4つの項目でお届けする「impressive=印象的」だとはあまり言えない説

 

今回は「impressive」の意味と、これが日本語にされる時に誤解を生みがちな理由をご紹介します。

 

英語ではよく「impressive!」という風に使われますね。もちろん、こんな感嘆符がついた感じではなくとも(ビジネスシーンなどでも)普通に登場します。だからこそ、臨機応変に正しい理解をしたいものです。

 

1.「impressive」の辞書的な意味

 

まずは、辞書によく載っている「impressive」の訳から意味を考えてみましょう。

 

  • 印象的な
  • 感動を与える

 

こんなところでしょう。まずは、これらを正しく理解しないで、英語の文章を読んだとします。そして、なんとなく「印象的な」という意味しか記憶していないと、ミスが発生する可能性が大いにあります。

 

2.「印象的な」は悪い意味にもなる

 

例えば「impressive portfolio website」を「印象的なポートフォリオ(作品を紹介するための)ウェブサイト」と訳してしまうと、なんか違う気がしませんか?

 

ここで注目したいのは、日本語で「印象的」と言うと(普通はいい意味ですが)よくない意味にもなることがある、ということ。

 

「印象的なお名前ですね」と言われると…なんだか純粋に喜べないですよね?

 

3.「impressive」が「すごい」を意味する

 

もう一つ覚えておきたいのが、単に「すごい、素晴らしい」という意味です。この訳語が辞書で紹介されるかはわかりませんが、単純にそんな意味で使われることもあります。

 

例えば、上の例では「印象的なサイト」の代わりに「記憶に残るすごいサイト」くらいにしてもいいかもしれませんね。このような意味を強調する方がしっくり来ることがあります。

 

特に、会話で「impressive!」というような場合には「印象的ね!」ではなく「すごい!」とか「素敵!」の方が自然ですね。

 

4.「impressive」と「impressed」の使い分け

 

続いては、ちょっとしたおまけですが「impressive」と「impressed」の違いについても、触れておきましょう。これらの使い分けは簡単です。

 

  • Your work was impressive!(あなたの仕事は素晴らしかった!/素晴らしい仕事をした!)
  • I’m impressed! (感動した!)

 

上の例からわかるように「impressive」は事や物に対して使います。そして「impressive」は自分などの、感銘を受けた主体に対して使います。

 

 

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