【お金】経理や資金繰りで登場しがちな「discount capture」の意味と役割

 

【お金】経理や資金繰りで登場しがちな「discount capture」の意味と役割

 

今回のテーマは「discount capture」です。この言葉に出くわしたものの、日本語で調べてもなかなかしっくりくる説明が見つかりませんでしたので、その結果をまとめておきます。

 

どんな場面でよく使われるのか

 

まず、この言葉がよく使われるのが経理の話です。その中でも「account payable(支払勘定, 買掛金)」の文脈でよく登場します。

 

英語で「discount capture」に完全一致するページを検索してみると、その多くで、いかにして「invoice(請求書/インボイス)」における支払額を安くできるか、または、それによりどれだけ多くの恩恵が受けられるかが説明されています。

 

ここでポイントになるのが、請求書における「早めに支払いをすると金額が安くなる」という概念です。

 

例えば、英語で「2/10 net 30」と言うと「10日以内に支払うことで2%の割引が受けられる」ことを意味します。

 

「discount capture」はWin-Winな仕組み

 

早めに支払うことで、払う側は割引を得られ、受け取る側はキャッシュフロー的に安心できるということ。ここまでを踏まえると、「discount capture」は「(主に請求書の額を前払いすることによる)割引の獲得」という意味だとわかります。

 

参考

https://www.iofm.com/ap/process-improvement/discount-capture

https://r.basware.com/factsheet/basware-discount

 

コロナ禍で特に支払いについての柔軟性が求められる時には、このような選択肢を知っていることが重要かもしれません。また、「discount capture」の方法として、すでに契約をしている仕入れ先などに交渉を持ちかける、または、単純に先払いをすることで割引してもらえないか尋ねるといったやり方が一般的なようです。

 

 

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