SS Ayrfield; “森になった船”
SS Ayrfield(エスエス・エアフィールド)はオーストラリア、シドニーのホームブッシュ湾(Homebush Bay)に浮かぶ廃船です。木々が生い茂り、船というよりも“湾に浮かぶ森”のような姿からは、何か深いものを感じます!
Source: 102-Year-Old Abandoned Ship is a Floating Forest – My Modern Met
Images: 102-Year-Old Ship in Sydney Became A Floating Forest – Bored Panda
もう完全に“森”ですね!人間の造った船が、長い時を経て・・・最終的には森に。自然の力強さと廃船特有の哀愁を感じずにはいられません。現在の写真であるにも関わらず、この船が歩んだ歴史も伝わってくるのが不思議ですね。夕暮れ時のSS Ayrfield(エスエス・エアフィールド)を眺めるだけで、感情移入さえもしてしまいそうです。
ここホームブッシュ湾(Homebush Bay)には、20世紀の「役目を終えた」廃船がいくつも存在しています。その中でも最も“時の経過”を感じさせてくれるのがエスエス・エアフィールド。この船が製造されたのは1911年のイギリスで、1912年にはシドニーにて、蒸気で稼動する石炭船として使用され始めました。第二次世界大戦の時期には、太平洋地域で戦うアメリカ軍に備品を供給するために活躍しています。
時は流れ、1972年。遂にエスエス・エアフィールドは「引退」し、ホームブッシュ湾へ・・・。静かに歳を刻み、現在(2014年)では、103歳!皆さん、何か困ったことがあったらエスエス・エアフィールドに会いに行きましょう。“森になった船”が優しく包み込んでくれるかもしれません。・・・一つの船に対して、これだけ思いを馳せる機会は、他にないでしょうね。
- 瞬間移動の実現もすぐそこ?未来のスゴい旅行方法3選(実現間近!) - 2016年11月1日
- 【超欲しい】写真アプリの進化の結果→海外旅行にピッタリな「カメラ専用スマホ」が誕生! - 2016年11月1日
- 【ガチ】海外旅行で泊まれる…世界一怖い心霊ホテル6選(リアルな恐怖) - 2016年10月31日