「drop phone/burner phone」という面白い言葉に出会いました。今回はこの言葉の意味に迫りたいと思います。知らない人のためにヒントを出しておきますと…犯罪、サスペンス、警察モノ…といったキーワードに関係しています。
「drop phone」というレアな言葉?
実際、私が映画で目にしたのが「drop phone」なのですが、これについては、調べてもなかなか、それらしい意味がわかりませんでした。そんな中で、どうやら「drop phone」が「burner phone」と同じ意味であることが判明しました。さらに調べてみると、実際には「buerner phone」という言葉の方が一般的なようです。
「burner phone」の意味
「burner phone」は「(買って使ってすぐに使える)プリペイド式の携帯電話」という意味です。これがなぜ、サスペンスと関係しているかというと…御察しの通り、犯罪に使われることがあるからです。犯罪者からすれば、身元が隠せて、用が済んだらすぐにポイできるなんて、理想的な携帯電話ですね。
「burner phone」はアプリにもなり得る
先ほど、プリペイド式の携帯電話である、という説明をしましたが、実は、アプリというパターンもあり得ます。さすが現代、とでも言うべきかもしれませんが(それを言っている時点で私が古い…)必ずしも携帯電話である必要はなく、アプリを介して、一時的に使える(使い捨ての)電話番号を取得できるものも「burner phone」の定義に(おそらく本来の意味から広げた解釈でしょうけど)含まれるようです。
これについては、以下の記述を参考にしています。
A burner phone can be either an app or a standalone phone that allows you to create a temporary, or unidentifiable phone number that can’t easily be traced back to you as a person.
一時的な、または、身元の追跡ができない電話番号を作ることのできる、携帯電話またはアプリ…だとされています。つまり、ここでのポイントは「サッとつくって、サッと消せる電話番号」ということです。犯罪の匂いがプンプンします。
「burner phone」アプリって?
「本当に“burner phone”アプリなんてあるの?」と気になったので調べてみました。すると、ありました。あるもんですね。それが「Hushed – 2nd Phone Number」です。第二の電話番号という、うたい文句です。これを、実際にはどんな用途で使うのか、と思いますよね?これについても調べてみました。アプリの説明画面に書いてあります。
2つピックアップすると、以下の通りです。
- 広告を出した時の連絡先として使える(興味がある方は〇〇へお電話ください、という使い方→自分のメインの電話番号は使わないのでプライバシー面で安心)
- 海外への電話を安く済ませる(うまく国内電話という扱いにできるらしい)
上のアプリには、60以上の国の電話番号が作れると書いてあります。旅をよくする(世界X周生活)私としては、とても気になります。例えば、ベトナムにいながら、イギリスのホテルに(イギリスの電話番号を取得して)かける、なんてこともできるのかもしれません。また、ブラジル旅行中に、日本の電話番号で日本の家族や友人にかける、ということも可能かもしれません。Skypeを使うよりも安いのであれば、アリですね。これについては、次に機会があれば試してみたいものです。
さいごに
今回は「drop phone」という言葉からはじまり「burner phone」の意味に迫り、最後には、旅先からスマホ(iOS)で使える便利なアプリまで紹介する、予想外のかたちになりました。最初にこの言葉の意味を知った時には、自分には縁のない、サスペンス映画の中の話か、と思いましたが。今となっては、アプリという便利な選択肢に非常に惹かれています。
もちろん、用途は、健全です。国際電話でお困りの方は「burner phone」をアプリとして使ってみるのがいいかもしれません。くれぐれも、悪用厳禁でよろしくお願いします。実際、旅先でサクッと電話番号を取得できると便利そうですね。SIMカードをいちいち買うよりも簡単そうです。
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