しています。
アルカイダとの意外な関係とは?
ただし、ここに生息するインドサイの角を狙った密猟という問題が深刻化しており、アルカイダと手を組むバングラデシュのテロ組織の関与が指摘されるような状況です。Live mintによると(Global environmental crime amounts to $213 billion: UN report)アルカイダと繋がった、バングラデシュの組織やインド地元の民兵による「象牙・トラの毛皮・サイの角」の密猟が報告されています。動物が被害を受け、そこから得られる資金がテロ組織の資金源になるシステムは今すぐ手を打たれるべき一大事です。
インドの世界遺産5:ラニキヴァヴ
インドの人々は美しく水を貯める?
こちらの、2014年6月22日に世界遺産に登録されたばかりの物体「ラニキヴァヴ」!!しかし、一体・・・これは何だと思いますか?ただの遺跡ではありませんよ。こちらの物体は英語で「Stepwell」です。一体なんでしょう!?気になる正解は・・・階段井戸です。その名の通り、周囲の壁が階段状になっている見た目にも美しい井戸で、インドを初めとしてパキスタンを含む南アジアで見られる建築のことです。各地の階段井戸の中で形の違いはあれど、基本的に水を貯蔵し灌漑に使う目的で考えだされた事は共通しています。単に箱型の入れ物を設置するのではなく、装飾レベルの高い階段井戸をつくりだすインド、恐るべし!
ハリウッドデビューする井戸?
ちなみに、同じ階段井戸では、(世界遺産ではありませんが)チャンドバオリというものもあります。
幾何学模様が生み出す空気感は、どこか違う世界へ飛び込んだような錯覚を引き起こしますね。
Flickr
なんと、チャンドバオリは2012年公開の名作映画『The Dark Knight Rises』(日本名:ダークナイト ライジング)の舞台としても使用されました!
以下の動画から、あなたの目で探してみて下さい!!
※ヒント:開始1分以内で見つける事ができます。
インドの世界遺産6:赤い城
Holidify
Red Fort Diwan
またしてもかの有名人物の作品?
この世界遺産、「赤い城」(ラール・キラーとも呼ばれる)はインドの首都デリーにあるムガル帝国の城塞です。(※ムガル帝国:1500年代の初めからインド北部を中心として栄えた王朝)鮮やかな赤に染まった城の姿は見る者を魅了します!ここは、約200年間にも渡ってムガルの皇帝たちや彼に仕える人々によって、生活の場として使用されました。
赤い城はそもそも、城塞を巡らせた城として、シャージャハナバードという町につくられました。この町の名前からピンと来ませんか?シャージャハナバードという町が存在したのは、ムガル帝国5代皇帝シャー・ジャハーンの時代です。この人、先ほども登場しましたね?思い出して下さい・・・。そうです、タージマハル建造を命じた人物です!!(覚えてないというあなたは、一個目のタージマハルの部分を要チェック)話が繋がると面白いですね。彼の威光を感じます。
あの都市の名前はこんな意味だった!
ちなみに、シャージャハナードは現在ではオールドデリー(インドの首都デリーの中でも、旧市街の部分)という名前で親しまれています。余談ですが、シャージャハナバードという名前、似ているものではイスラマバードがありますね。パキスタンの首都です。調べてみたところ、名前の後半にある「abad(アバード)」というのは、ペルシャ語で「人が住む場・町」という意味だそうです。シャージャハナバードは「シャージャハーンの町」で、イスラマバードは「イスラムの町」となりますね。
ボーナス1;インドにある世界遺産の地図
Culture Holidays
ボーナス2:インドの絶品グルメ
https://www.youtube.com/watch?v=HOBeGp9rTjg
このリストがインド旅行の決め手にならない場合は、食をモチベーションに・・・。
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