【戦慄】サイト運営者が口をつぐむ「content pruning」の意味とは

 

【戦慄】サイト運営者が口をつぐむ「content pruning」の意味とは

 

今回のテーマは「content pruning」です。あまり聞き慣れない言葉ですね。ちなみに読み方は「コンテンツ プランニング」ではなく「コンテンツ プルーニング」です。マーケティング、特に、コンテンツマーケティングの文脈、または、SEOに関係して使われます。

 

「content pruning」の文字通りの意味

 

まずは、辞書通りの意味からです。「pruning」は「剪定する」という意味です。つまり、余計なものを刈り込む、除外するというニュアンスが強く感じられます。

 

「content pruning」の実際の意味

 

これが、「content pruning」というひとまとまりになると「余計なコンテンツを削除する」ことを意味します。ウェブサイトにある、要らないと思われるコンテンツのお掃除です。家の掃除を欠かしてはいけないのと同じで、サイトのお手入れも重要になります。

 

具体的にどんなことをするかというと、主に、古い(または質の低い)記事を削除します。

 

なぜコンテンツを削除するのか

 

でも、ウェブサイトでせっかく執筆、公開した記事やページを削除するなんて、考えるだけで身の毛がよだちます。髪の毛が逆立ちます。少なくとも、サイト運営者は、そうであるはずです。なぜ、そんな(自虐的行為にすら思える)ことをする必要があるのでしょうか?端的な答えは、サイトの見栄えが(…だけでなく中身も)よくなるから。具体的なメリットは以下の通りです。

 

  • サイトの記事のどれもが質の高いものになる→つまり、どのページに移動しても「ふむふむ」となる納得のコンテンツが用意されている状態(理想的ですね)
  • サイトの「クロールバジェット」が節約できる(※後述します)

 

理由1. 良きコンテンツだけを厳選

 

1つ目は、文字面の通りですので、問題ないでしょう。良い記事だけを残して、良きサイトに。そんな配慮です。大事な施策ですね。レストランでも同じで、何でもかんでも作ろうとするのではなく、自信を持って提供できる品だけに絞り込む。そんなアプローチです。ただ、決して誤解して欲しくないことがあります。決して記事やページの数が多いことが「悪」ではありません。

 

理由2. クロールバジェットの関係で

 

2つ目には説明が必要でしょう。クロールバジェット(「crawl budget」)という言葉は、日本語ではあまり浸透していないかと思います。そもそも「クロール」とは、Googleなどの検索エンジンのボットがサイトを調べ回ってインデックスする(検索対象に含めることであり「インデックス化」とも)ことを意味します。

 

予算を賢く使いたい

 

そして、「バジェット」は「予算」です。Google等のボットは高性能ですが、その「勤務時間」には当然限界があります。必然的に、1サイトに割かれるクロールの時間も限られます。サイト運営者たるもの、Googleには質の高いページを認識してもらいたいもの。そんな中で、質の低い、または古い記事がごろごろ転がっていたらどうでしょうか。そこで、クロールの時間や労力が無駄に消費されてしまうかもしれません。

 

見てほしいものだけ見せる

 

これを避けて、本当に見てもらいたい記事を十分にクロールしてもらえるようにするのが、「クロールバジェット」という言葉の背後にある、考え方です。「クロールバジェット」とは「クロールに割り当てられた時間や労力」であり、それを節約することに意識が向けられています。だからこそ、重要でない記事を削除するというアプローチが広く採用されているのです。

 

さいごに

 

さて、今回はかなり、SEOよりのお話になりました。「剪定を」と考えるほどに、自らのサイトの出来に恥ずかしさと罪悪感を抱くものです。特に昔の記事なんか、見るのも怖いくらい。それでも、直視しなければいけませんね。そんなわけで、Notion(最近お気に入りのワークスペース系アプリ並びにサービス)でデータベースを作って、毎年1回は更新する、というような習慣作りをしようと思います。かなり時間がかかる道のりです。一歩一歩進みます。

 

 

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