フリーランスのビジネスをやってきましたが(今では法人としての事業)、どこまで売り込んでいいのか、どこは引き下がるべきなのか、考えることがあります。正確には、最初の頃は、よく考えていました。今では、かなり明確な線引きができています。その辺りを、今お悩みの方にお伝えできればと思います。
1. 評判確立の足がかりとして
最初に、ビジネスに「協力してもらう」くらいなら、アリだと思っています。この線引きが曖昧になりがちですが、具体的には、こんなことです。
- あなたのFBページへの「いいね!」
- あなたが売っている商品/サービスへのフィードバック
これらであれば、あくまでも「協力」のエリアから出ることはありません。Facebookページに限らず、他にはTwitterでフォローしてもらう、Instagramでフォローしてもらう、といったフォローのお願いも含まれます。Facebookページであれば、簡単に、友達に対して、フォローのお願いを申請することができるので簡単です。
注意:これは、あまりに度が過ぎると、相手に迷惑をかけることになってしまいます。例えば、何個もFBページを持っていて、そのたびに、誰かれ構わずリクエスを送ると、嫌われることは明確です。さらに、提供するサービスや商品の種類に応じて、招待する人を選ぶようにもしましょう。
SNSのアカウントであれば、最初の数十人くらいを獲得できるだけで十分です。フォロワー「ゼロ」のアカウントだと、なかなか、他の人がフォローしたがらないものです。その「敷居を低く」するためのちょっとした作戦ですね。
2. 友達の勧誘は避ける
続いては、絶対に避けたい話です。何が何でも「勧誘」は避けましょう。ネットワーク(ネズミ講)ビジネスとして知り合いを勧誘する人と同じになってしまいます。私の場合は、自分がする側になったことはありませんが、昔の友人から勧誘されたことも、セミナーで会った人から勧誘されたこともあります。
昔の知り合いからFacebookで連絡が来て、ウキウキしていたのに、話しだしたら…「これをつければ水道の水がキレイになるよ…」という方向性です。ガッカリですね。自分はビジネスのために呼び出され、ただ利用されたのかと。アムウェイをはじめとして色々なビジネスがありますが、この場を借りてお伝えすると、友達を失う行為になるので、絶対に手を出さないことをお勧めします。
ちなみに、私のその知人(もう友人とは呼びづらい)には上司のような人がいてその人は高層マンションでパーティーを開いているようです。そこで、豪勢な成功したイメージを披露して、自らの下で働く人を確保しているのでしょう。
3. 買いたいと言われた場合の対応
続いて、こんな場合はどうでしょうか。友達にあなたがしているフリーランスの話をした結果「あ、そのサービス利用したい!」、「その商品ほしい!買わせて!」となった場合の話です。
答えは簡単です。それが明らかなあなたの売り込みの結果でない限りは、ありがたく受け入れていいのではないでしょうか。「友達や知っている人には絶対に売らないんだ!」と謎のポリシーを貫く必要はありません。やってはいけないのが、これを期待しすぎることです。「もしかしたら買ってくれるかな」という下心で、友達に会うたびにあなたの商品を見せたり、話をしたりすると、「何この人、売り込んでるじゃん」と思われます。
ここで、サービスと商品の違いについてです。サービスとして何かをしている人と、商品として何かを売っている人。それぞれで、言及の仕方に違いをつけるべきです。
サービスの場合
サービスの方が、自然に話すことができます。友達に対してであっても、あまり気にすることなく「〇〇をサポートする仕事をしていて」とか「イラストを描いているんだけど」とか、言えますね。普通に話すかぎり、これが宣伝のように聞こえることは、ほとんどありません。
商品の場合
商品を売っている場合には注意が必要です。「こんな商品を売っていて…」と言ってカバンから商品を取り出すとします。すると、相手は「わぁ、すごい」と興味を示してくれる人もいれば「ヤバイ、売り込まれそう」と身構える人もいます。自然な流れで「聞かれた場合にだけ、商品のことを話す」というルールは徹底したいところです。
私の知り合いの中には、オリジナルの商品を売っている人がたくさんいます。そのほとんどが、ちゃんと友達に対する勧誘はしてはいけない、そもそもしたくない、という倫理を持っている人です。ですが、中には、思いっきり「いつでも買えますよ」という匂いをプンプン漂わせている人もいます。こういう人は、どんどん友達を失うだけです。
私自身も、商品の販売も行なっています。まだ収入源に占める割合は微々たるものですが、貿易に近い事業です。もちろん、友達に対して、絶対に自分から商品の話をすることはありません。家の片隅に置いてあるのですが、友人が遊びに来ても、自分からそれを話題にすることもありません。
4. どんな場合に友達が顧客になるのか
ここまでを踏まえた上で、それでも、「結果的に」(決して狙うことなく)友達が顧客になることはあります。私の経験、そして、周りでフリーランスや個人事業をされている方々の例を総合して、「そうか、なるほど!」と思ったケースをご紹介します。
楽しそうにやってるね
まずは「楽しそうにやってるね」パターンです。あなたが今まで会社勤めだったものの、独立してフリーランスの仕事をしたとします。その内容は、フラワーアートだとしましょう。収入が安定し、今までよりも自由かつ裕福な日々を過ごせるようになりました。
その姿を見た友人が「すごいね」と興味津々。色々と仕事の内容を聞いてきます。そしてあなたが「フラワーアート業界で独立をするためのアドバイスをする仕事もしている」ことが明らかになります。あなたというロールモデルを見て、自分もそんな生活がしたいと思った友達が、あなたのコンサルティングサービスを購入する…という流れです。
非常にシンプルでありながら、売り込みがどこにもなく、そして美しいプロセスですね。これを行う大前提として、あなたがそのお仕事を楽しんで、活動を(宣伝にならないように)公開して、羨ましいと思われる日々を過ごしている必要があります。そして、それを身近で見ている友達が「自分もやってみたい」と思えるようになるのです。
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