鉛筆っていいですよね。素朴で、あたたかみがあって、そして、クリエイティブ。文字を書くことも、絵を描くこともできます。あふれる才能を発揮するには最高のツールでしょう。しかし、これだけではありません。鉛筆には、無限の使い道があります。今回ご紹介するのは、素敵なお母さんが、その息子に捧げた「魔法の鉛筆」の話。そうです、鉛筆には、素敵な魔法が宿ります。
それでは、早速、ある学校の先生の体験談に迫りましょう。Facebookで、こんな投稿がありました。
先生が生徒から鉛筆を借りたところ
Amanda Coxさんの投稿を辿ります。
「今日、鉛筆が足りなくなり、子供たち全員に、机の中にある鉛筆を全部出してくれるようお願いしました。一人の生徒から、お母さんから渡された鉛筆をとっておいてもいいかと聞かれたので、もちろんいいよ、と答えました。すると、彼は“クラスの他の子達も使えるようにやっぱり少し分けてあげる”と言いました。私はあまり深く考えずに、その鉛筆を回収しました」
鉛筆に何か書いてある…
「鉛筆を削っていると、そこに何かが書いてあることに気がつきました。生徒のお母さんが、鉛筆にメッセージを書いてたのです。先ほどの生徒に他の鉛筆も見せてもらえないかとお願いしました。そして、そこに書いてあったメッセージを読んで、感動してしまいました」
・あなたにはとても才能がある。
・今年は素晴らしい年になる。
・あなたはクリエイティブ。
・あなたは素晴らしい。
・諦めないで。
・あなたならできる。
・あなたは賢い子よ。
言葉の持つ意味
「メッセージを書くのにかかった時間は、ほんの数分かもしれませんが、それが彼の学校での一日を特別なものにしました。その生徒は、母親が鉛筆にメッセージを書いたことに対して恥ずかしいと思っているようでもありませんでした。彼のお母さんのおかげで、自分に自信が持てるようになり、クラスメイトにもその気持ちを共有したいと思ったのです」
親と教師の学び
「これは、子供達に言い聞かせるべきことだと思います(両親も教師も両方)。自分が大切で、才能があり、愛されていて、賢い人間だと言われたときの子供の顔を、思い浮かべてみてください。彼らのことを信じている人、誇りに思っている人がいる、ということを実感させてあげてください」
「安っぽい、時間がない、あまり意味がない…などと思う人もいるかもしれませんが、これらの言葉を伝えられるのは、あなたしかいないかもしれない、ということを忘れないでください。そして、子供は誰しも自分の価値を理解する必要があるのです。だから、私は教師を続けています」
感激した人々からのコメント
「自分が特別な存在だと感じさせてくれる最高のお母さん。そしてそれを共有する息子も最高。こうゆうことがもっと広まればいいですね」
「私は教師をしていて、普段から生徒が必要な時に備えて(毎度のことですが)黄色の鉛筆を余分に持っています。今年は、この素晴らしいアイデアを真似してみたいと思います。お母さんには、盗作で怒られないといいですが」
さいごに
登場人物が皆、素敵。ちょっとした時間を惜しまずに、子供に愛を注ぐお母さん、その愛情を恥ずかしがらずに周りに広める子供、そして、心温まる話を世界に共有しようと決断した先生。そして、このお話に癒される(私たちを含めた)世界の人々。
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