「私は、楽な方、楽な方、と選んできた。そんな気楽な人生だ」という懺悔は、今まで、なんども耳にしたことがあります。あなたにも、思い当たるふしがありませんか?
目の前に難しい選択肢と、簡単な選択肢があったら、絶対、楽な方を選びますよね?そんな「楽をしがちな人生」を送ってきた人にありがちなのが、その生き方に、罪悪感を抱いていることです。日々楽な方を選びながらも、罪悪感を全く持っていない私が、大事な4つのことをお伝えしたいと思います。
1. 楽な方を選ぶのは悪いことじゃない
楽な方を選んでしまう、という事実に対して、どうか罪悪感を持たないでください。これが一番大事なポイントです。以下の、どちらかを選びましょう。
- 楽な方を選びつつ、気にしないようにする
- そもそも楽な方を選ばないで、超ストイックに生きる
上に2つの選択肢を挙げましたが、実質、2番目は存在しないに等しいです。というのも、人間は、ストイックを24時間365日続けるとはできない生き物だから。
ですので、選択肢は1つ。楽な方は選ぶ。それは、人としての本質だから、仕方がない。その上で、いかに罪悪感に振り回されないか、が重要です。どれだけ一流のスポーツ選手であっても、気持ちが落ち込んだり、やる気が出ない時もあります。彼らのすごいのは、モチベーションを常に100に維持することではなく、やる気が出ない時でも、物事を続けるシステムを作っていることです。
茨の道を進め…という名言
よく「茨の道を進みたまえ…」というような名言がありますよね。難しい方を選べば、人よりも大きな成功を得られる。というものです。もちろん、この言葉には説得力があります。
大きな決断をする際には、このような考え方をしてもいいと思います。しかしながら、日々のあらゆる選択で「全てをイバラにする」ことなど、誰にもできません。また、そもそもこの名言が存在するのは「楽な道を選びたがるのが、人間のさがである」という事実の裏返しですね。
2. 楽をするのは人間の初期設定
人間は「楽をする」プログラミングのもとで、“製造”されています。もはや、これを変えることはできません。脳は、エネルギーというものを非常に大事にしています。これがなくなると、動けなくなります。
ですから、日頃から、できる限りの手段を用いて、エネルギーを無駄にしないようにします。これが基本原則です。もし、面倒でエネルギーを大量に消費してしまう選択肢と、楽で、エネルギーを節約できる選択肢があったら、脳は必ず後者(楽な方)を選びます。
これは決して人間に限ったことではなく、あらゆる生物に見られる基本原則です。ナマケモノが非常に、わかりやすい例です。ゆっくり動くのは、省エネのためです。主食とするのは葉っぱで、ご存知の通り、葉っぱには多くのカロリーがありません。わずかな、カロリーの低い食事でも、十分に生存できるように、常に、エネルギーを効率的に使っている、ということですね。
ちなみにナマケモノは、意識して「はやく動かないようしている」訳ではなく、危険があっても「高速モード」に切り替えられる訳ではありません。ナマケを、最大の生存の武器にしているのはすごいインパクトですが、エネルギーを消費するという意味では、ごくごく自然なことです。
アプリなんかも、ナマケ人向け
この世の中のあらゆるものが「人は怠ける」という前提のもと、つくられています。アプリやウェブサイトのデザインを考えてみれば、すぐにわかります。開発者やウェブデザイナーは、例えばあるアプリが、楽をしたがるユーザーをいかに喜ばせられるのかを考えて、インターフェースなどの設計を行います。
3. 「楽」と「きっちり」は両立できる
そして、よくある誤解がこちらです。「楽をしがちな人」が「きっちりしている人」の対義語のように使われることが、非常にあります。しかし、楽をしながら、きっちりすることはできます。
むしろ、できるかぎり楽をしたい、と思うのは皆に共通していることです。その上で、策を講じている人が、いわゆる「きっちりしている人」という印象を人々に与えている訳です。
ですので、もし「きっちりした人」になりたいのならば、楽をしながら、きっちりできる方法を探すことです。ちゃんと答えはあります。私が実践しているのは、「気合いが一切いらない、習慣づくり」です。続いては、最終的に、誰でも真似できる、そして、皆にご自由に(気楽に)真似してほしい習慣の話へと進みます。
4. 楽をしながら良い習慣を作る
繰り返しますが、楽をしながらでも、良い習慣は作れます。むしろ「モチベーションMAX人間になろう」とするから、多くの人が、三日坊主で終わります。三日坊主の最たる原因は「モチベーションは、1,2日しか続かない」という真理をどこかに置いてけぼりにしてしまっていること。
何か、理想的な習慣を考えてみましょう。例えば、簡単でありながら、続けるのが難しいことでは…ランニングなどがあります。ダイエットでもなんでもいいのですが、ランニングをしたい、と決心。初日はやる気が200%で、頭から湯気が出そうなくらい。しかし、3日、4日と経つうちに…また、挫折。そして、記憶の彼方へ。
これをなおすには「自分が、どれだけ楽をしたがるかを認識する」ことからです。楽をする生き物なのだから、楽しかしない人間(もちろん私も、その一人です!)に効果のあるシステムをつくらなければなりません。
ハードルを思いっきり下げる
様々な方法がありますが、1つ目はハードルを下げることです。やる気が頂点の時に決める目標は、往往にして、難しすぎです。ですので、非常に簡単なものにしましょう。
具体的な時間を決めてしまう
同時に、具体的な時間を決めることも重要です。「毎日、とりあえず走る」ではなく、「毎朝、7時15分に走る」といった具合です。
ちなみに、上のように「15分」であったり、他には「47分」など、細かな数字を決めた方が、人間は覚える傾向にある(そして、ごまかさない傾向にもある)ので、おすすめです。
行動をするための合図を作る
また、その習慣を自分に思い出させるための合図として、その前に、何かをすることも効果的です。例えば、朝起きて、顔を洗ったら→タオルを首にかけたままにする→そのまま運動着に着替える→47分に家を出る…など。このように明確なステップが決まっていると「気合いを入れずにも」自然に、習慣を続けられます。
終わりの時間も決める
加えて、終わりの時間を設定することも大事です。出来るだけ、すぐ終わるようにしましょう。ランニングを毎日30分などとすると、多くの人にとって、難しすぎる目標になり、結果、嫌になるだけです。ですので「絶対に、6分走ったら、そこで何があっても、強制終了」と決めます。極端な話、これくらいに短い方が、毎日続けられます。習慣の大事なコツは、簡単にして、意志の力が弱くても、続けられるようにすることです。
さいごに
楽はどんどんしましょう。むしろ、意識しなくても、することになります。その上で、うまく「ナマケ設定」担っている自分を操作するためのシステムを作ることです。これで、どんな困難な習慣でも身につきます。
ただし、習慣構築には、順序が必要ですので、まずは、簡単なものから始めることをお勧めします。簡単なものを成功させて、自信をつけて、ちょっとづつ難しいものへ。楽をして、罪悪感はゼロ。素敵な人生です。
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