標高4000mの山脈で暖房無し；美学が滲み出る「僧だらけの村」があった！

村全体が「仏教学校」？

真っ赤に染められた家々と、僧侶、そして僧侶・・・。

外の世界からは切り離された「仏教コミュニティ」の存在を知っていますか？

中国の山奥深くにある神秘的な世界へと足を踏み入れてみましょう。

中国四川省カンゼ・チベット族自治州の北東部に位置するセルタル（またの名を色達県）。

ここにはチベット仏教ニンマ派が誇る“ラルン・ガル・ゴンパ”という世界最大規模の僧院があります。

約4万人もの僧がここに居住し、過酷な自然環境（標高4000m）の中で仏教道に専心しているのです。

いわば、この地域一帯は仏教の学びが詰まった巨大な仏教の学校です！

写真左にある道具を回す事で人々は祈りを捧げます。

ここで暮らす僧は暖房器具の使用を許されていません。

それでも辛そうな雰囲気は漂っていませんね・・・。

仏教に心を捧げるための最高の環境という事でしょうか。

彼らは放課後まで勉強に励んでいます。

壮大な山脈に映えるまっ赤な家々。

赤の服に身を包み仏教の道を極める人々。

「外と繋がりすぎない」生き方を私たちに教えてくれるような気がしませんか？