今回は、中国、張家界市にある「大峡谷玻璃大橋」をご紹介します。色んな意味で怖い橋です。死ぬまでに一度は、ここを歩いて肝を冷やしてみたいかも?
Useful source: 張家界市, Zhangjiajie Glass Bridge
張家界国家森林公園の壮大な景色
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張家界国家森林公園は、霧の立ち込める森、そびえ立つ砂岩の柱などなど、魅力的な自然でいっぱいの観光地。
『アバター』の元になった絶景
なんと、1日数千人もの観光客が(中国の人口を考えれば屁でもないですが…)訪れます。実はこの場所、ジェームズキャメロン監督のあの有名な映画『アバター』の景観にも影響を与えたと言われています。
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しかしながら、最近、この場所に押し寄せてくる観光客のお目当ては…岩や木ではなく、この橋です。橋と言っても木でもロープでもなく、そう、ガラスで作られています。長さは426メートル、高さは274メートルもあります。よくもまあ、ガラスで橋を作ろうなどと挑戦したものです。
ガラストレンドで大峡谷玻璃大橋が誕生
この橋がオープンしたのは、2016年夏のこと。今考えてみると、ガラスで作る建造物は、当時のトレンドだったのかもしれません。大峡谷玻璃大橋の魅力(そして、恐怖の原点?)は、自分の足元からこの美しき自然を見下ろすことができること。
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高さ、視覚による効果もありますが…世間一般に繊細だとされている素材「ガラス」を使っていること(そして「中国」にあるという事実)がスリルを何十倍にも高めてくれていますね。
他のガラスの橋ではひび割れ事件も
決して、中国の技術についてどうこう言っている訳ではありません。ただ、補足を付け加えるとすれば、中国にある別のガラス製の橋で、完成からわずか2週間後に、訪問者の足元にひび割れが発生するという事態が発生しています。
政府:「危険はない!」
関係当局は、ガラスのひび割れは表面的なものであり危険はないと発表しましたが、観光客が恐怖を感じたのも無理はないでしょう。大峡谷玻璃大橋が完成したときには、橋の頑丈さを証明するために、橋の上を車で通過したり、厚さ数センチのガラス板をトンカチで叩いたりするなど、多くの宣伝用のイベントが行われました。
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橋はテストには合格しましたが、安全の確保のために一度にガラスの橋を渡ることができるのは600〜800人(それでもかなりの人数ですね!)までに制限されています。
間違いなく「色んな方向から」のスリルが楽しめますね。
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