【混同するとダサい】「hippie」と「hippy」の違いに要注意

 

【混同するとダサい】「hippie」と「hippy」の違いに要注意

 

今回は「hippie」と「hippy」の違いです。正直、全くの別物です。なぜこの2つを比べる必要があるのか、というくらいです。それでも、紛らわしい使われ方をしているのも事実ですので、考えてみましょう。

 

なんと、混同すると「ダサい」人の烙印を押されることになります。決してこれは私の意見ではなく…Washington State Universityによる発言です。詳しくは、続きをご覧下さい。

 

「hippie」の意味

 

「hippie」の意味は、日本語でも「ヒッピー」と言われるものです。すごく簡単に言えば、体制などに従わない(nonconformist)ライフスタイルを選んだ人々。1960年代後半のアメリカから始まったムーブメントです。日本語でもヒッピーとして定着しているので、これについては問題ないと思います。

 

「hippy」の意味

 

「hippy」の意味は「お尻の大きな(人)」という意味です。調べてみると、どうやら「hippy」が「hippie」の別の綴りとして紹介されていることがあるようですが、『Bryson’s Dictionary of troubleseome words…』では、これらは明確に違うものとして説明されています。

 

両者を使い分けることの意味

 

言葉は、無駄なく、誤解されることなく伝わることが重要です。そんな意味で、できる限り、混乱を招かない単語やフレーズを使うことが推奨されます。ですので、私個人の見解としては「ヒッピー」のことを言うのであれば、「hippie」に統一するのが無難だと考えています。

 

そして、もちろん「お尻の大きな」と言いたい(…あまり使うことはないような気はしますが)時には、「hippy」にしましょう。これで、無駄な誤解を避けることができます。

 

Wikipediaが「hippie/hippy」と言っている

 

Wikipedia(日本語)には「hippie」と「hippy」が同じことを指すかのような書き方がされています。気になってリンクをたどってみると、Lexicoには「hippy」に「ヒッピー」の意味があると書かれています。

 

一方で、Washington State Universityのこちらのページには、こう書いてあります。

 

A long-haired 60s flower child was a “hippie.” “Hippy” is an adjective describing someone with wide hips.

 

これの日本語での意味は、「髪の長い、60年代のフラワーチャイルドは“hippie”。“hippy”は、腰まわりの幅がある(つまりお尻の大きい)人を表す形容詞」です。明確に違いがあることを指摘していますね。さらに、説明の最後には、こう付け加えています。

 

Confusing these two is definitely unhip.

 

「この2つの言葉を混同してしまうのは、ダサい(unhip)こと」だそうです。もちろんここでは「hip」という言葉を、先の「hippie」と「hippy」にかけて、こじゃれた感じで使っています。

 

さいごに

 

煮え切らない結果ですが、私なりの解釈はこうです。

  • ヒッピー=hippie
  • お尻の大きな=hippy

 

これを前提としつつも、ヒッピーが「hippy」と書かれることもある。これくらいの理解にしておくといいのではないでしょうか。ですので、どこかで「hippy」という文字を目にしたら、どちらの意味もあり得るということです。

 

そして、自分が書く側になる時には、ヒッピーには「hippie」を、お尻の大きな(繰り返しますが、使う場面はあまりなさそうです…)には「hippy」を、というようにはっきりと使い分けたいと思います。

 

 

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