犬と飛行機に乗って海外旅行に出かける14のコツ【国際線での機内持ち込みの可否など】

 

を飼っていると海外旅行に行きにくいという声を時々耳にします。確かに旅行の間ずっと愛犬をペットホテルに預けて行くのは不安ですし、かわいそうになるかもしれません。特に国際線ともなれば、行き先によっては一週間以上の滞在になることもあり、犬を飼っている場合には躊躇してしまうのも解ります。ですが、本当はもっと海外旅行に行きたいと考えている人も多いはず。そこで、これからは犬と一緒に飛行機に乗って海外旅行へ出かけてみませんか?

 

おそらく、犬を連れて海外旅行へ行けるなんて考えもしなかったという人もいるでしょう。でも、しっかり準備をすれば愛犬と一緒に旅することはできるんです。その際に、愛犬との滞在先などはもちろん犬対応かどうかを考慮して選ぶ必要がありますが、まずは飛行機に乗らなければなりませんね。そこで、この記事では犬と飛行機に乗って海外旅行に出かけるにはどうしたらよいのか、そのコツをご紹介してみたいと思います。

 

準備編

 

犬と飛行機に乗って海外旅行に出かける14のコツ【国際線での機内持ち込みの可否など】

 

1. 犬を乗せるのは、貨物室 or 客室?

 

飛行機に乗る際には、大きな荷物などは預け入れ荷物として貨物室に乗せてもらいますよね。それと同じく、犬などのペットもケージに入れて貨物室に乗せるという決まりの航空会社が多く、実際に日本では国内線も国際線も犬を乗せるのは貨物室となっています。また、海外の航空会社を利用する場合にも中~大型犬についてはスペースの問題もあり主に貨物室に預けることになると考えられるので、愛犬のサイズや重量はよく確認しておきましょう。

 

とは言え海外では、犬も一緒に客室に乗せることができる航空会社もあります。犬と海外旅行へ行くなら、飛行機での移動中でも機内で様子をみながら同乗できれば一番安心ですよね。もし犬も一緒に飛行機の機内に乗せて旅行したい場合には、利用する航空会社が客室への犬の同乗を認めているかの確認はもちろん、利用する便で犬の機内への持ち込みが可能かどうかも要チェック。これは航空会社のペット輸送のルールのほかに、着陸する国の規制も関わってくるからです。例えば、イギリスやオーストラリアなどの国では機内持ち込みでのペットの入国を受け入れていなかったりします。これらを踏まえた上で、機内で愛犬と一緒に過ごすにはケージに入れて足元に置けるサイズであることが前提です。

 

航空会社の規定は随時更新されているため、ご自身で必ず最新情報をチェックして犬と飛行機に乗れるかを確認しましょう。今のところ犬を機内持ち込みで乗せられる航空会社には、次のようなものがあります(今後変更の可能性もあります)。ユナイテッド航空、エア・カナダ、ルフトハンザドイツ航空、スカンジナビア航空、スイス・インターナショナルエアラインズ、オーストリア航空、ブリュッセル航空、クロアチア航空、トルコ航空、アシアナ航空、デルタ航空、エールフランス航空、KLMオランダ航空、大韓航空、ベトナム航空、アメリカン航空、フィンランド航空、など。愛犬と飛行機に乗れるのはアメリカやカナダの一部の航空会社のみかと思っていた人も多いのではないでしょうか。これを見ると、航空会社ごとの様々な条件を満たした場合にはなりますが、大韓航空などアジアの航空会社やフィンランド航空やエールフランス航空などヨーロッパの航空会社も機内持ち込みを受け付けているようですね。

 

2. 犬を飛行機に乗せられる条件をチェックする

 

貨物室であれ機内持ち込みであれ、航空会社のペット輸送の条件はとても厳格に規定されています。犬を飛行機に乗せるためのケージを自分で用意するのは当然ですが、それに加えてケージのサイズや犬とケージの合計重量の規定も必ず満たさなければなりません。多くの場合、ケージはIATA(国際航空運送協会)規定に沿ったものである必要があります。換気用の窓が付いていること、車輪を固定できるか取り外せることなどの条件によりいつものお出かけ用ケージが使えるとは限らないので、予め飛行機での移動に合わせたケージがあるか準備が必要です。それから、航空会社や渡航先の国による多少の違いはあるものの、犬と飛行機に乗って海外へ移動するには狂犬病予防や混合ワクチンの接種がされていることが前提ですので注意しましょう。

 

3. 旅の支度をする

 

大型犬などで預け入れ荷物として犬を貨物室に預けざるを得ない場合には、飛行機の貨物室で長時間過ごすことになることを理解して、なるべく快適で安全な状態を用意してあげるのが重要です。短時間のドライブ時などと違い、飛行機での愛犬の移動にはケージ内にペットシーツを敷くだけでは足りません。実際に多くの航空会社のペット預け入れ規定にも書かれているように、夏場は保冷剤(もしくは代わりになるもの。利用する航空会社の規制を確認して用意しましょう)や冷感素材のマットを敷いたり、冬場は犬用のカイロやブランケットを入れるなど、温度対策が必要になります。

 

また、長時間の移動では給水機も必須ですので、忘れないように用意しましょう。それから、盲点なのが犬種ごとの留意点です。例えば長毛種やアンダーコートの多い犬種では暑さを感じやすくなるため、飛行機での移動の前に被毛のカットをしておくなどの配慮をすると安心ですね。また、残念ながらマズル(鼻の長さ)が短い短頭種のパグやブルドッグのような犬は呼吸器に問題が起きやすく、飛行機での移動には向いていないと言われています。愛犬が短頭種の場合には、どうしてもと言う場合を除いて陸路を選ぶか、獣医さんなどに相談して決めるようにすると安心かもしれません。

 

犬を機内に持ち込むことが可能な場合、上記の準備に加えて更に確認事項は増えるでしょう。まずは犬のサイズですが、前の座席の下にケージに入れたまま置ける大きさが航空会社ごとに規定されています。大まかな目安としては犬の大きさが7キロ以下程度であれば既定のサイズのケージに収まると考えられるものの、ケージは全体の大きさだけでなく各辺の長さの規定もあるのでよく確かめておきましょう。例として、エア・カナダは重量制限が10kgで犬の年齢の下限が12週間なのに対し、大韓航空は重量の上限が5kg、年齢の下限が8週間となっています。加えて、これは預け入れする際も同様ですが、愛犬がケージ内で立ちあがったり向きを変えられる広さも満たす必要があるので要注意です。また、ワクチン接種を前提として、健康状態の証明書が必要になる場合もあります。これらは事前の準備が必要ですから、出発前になって慌てないようにしたいところです。

 

さて、犬を機内に持ち込むと決めた場合には、もう少し検討することがあります。愛犬の性格は、機内で長時間沢山の人に囲まれて、様々な音や匂いのする環境で過ごすのに向いているでしょうか。大きさの規定ももちろんですが、愛犬がストレスで疲弊してしまったり、吠えて落ち着かないことがないよう事前に考えてみるのも大切です。事前にケージに入れて過ごしてみたり、短距離の移動にチャレンジしておくのも犬が慣れるのでよいですよ。

 

そして、ケージごと機内持ち込みになるということは、あなたの手荷物のひとつとしてカウントされることも見落とさないようにしましょう(つまり、機内持ち込みの手荷物の数がひとつ減るということになります)。更に、足元は愛犬のケージで埋まるので、もしハンドバッグを持ち込んでも頭上の荷物入れに入れることになる点もお忘れなく。必需品をさっと取り出せるポーチに分けておくか、犬のケージ側面に収納ポケットが付いているならそれを利用するのもお勧めです。

 

4. 予約をする

 

犬と一緒に飛行機に乗る場合、受けいれられる犬の数にはかぎりがあります。予め余裕をもって航空会社に連絡し、犬と一緒に乗るための予約をしましょう。預け入れ荷物として犬を飛行機に乗せる場合でも同様に、貨物室に預けられるペットの数には上限があるので予約をしましょう(この際、特に夏季は室温が外気の影響を受けやすいので、日中の便を避けることが勧められています。なるべく飛行機での日中の移動時間が短くなるよう旅程を組んでください)。

 

ペットと一緒に飛行機で旅行する際には、同意書への記入が必要です。事前に航空会社のウェブサイトなどで配布しているはずなので記入し、注意事項や準備が必要な内容について理解して備えるようにしましょう。

 

ちなみに、犬を連れて飛行機を利用する際には、国内線か海外線かに関わらず追加の金額がかかります。これは路線や距離、航空会社によって決められた金額になるので、犬と飛行機で旅行する際は心得ておきましょう。

 

搭乗日編

 

犬と飛行機に乗って海外旅行に出かける14のコツ【国際線での機内持ち込みの可否など】

 

5. 搭乗日の朝に散歩に行く

 

搭乗日の朝には犬の為の準備時間をなるべく作って、いつもより少し長めの散歩をすると良いでしょう。犬がフライト前になるべくストレス解消できるだけでなく、適度に疲れるので上手くいけば海外への長時間のフライト中に眠っていてくれるかもしれません。また、犬のエネルギーが有り余った状態で飛行機に乗るのは普段と違う環境でただでも興奮してしまうかもしれないので、リスキーとも言えます。愛犬に空港や機内で落ち着いて過ごしてもらうためにも、散歩に出てから空港へ向かえるようにしましょう。

 

6. 犬のトイレがある空港もある

 

デンバー国際空港やダレス国際空港のように、犬などペット用のトイレが設置されている空港があるのをご存じでしょうか?飛行機に乗ってい待ってからの長時間のフライト中は犬はケージ内のトイレシートを使うことになるので、せめて空港にいる間は犬用トイレが使えると良いですよね。また、”Pet relief area (もしくはAnimal relief area)”と呼ばれる「ペットの休息所」がある空港もありますから、なるべくこのような設備がある空港を発着便の空港として選ぶと良いでしょう。なお、ペットの設備がある場所は空港によってはセキュリティチェックの中にあったり、介助犬と同じ設備をペットも利用したりすることもあるので、スマートに利用できると良いですね。

 

7. チェックインはカウンターで

 

最近は飛行機に乗る何時間も前に、オンラインでチェックインできる航空会社が増えており、大変便利です。ですが犬と一緒に飛行機で海外旅行へ行くときには、犬を預け入れるか機内持ち込みにするかに関わらず、オンラインのチェックインではなくチェックインカウンターへ行ってください。カウンターでは犬がケージに安全に入っているか確かめ、また必要な証明書をチェックしたりして、ケージにタグを付けてくれます。これは航空会社がこの便に犬が乗ることを再確認する機会になる点でも重要ですし、なにより愛犬が航空会社の規定に沿って安全に旅する用意が出来ているかチェックしてもらうのは大切です。このカウンターでのチェックインは犬無しで飛行機に搭乗する時より時間がかかるので、余裕を持ってカウンターへ行きましょう。

 

8. 給水機はチェックイン後に水を入れる

 

犬を機内へ乗せる場合には、ペットボトルの水などはセキュリティチェックの後に買うのと同じく、犬の給水機もチェックイン後に水を入れます。保安検査場のガイドラインに沿っていない水は捨てることになるので、忘れずに容器は空のまま持って行きましょう。ただし、犬のおやつはケージ内に入れることが出来る場合があるようです。没収を避けるためチェックポイント通過後に封を切ってあげるのが良いものの、犬が落ち着かない場合には入れても良いでしょう。もしフライト前におやつをあげる場合には、愛犬が緊張やストレスでお腹を壊しやすい体質でないかどうかは事前に確認しておいてくださいね。

 

9. ケージの中でもリードを付けておく

 

意外と盲点なのですが、犬もしっかりとセキュリティチェックを受けることになります。この際、先ずはケージから犬を出し、ケージのみX線検査を通します。この間は犬をリードに繋いで連れておかなくてはなりません。この時にリードが付いていないと普段おとなしい犬だとしても興奮して時間がかかってしまうかもしれないので、スムーズに検査を受けられるよう予めリードを付けておいてください。続いて、犬が金属探知機を通る際にはリードを外し、飼い主が抱えて検査を受けることになるので落ち着いて臨みましょう。

 

フライト編

 

犬と飛行機に乗って海外旅行に出かける14のコツ【国際線での機内持ち込みの可否など】

 

10. フライトの待ち時間の過ごし方

 

飛行機に乗るまでの待ち時間は、犬の休憩所がセキュリティポイントの中に無い限りは愛犬をケージから出すことは出来ません。どうしても空港には早めに行くことになるので、この時間をどう過ごすかが難しい所ですね。普段から何もせずに落ち着いて過ごせるようトレーニングしておくことはもちろん、犬のお気に入りのブランケットやおもちゃをケージ内に入れておくことで待機時間への準備もできます。

 

なお、フライトの2時間くらい前になったら、なるべくご飯や多量の水分を控える方がいいというアドバイスも耳にします。成犬はもともと1日2食にしている人も多いと思うので、これは難しいことではなさそうですね。特に愛犬が緊張して食べたものを戻してしまう場合や、乗り物酔いしやすい場合には忘れずに食事時間をコントロールしてあげるのが大事です。もちろん、フライト中に軽いスナックをあげたり適度な水分補給をするのは大切ですので、いつものおやつなどを持って行き、水分は量をよく調節してあげるようにしましょう。

 

11. 搭乗

 

飛行機の機内への搭乗は、犬を連れていても優先搭乗にはなりません。大抵は他の乗客と同じタイミングで乗ることになりますから、慌てないように準備しておきましょう。犬のケージや他の荷物があって不安だと言う場合にはなるべく先頭に並んで搭乗するか、最後の方に搭乗して混雑を避けるのが良さそうです。座席に付いたら、犬のケージは前の座席の足元に安全に収納します。ちなみに犬と一緒に乗る場合は多くが中央席の予約になるので、窓側席などよりはスペースがあるはずです。

 

搭乗時は乗り込んでから席に落ち着くまでのことで頭がいっぱいになりがちですが、犬と一緒に機内へ入る場合には、座席のチケットに加えて飛行機に犬を乗せるための追加料金を払ったという領収書が手元にあると安心です。犬の追加料金についてはチェックインの際に確認されるので搭乗口にいる乗客はこれを支払い済みのはずなのですが、ごく稀にこの時点で領収書を見せるよう求められることがあるようです。従って、チケットホルダーなどに自分のチケットと併せて犬の領収書や証明書の類もまとめて持っておくと、もし聞かれてもさっと出せるので安心でしょう。

 

12. 機内での体温調節に気を付ける

 

これは私たち人間が飛行機の機内での体温調節が大事になるのと同じです。海外への飛行機は機内での時間が長いうえ、機内の温度は飛行機全体で一括して設定されています。暑いよりは寒い方が重ね着で調整できるという理由から涼し目に設定されていると言われていますが、これは体調などにもよるでしょう。犬は人間に比べて体が小さいので、その分、飛行機では暑く成ったり寒くなったりしやすいことにも注意が必要です。

 

上記を踏まえて、犬の場合について考えてみましょう。機内で犬と一緒に過ごす場合、体温調節は人間と同じ感覚では不十分です。まず犬は機内の床にケージを置いてその中でじっとして過ごすことになるので、比較的寒く感じやすい可能性があります。夏場でも、寒い場合にブランケットで温まれるよう準備したり、逆に暑そうにしている場合には客室乗務員に氷をもらって活用するなど、こまめに犬の体調を気遣ってあげるようにしましょう。飛行機の機内であまりにも体温があがってしまうとケージ内での調節には限界があるので、夏場などはトリミングで予め調整しておくことも大切です。

 

13. 犬に関する書類は旅が終わるまで持っておく

 

海外旅行の際には乗り継ぎがあることが多いだけでなく、ストライキやちょっとした旅程変更などによってフライトの変更を余儀なくされることが出てきます。その際に、同じ航空会社の便ならまだ良いのですが、変更する便が違う航空会社になってしまうということもあるでしょう。この場合、犬を連れて飛行機に乗るために提出した犬の健康証明書やワクチン接種などの書類が改めて必要になることがあるのです。もし手元に証明書を持っていなかったら、旅先の国にある獣医で健康証明書をもう一度書いてもらわないと飛行機に乗れない!なんていう事態になりかねません。そんな事態は避けたいはずなので、重要書類は手荷物に入れて持っておくなどして、飛行機の便を変更することになっても慌てないように備えましょう。

 

14. リラックスして海外への旅を楽しむ

 

犬と飛行機に乗って海外旅行へ行くときの最後のコツは、リラックスして過ごすことです。「なんだ、そんなことか」と思うかもしれませんが、初めて飛行機に乗る犬にとって、飼い主であるあなたの様子はとても気になるもの。もしあなたが終始落ち着かない様子でいれば、その雰囲気は愛犬にも伝わってしまうでしょう。体調はどうかなど愛犬の様子を時々気に掛けるのはもちろん大切なことですが、あまり頻繁にケージを覗いて眠る時間を奪ってしまったりすることのないよう、なるべくリラックスして旅を楽しむように心がけてみてください。きっと犬にも飼い主がリラックスしているのがわかり、飛行機での時間を安心して過ごしてくれるでしょう。

 

まとめ

 

この記事を読んで、犬を連れて海外旅行へ出るイメージが湧いてきたのではないでしょうか。犬を連れて海外旅行に行くとなると、やはり人間だけの時よりは準備が必要になります。とは言え、事前に準備をしておけば、案外できないことはなさそうですよね。

 

今まで犬を飼っているからと海外旅行に行くのを諦めていたひとは、愛犬を飛行機に乗せて旅行することも視野にいれてみてはいかがでしょうか。なお、この記事でご紹介したことは現時点での大まかな情報なので、実際に挑戦してみる際には利用する航空会社ごとの規定などをしっかり調べ、楽しい旅行になるよう準備して行ってくださいね。

 


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