世界一高いところにあるスラム
高層ビルと聞いて、あなたが想像する事は何ですか?
絶好の眺めと、豪華なソファーやシャンデリア。さらにはジャグジー付きのお風呂・・・などなど。
・・・でもちょっと待って下さい。
高層ビルに住んでいる人が、必ずしも大金持ちだとは限りません!
高層ビルなのに、スラム。「世界一高い」スラムへご案内します。
Source: Tower of David, the World’s Tallest Slum
「高層スラム」があるのは南米ベネズエラの首都カラカス。
ここに住む、「不法占拠者」の数はおよそ3000人にものぼります。
「金融都市カラカス」の実現を夢見て建設が始められたこの高層ビル。
遠目から見れば、立派な商業拠点にも見えますが。
・・・しかし、細部は「未完成」だらけ。
なぜなら、この高層ビルは建設途中で放棄されたからです。
金融危機によって放棄された高層ビルには、多くの、あての無い人々が住み着きました。
コンクリートむき出しの内部。
不法占拠者の流入と同時に、この場所は「犯罪多発地」や「薬物乱用現場」として知れ渡りました。
しかし一方では、平和を求めてここに暮らす人もいます。
決して豪華とは言えませんが、思い思いの装飾が施された部屋。
人々はここに僅かながら、電気をひきました。
空が見える天井と、微笑みながら電話をする女性。
部屋からの眺めは最高です。
「高層スラム」が彼らのふるさとに。
この世界には・・・高層ビルの建設を始め、経済危機と共に撤退する人や企業がいる。
この世界には・・・捨てられた高層ビルに住み着き、そこで命をつなぐ人がいる。
テレビのニュースで連日報道される金融危機や経済不安。そしてスラム。
これらを違った視点から繋げて考える事で、“懸命に生きる人々”に出会うことができました。
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