【え?悪口なの?】使用を避けるべき「homely」の2つの意味

 

【え?悪口なの?】使用を避けるべき「homely」の2つの意味

 

「homely」の2つの意味をご紹介します。どんな言葉にも複数の意味があるものですが、「homely」のそれは厄介です。大きく分けて2つあるのですが、それぞれが、全く反対方向を向いているのです。

 

結論から言えば、いい意味と悪い意味の両方があります。それぞれ見てみましょう。どちらかの意味しか知らないと、どこかで、思いもよらない誤解が生じてしまうかもしれません。

 

「homely」のいい意味

 

まずは、「homely」のいい意味からです。「家庭的な」という意味があります。より詳しく言えば、家に関連した、暖かさや親しみやすさがあり、快適で魅力的だということ。褒め言葉です。これはイギリス(そして、大部分のイギリス元植民地)においての解釈です。まとめると以下のようになります。

 

homelyの意味その1

  • 国=イギリスと主にそれの植民地であった国々
  • 意味=家庭的な(家に関連した親しみを感じる、快適、魅力的)

 

「homely」の悪い意味

 

「homely」の悪い意味がこちら。「(特に人の顔について)平凡、魅力的でない」という意味です。先の意味とは完全に逆の方向ですね。こちらは、アメリカにおける解釈です。

 

homelyの意味その2

  • 国=アメリカ
  • 意味=(主に人の顔が)月並み、惹かれない

 

ブサイクよりはマイルドな言い方

 

ちなみに、もう少し細かなニュアンスのお話です。アメリカにおける「homely」は決して「ブサイク(ugly)」というほど直接的にダサさを表現するものではありません。どちらかと言えば「(特に際だったところがなく、平凡であることから)決して魅力的ではないよね」という(それはそれで傷つく)意味です。

 

「homely」の使用には注意が必要

 

以上でご紹介したように、褒め言葉にも悪口にもなってしまうので、「homely」の使用には注意が必要です。特に、読み手や聞き手が世界中のあらゆる人である場合には、誤解を避けるために使わないのが一番です。

 

明らかに、イギリスの人向け、アメリカの人向けという文脈であれば、使うことは可能(…であっても、敢えて使う必要は無い)です。褒め言葉の方はいいですが…アメリカにおける「homely」の意味にならないように(そして、そう思われないように)注意したいものです。不意に誰かを傷つけてしまうのは嫌ですからね。

 

さいごに

 

イギリスにいるときに、イギリス人の相手に対して、明らかに家などを褒めている文脈でなら「homely」を気兼ねなく使える…という風に、いちいち状況を確認するのは疲れそうですね。

 

これまでイギリス英語としてのみ「homely」の意味を知っていた人は、命拾いをしたかもしれません。アメリカ人の前では(または、国際的な場では)使わないことをお勧めします。

 

逆にアメリカ英語としての「homely」の意味のみを知っていた人にとって「いい意味もあったのか」と意外な発見だったかもしれません。聞く相手によって意味がガラッと変わるので…いずれにしても、できるだけ使用を避けたい言葉です。

 

 

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